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2011年07月19日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H23 7/19号)

今回のテーマ:「震災復興期の集客と企業PR」後編              H23/7/19

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
中條 達也
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「いらっしゃいませ!」

「お客様は何名で、お越しですか?」

「お名前を記入して、しばらくお待ち下さい。」

「3名様でお待ちの、○○様〜!」

「お待たせしました。」

「こちらへどうぞ〜!」



かなりの大繁盛です。

(^_^)



「申し訳御座いません〜。」

「ただいま、約40分ほどお待ちいただいております。」

「いらっしゃいませ〜!!」



このお店、どこにでもある普通のお店なのに、

次から次へと、お客さんが絶えません。

(@_@)



●こんにちわ、中條です。


今日は、消費者ニーズについてお話したいと思います。



個人的なお話ですが、私は日経BPをよく読みます。

この日経BPによると、この春より、夏に向けて

消費動向が変化しているみたいです。



というのも、あくまでも統計データですが、

5月頃までは、消費に対して『自粛ムードが41%』だったのに対し、

6月からは、『自粛ムードが20%』に減少しているようです。



その半面、

消費へ走る動きが

5月には、58%だったものが、

6月には、78%に上昇しています。

(^_^)



今の時点で、売れ筋の商品は、

ソウルマッコリ、ヘアアイロンミニコテ、ショットノート

ポケッタブルシューズ、プリウスα、Fine Pix X100

ルックまめピカ、ロキソニンS、マーフィーのケンブリッジ英文法

などなど。



今までの数倍〜数十倍の売れ行きだそうです。

(@0@)



不況下であろうが、どんな時代にも、ヒット商品があり、


お客さんの『共感』や『納得』の度合いが、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その商品の売れ行きを左右させているみたいです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(参考まで)



●売れるには理由がある。


さて、

冒頭で挙げている「いらっしゃいませ〜」の内容は、

何の変哲もない、一軒の飲食店です。

有名なチェーン店でもありません。

しかし、行列ができているんです。



不思議です。

(?0?)



しかもその飲食店は、お洒落なカフェ、

ではなく、

普通の回転すし屋さんです。

ますます不思議です。

(?0?)



(有名店でもないのに・・・)


(今後流行るだろうと

時代を先読みして出店したわけでもないのに・・・)


(ブームが去った後なのに・・・)


それでも、行列ができるお店になった!

これは何か理由がありそうです。

(ー_ー;)



先ほど、売れ筋商品を紹介しましたが、

飲食店に限らず、

マッコリ、車、カメラなど

この数ヶ月で、売上が急上昇している理由って・・・

なんだろう?!



じっくりと考えていると、

これらの商品には共通点があるのに気付きました。

(^0^)/



●その共通点とは?


食品・自動車・家電・衣料・旅行など

他の業界の販売戦略をじっくり調べてみると、

時代背景を考え、各企業が力を入れる方向性が見えてきました。



売れ筋の商品に共通している連想ワードは、

『省エネ』『安心』『性能』『復興支援』

『低価格』『安全』『品質』

じゃないかな?と思います。



さらに、その理由として、

(支援)社会貢献を想像できる内容

(省エネ)ストック出来る備蓄商品または、リサイクル商品

(安心・安全)定番回帰、本物志向

という商品が注目を浴びている気がします。

わたしだけでしょうか?

(^_^)



●行列の理由は?


さて、回転すし屋さんのお話に戻りますが、

その回転すし屋さんを、じっくりと調べてみました。

すると、行列ができる秘密が見えてきました!



その秘密とは・・・



珍しいメニューを取り揃えているわけではないんです。

際立った販売手法を取り入れているわけでもないんです。



行列ができる秘密、それは、

ただ出店した場所が、中華街だっただけ。

(@0@)



どういうこと?



中華街と言えば、中華料理が当たり前、ですよね。

需要があるのか?と思わず疑ってしまいます。

しかし、お店に来るお客さんをじっくり調査すると・・・


・連泊の観光客

・外国人の観光客

・中華街の近所に住む住民


が半数を超えているそうです。



中華街で和食?と疑問に思ってしまいますが、

隠れたニーズに上手く合致したみたいです。

(^_^)



老舗のお店じゃなくても、(新規でも)

有名なチェーン店でなくても、(規模が小さくても)

消費ニーズをしっかりと捉えられれば、

ヒットするんですね。



隠れたお客様のニーズに合わせた、

大ヒットしそうな内容を発見されたら、

皆さんも教えてくださいね。

(^0^)




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○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



