« 2023年09月
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
2023年06月27日

「脱炭素社会を実現する木造マンション」商品・トレンド

mba


脱炭素社会の実現に向け、世界的に中高層の木造建築が注目されています.
米国では2020年に各州の建築基準の規範が改正され、
18階建ての木造建築が可能になるなど中高層木造への期待が高まる中、
国内においても政府が木造建築の推進に力を入れており、
住宅会社各社による中高層木造建築の開発が相次いでいます。

今回は脱炭素社会の実現に貢献し、
世界的にも中高層木造建築が注目を集めている中で、
国内の住宅会社による木造マンション開発に関する取り組みを紹介します。


木造化・木質化の研究技術開発を加速

長谷工コーポレーションは、
脱炭素社会に向けたマンションの木造化・木質化や
木造住宅の研究技術開発を加速させるという目的で、
長谷工グループの研究・技術開発の拠点である、
東京都多摩市の「長谷工テクニカルセンター」内の技術研究所に
「音響実験棟」を1月に完成させました。


長谷工コーポレーションでは、
脱炭素社会に向け新築マンションの木造化・木質化を進めており、
「音響実験棟」では木造建築の課題である遮音性能に対して
効率的な実証実験を行うとともに、
あらゆる構造種別の建物の遮音性能の検証や
研究技術開発の強化を行うということです。


同社による遮音性能の検証に特化した実験施設は初めてとなります。


「音響実験棟」は2つの残響室を備え、
床、内壁、外壁などの建築部材の遮音性能の実験をすることができます。
長谷工テクニカルセンター内にある既存の住宅実験棟や多目的実験棟と併せて、
建物の基礎や構造、室内外の環境や設備などに関する性能実験を
多面的な視点から実行していくということです。


また、「音響実験棟」の建物には、
同社が独自開発した環境配慮型コンクリートやCLTパネルなど、
環境負荷の少ない材料も採用されているということです。


長谷工グループでは、
分譲マンションの建設で長年にわたり培ってきた技術力と豊富な実績を活かし、
脱炭素に向けたマンションの木造化・木質化をはじめ、
新たな建設分野にも挑戦し、建設関連事業の拡大に取り組んでいます。


当面は、鉄筋コンクリート造のマンションの一部を木造化する
「ハイブリッドマンション」に用いる部材等の開発や、
長谷工ホームや細田工務店の戸建住宅の性能向上に向けた部材の開発を中心に、
同施設での実証実験を活用していくということです。


ALL木造による都市型木造マンション


三井ホームは、同社が設計・施工した都市型4階建て木造マンション
「MOCXION(モクシオン)四谷三丁目」が東京都新宿区に
5月に完成したことを発表しました。


「モクシオン四谷三丁目」は、
地下鉄丸の内線「四谷三丁目」駅から徒歩7分、
JR中央線「信濃町」駅から徒歩8分の都心部に建てられています。
敷地面積262.45平米、延床面積593.58平米の枠組壁工法の地上4階建てで、
耐火建築物となっています。


都心部の建物が密集するエリアで斜線制限がかかっているため、
一部の屋根を斜めにする必要があったことから、
高性能屋根断熱材「ダブルシールドパネル」を採用。


天井が斜めの居室であっても、最大天井高を2,600mm確保し、
ゆとりのある空間としています。
また同社オリジナルの高性能床遮音システムにより、上階の衝撃音を低減させ、
鉄筋コンクリート造の建物と同等クラスの遮音性能を確保。


さらに災害への備えとして、太陽光発電システムを9.8kW、
蓄電池を3.5kWh搭載しています。


全フロアの構造部材に木材を利用しており、
建物全体の木材の総利用量は154立米ということで、
炭素貯蔵量はスギの木換算で約433本に相当するということです。


また高い断熱仕様を採用したことにより
BELS認証の「ZEH-M Oriented」を取得しており、
一次エネルギー消費量は一般的な賃貸住宅と比較して26%削減しています。


マンション内の各住戸は、間取りが1R~1LDKで、
専有面積が21.66~31.52平米となっています。
賃料は相場よりも1~2割高い設定としており、
10万4,000~14万9,000円ということです。


入居者は4月に募集を開始しており、
5月末時点で2戸に申し込みが入っているとうことで、
同社では今後約半年を目途に満室にしていきたい考えでです。


三井ホームでは、今後もモクシオンシリーズの開発・竣工を予定しており、
今年8月には東京都大田区で
「パークアクシス北千束 MOCXION」の竣工を予定しているほか、
大阪市旭区や神奈川県川崎市などでも開発を進めているということです。

(情報提供:住宅産業研究)

ページの先頭へ

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

無料!今すぐ登録

最短で工務店MBAにご登録いただくには、下記の都道府県名を選択し、PCメールアドレスだけ入力して下さい。簡単に登録は完了します。

入力間違いが多発しております。
メールアドレスをご確認ください。

都道府県

PCメールアドレス

個人情報取り扱い合意書
同意する
入力された個人情報の取り扱い方法、利用目的は、ここをクリック

 
Google +1