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2022年09月19日

「最新の平屋商品」商品・トレンド

mba先週お伝えした通り、
住宅市場では平屋の人気が高まりつつあります。


商品ラインナップに
平屋を加える会社が増もてきており、
各社の受注に占める平屋比率も高まってきています。

その中で、ただ平屋であるということだけでは
顧客を掴むことが難しくなりつつあり、
平屋に「+α」の付加価値をつけ、
そこで商品力を高める必要が出てきています。


多数の平屋商品の中でいかに差別化を図るか


差別化の切り口は会社によって
様々なものがありますが、
いくつか例を紹介していきます。


まず先週も少し触れましたが、
平屋は太陽光発電を搭載しやすいため、
エネルギー問題との親和性が高いです。


そのため、LCCMやZEHと
絡めた商品が見受けられます。


先週紹介したパナソニックホームズの新商品
「カサートX 平屋LCCMモデル」のほか、
住友林業でも
「環境にやさしい平屋」というコンセプトで
「GRAND LIFE」
という太陽光搭載の平屋商品を販売しています。


また、エネルギー問題との
親和性が高い点から派生し、
自然の力を活用して快適に過ごす設計術
「パッシブ設計」と組み合わせた
平屋商品を販売する会社もあります。


LIXIL住宅研究所を本部とするフィアスホームでも、
通風による排熱などを意識した
パッシブ設計の要素を取り入れた平屋商品
「arietta HIRAYA」を販売しています。


平屋のコンパクトさを武器に
差別化を図る会社もあります。


秋田県に本社を置くクリエイトホームズでは、
「小さな平屋」という
商品ラインナップを展開しています。


この商品は16~22坪の平屋となっており、
そのキャッチーさから、
同商品のYouTubeルームツアーの動画は
高い再生数を誇り、
中には120万回再生を超えるものもあります。


商品自体の特性だけでなく、
販売の方法やブランディングで
差別化を図る住宅会社も現れています。


平屋だけが建つ分譲地や期間限定の展示場も
散見されるようになってきました。


また、平屋に特化した会社として
ブランディングをしているビルダーも現れています。


千葉市を主戦場とする拓匠開発は、
千葉市緑区の土気エリアで51区画全てを
平屋とする分譲プロジェクトを手掛けました。


拓匠開発は6年前から平屋に注力しています。


その結果、ユーザーの中には
「拓匠開発といえば平屋」
というイメージが定着してきており、
今では平屋を求めての来場客が
ほとんどだと言います。


これらの例のように、
平屋の多様化は進んできており、
過熱する平屋市場の中でいかに
他社との差別化を図るかが、
今後の鍵となってきています。


施工事例


平屋商品が多様化する中でも発売が相次ぐ、
各社の最新の平屋商品を紹介していきます。


今年8月、エースホームは
FCブランドHUCKの商品
「HUCK Coast」に平屋タイプを追加しました。


HUCK Coastは
「おうち時間を最高に楽しむ暮らし。」
をコンセプトとし、
コロナ禍によってニーズの高まった、
家でのアウトドア需要、
ウイルスを持ち込まない動線、
家事楽にこだわった商品です。


これまでは2階建てプランのみの構成でしたが、
ユーザーからの強い要望により
平屋プランが追加されました。


平屋に新生活様式を組み合わせて
魅力度向上を図った商品です。


ケイアイスター不動産グループの
カーザロボティクスは、
平屋の規格住宅「IKI」の13ヶ所目となる展示場
「ひら家がミレルン!柏展示場」を
今年8月にオープンしました。


同展示場の大きな特徴は、
無人内覧に対応している点です。


来場者に室内をひと通り見学してもらった後、
担当者がWEBカメラを介して、
動画による商品説明等を行います。


来場者は事前に
ホームページやIKI専用アプリの「ヒラヤー」で
情報収集しているユーザーが多いため、
初回接客からの次アポ獲得率は高いようです。


話題性の高い平屋のモデルハウスに
テクノロジーを導入することで、
来場及び次アポ獲得のハードルを下げています。


BESSでは今年7月から
「小屋×平屋×ログ」型の新商品
「栖ログ」の販売を開始しました。


プランは3タイプあり、
1階床面積は31.05~57.96平米と、
「小屋」というテーマの通り
コンパクトなサイズ感となっています。


いずれのプランも
間仕切り等がない1ルーム型で、
ライフステージに合わせて
施主自身で小屋の追加や居住空間を
変更することを推奨しています。


ターゲット層としては、
「無駄なモノを持たない」という
価値観のZ世代と、
住み替えやセカンドハウスの需要がある
高齢夫婦を想定しているほか、
BtoBのマーケットも狙っています。


ログと相性の良いキャンプ場をはじめとし、
木材を多く使用するログハウスは
SDGsの貢献アピールにも有効であると考え、
企業の保養所としての提案も行います。


他にも入居者数等に応じて
部屋数を変えることができるため、
賃貸住宅としての需要も見込まれます。


同商品では、
平屋にログと小屋の良さを
プラスしたことで生まれた価値を利用して、
新たな市場開拓を狙っています。


(情報提供:住宅産業研究所)

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