今回のテーマ「復興期の集客と企業PR」前編



■「強い・早い・安い」家で復興支援


地震や津波で家を破壊され、多くの財産を

失ってしまった人々が求めるのは、

災害時にシェルターとして機能する「強さ」、

1日でも早く入居可能な「早さ」、

そして経済的に無理せずに購入できる「安さ」です。



まずは「強さ」ですが、多くのメーカー、ビルダーから

発売されている復興支援住宅のほとんどが、

標準仕様で性能表示の耐震等級3をクリアしています。

さらに制震パネル等の装置を標準化している企業もあります。



「早さ」に直結する工期については、ほとんどの商品が

プランを限定することで30〜60日程度としています。



工期が発表されている商品では45日程度のものが多く、

最短は6プランに限定し、30日で竣工という商品です。



プラン限定以外の工期短縮策としては、コンテナを転用して

開口部と断熱材を設置するという大胆な工法の採用や、

1日当たりの作業時間を延長することで日数を短縮する

という方法も見られます。



さらに、照明やカーテン、エアコン等をフル装備して、

完成後すぐに生活を始められるように配慮した商品も発売されています。



価格は、安いものでは税込680万円〜(木造軸組み・平屋・約49平米)

という商品があります。



自由設計でありながら短工期(最短45日)、耐震等級3、省エネ等級4、

省令準耐火仕様、太陽光発電搭載という高スペック商品です。



発売元によると、全国400社の工務店による共同仕入れの

スケールメリットを活かし、この価格とスペックが実現した

ということです。



価格が発表されている主な復興支援商品の中で、床面積当たりの単価が

最も安いのは、住宅FCを主宰するH社で、税込903万円

(木造軸組み・2階建・73平米・坪単価40.8万円)という商品です。



こちらは7プランに限定しているものの、標準仕様で耐震等級3、

次世代省エネ、全居室LED照明、カーテンが装備されています。



復興支援商品は確かに低価格ですが、それでも被災者にとって

1000万円前後の出費は、決して軽いものではありません。



住宅金融支援機構では、金利を5年間減免する

災害復興融資を開始しましたが、独自の復興支援ローンの

新設を検討している住宅会社もあります。



上限2000万円で、当初2年間は金利ゼロ、3年目以降は変動とし、

住宅金融支援機構の融資よりも割安になる可能性もあるようです。



■「次の災害」を想定する


前述のH社の商品では、雨水タンクや採風サッシなども標準採用し、

さらにオプションで太陽光発電+オール電化のエコ仕様を設定しています。



震災が引き起こした水や電力・燃料の不足は、「エコ=防災」

というイメージを強める結果となったようです。



もちろん、災害時に役立つのはエコ設備だけではありません。



5月初旬から復興支援住宅を販売し始めたF社が、

6月に発売した第二弾商品は「強い・早い・安い」に加え、

非常時でも安全・安心に暮らせる工夫を盛り込んだ、

自由設計住宅です。



標準装備は下記の通り。



・太陽光発電システム3kW、LED照明(脱衣室、トイレ、廊下)

・制震パネル、自動消火装置

・停電時に太陽光発電システムから電力を供給する非常時電源切替システム

・停電時に自動点灯するLED足元灯(取り外して懐中電灯としても使用)

・非常時の生活用水を確保するエコキュートと雨水タンク

・食料品ストック収納、生活用品ストック収納



以上の設備のほか、家具の転倒による負傷を防ぐために、

タンスごと収容できる納戸を設けたり、家族の寝室を同一フロアに集約し、

階段を降りたらすぐ玄関や開口部から外に出られたりなど、

災害時の避難をスムーズにする設計としています。



また、リビングや和室を道路側に設けて縁側のような空間を作り、

近隣と交流しやすい環境づくりも行います。



これは、日常的なご近所づきあいを促進することで、

いざという時に自然と助け合いの意識が生まれるようにとの

配慮から提案するものです。



この商品の坪単価は税込51.8万円〜。



二世帯同居や親族同居といった、被災地で多い要望にも

柔軟に応じられるようにとの配慮から、自由設計となっています。



■自社の取り組みを積極的にアピールしよう!


住宅業界では、以上紹介してきたような直接的な顧客サービスだけでなく、

CSR(企業の社会的責任)活動も、積極的に行われています。



その内容は、被災直後の物資の救援や仮設住宅にはじまり、

自治体へのLED街路灯の寄贈、木材など被災地産の

資材・設備・機器の積極採用、節電の徹底、サマータイム制や

ノー残業デーなど就業形態の変更、自家発電の実施など様々です。



被災地では、自身が深刻な被害を受けながらも、

復興のために奔走している工務店もあります。



こうした多くの活動は、マスコミ、企業のニュースリリース、

ホームページ、ブログ等を通して日々消費者のもとに届いています。



こうした活動を自らアピールするのは、

あざとい気がするという方もいるかもしれません。



しかし、いま被災地で家を建てようと思っている人々は、

時間も予算も限られた中で、様々な情報を欲しているはずです。



適切な情報とサービスを、それを求める人々に

適切に提供していくという姿勢が、復興の一助となり、

結果的には自社にも利益をもたらすことになります。




(情報提供:住宅産業研究所)

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