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2021年04月19日

「住宅会社によるコロナ禍の防災訓練」ハウスメーカー

mba前回は、東日本大震災から10年を迎え、
住宅会社が取り組んでいる災害対策についてご紹介しました。

住宅会社が災害対策を強化し、
災害発生後に迅速に対応できるようにすることが大事な一方で、
災害発生時や発生直後に
自分達の命を守る行動を取る事ができるかどうかは、
日頃の備えや防災訓練の実施などが重要になってきます。

防災訓練は、自治体や企業、学校などが主催し、
それらに所属する人々が参加するというイメージが強いですが、
住まいを提供する住宅会社でも自社の顧客や、
建てた建物の近隣住民を対象にして、
防災訓練を主催し実施することがあります。

今回は、昨年から続くコロナ禍において、
感染拡大を防止しながら防災訓練を実施した
住宅会社の事例をご紹介します。

謎解きで学ぶ体験型防災研修プログラム

大和ハウス工業は、
ニューノーマル時代における
防災意識の向上を目的とした新たな取組みとして、
同社が供給した東京都内の分譲マンション124物件、
約8,000世帯の入居者の中から希望者を対象に、
体験型防災研修プログラム「リモート型防災アトラクション」を
3月20日に実施しました。

新型コロナウイルス感染症拡大により、
集合型の防災訓練が実施困難な状況の中、
同プログラムでは3密を避け、
自宅に居ながらパソコンやスマートフォンで参加できる
防災研修プログラムとしています。

リアルとオンラインを融合させ、
全員参加型の体験学習形式としており、
臨場感や緊張感、スピード感を加えたプログラムを企画することで、
防災の基礎知識を
楽しみながら学ぶことができるようになっています。

また、若い世代にも自発的に参加してもらうため、
謎解き要素を導入したということです。
参加者は、事前に用意されたZoomのIDを使って
アトラクションに参加します。アトラクションは、
災害発生から時系列に応じた様々なシーンを
臨場感ある映像で展開する内容になっており、
参加者はモニターから映し出される様々な災害に対し、
必要となる知識、判断などを次々と問われていきます。

謎解き要素を含む1~3のステージを終了すると、
問題に関連した災害時の対応知識などについて
画面を通して学んでいくことができるというものです。
同社では、今後も災害に対する意識の醸成や
防災対策を強化するため、場所の制限を受けずに、
入居者が自宅で体験可能な新しい防災訓練を企画し、
防災力の向上を推進していきます。
 

地域に広がる住宅会社主催の参加型防災訓練

三菱地所レジデンスと三菱地所コミュニティは、
3月14日に千葉県習志野市にある「奏の杜」エリアにおいて、
オンラインを中心とした防災訓練を実施しました。

「奏の杜」エリアにおける防災訓練は、
2015年3月に
「ザ・パークハウス 津田沼奏の杜(721戸)」から始まり、
他社の分譲住宅や管理物件にも対象を拡大し、
現在までに約2,300世帯に参加対象を広げています。

コロナの影響により広域で人が集まるイベントの中止が相次ぐ中、
オンラインを活用することで、
大規模な地域の防災訓練を
継続して実施することができたということです。

防災訓練は、
Zoomを使ったオンラインプログラムを中心に実施されました。
まず、安否確認シートを住戸ごとの扉に貼り出し、
あらかじめ定めた担当者が巡回して、安否確認情報を収集します。

また、訓練用に設置された災害対策本部の活動を
オンラインでライブ配信することで、
普段は住民が見ることができない運営側の動きなどの情報を
開示しています。

さらに、マンション内にある防災倉庫の備品紹介、
階段避難車の実際の操作の様子、
近隣公園内の防災倉庫や防災井戸、
かまどベンチの使い方なども配信で紹介しています。

その他にも三菱地所グループが開発した防災ツール
「そなえるカルタ」と「そなえるドリル」を活用し、
東日本大震災や熊本地震、
近年増えている水害の体験談から考えられた
自宅での災害への備え方や、
エリア内の住民同士が助け合う共助の大切さを学びます。

同プログラムでは、
チャットやアンケート機能を活用した参加型のワークショップを
実施することで、参加者の現時点での自宅の備えを聞くと共に、
他の参加者の意見から新たな気づきにも繋げてもらう狙いで
実施されています。

三菱地所グループでは今後も、
災害に対し迅速に対応できる体制構築を広く浸透させていくべく、
防災力強化のための活動を行っていくということです。

(情報提供:住宅産業研究所)

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