埼玉県に本社を置き、埼玉、群馬、栃木、茨城、千葉を中心に「アルネットホーム」ブランドで注文住宅事業を展開する大賀建設は、６月６日に群馬県伊勢崎市にある地域最大級のショールームをリニューアルオープンしました。
大賀建設では、住宅展示場の他に「ラヴィング」という名称のショールームを営業エリア内の8ヶ所に配置し運営しています。各ショールームでは、「ジャパニーズモデル」、「モダンモデル」、「カントリーモデル」の３つの異なるデザインテイストの世界観を体感することができ、家づくりを考えている家族が好みのライフスタイルを発見するヒントになるような展示が行われています。
リニューアルオープンしたショールームの「ラヴィング伊勢崎」では、３つのデザインテイストモデルに加えて、カタログでは分かりにくい「断熱」、「制振」、「インテリア」、「無垢」を感覚で理解することができる４つの性能体験コーナーを新たに設置し、「体感スクエア」として活用しています。
断熱性能体験コーナーでは、真冬を想定した外気温が0度の状態の「断熱性能を高めた家」と「一般的な家」の内部を再現した２つ部屋を用意し、どれだけ温度の違いを感じるかを体感することができます。また、高い断熱性能を保つためにはサッシ選びが重要ということで、同社で取り扱っている数種類のサッシ商品を展示し、実際に触ってサッシの冷え具合や結露の付き具合等の性能の違いを体感することができるということです。さらに、床や窓等のポイント毎に温度計やサーモグラフィカメラを設置することで、視覚的に断熱の重要性を理解できるようにしています。
制振装置体験コーナーでは、「制振装置を付けている家」と「付けていない家」の躯体を再現し、起震機を使って櫓を揺らし、制震ダンパーの有無による地震の揺れの感じ方の違いや、制振ダンパーを付けることで地震の揺れがどれだけ早くおさまるのかを体感することができます。
インテリア体験コーナーでは、質問に答えることで好みのインテリアスタイルを診断し、室内の壁や床、建具等の色味や素材の入れ替えをタブレットで操作しながら、大画面モニターに具体的な好みのスタイルを映し出すことができます。また、８種類に分類されたテイストの異なるインテリアデザインブースを順に見学することで、自身に合ったインテリアスタイルを見つけることができるということです。
無垢床体験コーナーでは、一つの部屋に床材を貼り分けて展示しています。同社の標準仕様である無垢床材に素手や裸足で触れることができ、木材が本来持っている心地よさやぬくもりを感じることができるようになっています。また、無垢床ならではの表面温度の高さや調湿作用等も計測器を使って実感することができるということです。
年間を通して真冬環境を再現した体感施設
ヒノキヤグループは、同社が開発した新時代冷暖システム「Z空調」の冬の暖かさを1年中体感することができる施設「ZOOON（ゾーン）」を栃木県栃木市内にオープンしました。同施設には、外気が 0～1度に建つZ空調を搭載した家と、ZEH仕様の家の部屋が体感ルームとして再現されています。24時間連続運転で家中をまるごと空調するZ空調の家は、寒い冬の状態においても居室全体だけではなく、廊下や脱衣所、トイレ内に至るまで、むらなく暖かいということが特徴で、施設内では実際に温度を体感できるのに加え、リアルタイムで計測されているサーモグラフィ画像でも各所の暖かさを確認することができるということです。同じ間取りでZEHの条件を満たし、住人が利用する居室にだけエアコンを使用し、間欠運転を想定した場合との比較もできるため、高性能住宅（ZEH仕様）での壁掛けエアコンとZ空調との違いを実感することができます。
来館・見学は、ヒノキヤグループの住宅会社各社の展示場からの完全予約制ということで、見学当日は約1 時間程度のアテンド対応をするということです。現在は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために１時間に１組、１日あたり６組の予約を受け付けています。ヒノキヤグループ全体としては、すでに１万棟以上にZ空調を導入した実績がある他、工務店に対しても外販を行っており、よりZ空調への理解を深める体感施設として活用されます。
(情報提供：住宅産業研究所）
