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2021年01月26日

「コロナ禍で注目集まる住宅会社のYouTubeチャンネル」業界ニュース

mba

ビルダー・工務店のチャンネル盛況


2020年はYouTubeに自社のチャンネルを構えて
動画を配信する住宅会社が増加しました。
この背景にあるのはもちろん新型コロナウイルスです。
コロナパンデミックとなった2020年春以降、
住宅会社は緊急事態宣言が発出されていた時期を含め、
現地見学会や相談会など対面での販促活動が
想定通りに実施できない期間が長引きました。

住宅会社はこの環境下において
営業活動をストップさせないためにリモート商談を導入したり、
自社の説明や住宅のことを動画にまとめてYouTubeで発信したりと、
非対面での販促戦略が
この年におけるムーブメントの一つとなりました。


YouTubeに注力する住宅会社の一つとして、
熊本の株式会社Lib Workが挙げられます。
同社は2023年までに登録者数10万人達成を掲げ、
外部のYouTube動画クリエイターを社員に登用し、
当人が動画の企画から撮影、
編集とあらゆる動画関連の業務をカバーして
YouTubeチャンネル「LibWork Ch」を盛り上げています。


このチャンネルを開設したのは2020年1月。
同年6月末までの6ヶ月間は
登録者数500人と伸び悩んでいましたが、
動画クリエイターが同社にジョインした7月以降増加し始め、
12 月時点で登録者数が10,000人を超え、
伸び率としては半年間で2000%と好調に推移しています。


視聴回数・視聴時間に関しても20万再生を超える動画が複数あり、
他の動画についてもコンスタントに数万回再生されています。
総視聴時間も順調に伸びており、12月末時点で22.9万時間、
年に換算すると26年に達するとのことです。


YouTube チャンネルを経由した
エンドユーザーからの問い合わせも増えてきており、
同社が見据える今後の全国展開に向けて
重要なリソースになると捉えられています。

「LibWork Ch」の主な動画内容は完成物件の紹介です。
動画内の進行役は女性社員の物件案内人が担当し、
内装・外装のデザインや設え、
プランのこだわりポイントなどを中心に紹介します。
時折、カメラマンが
エンドユーザー目線で質問を投げかけたりしますが、
この2人の型にはまりすぎない掛け合いも見所です。

視聴者からのコメントに対しては
一つずつ同社がコメントを返しています。
このような細かい配慮も大切でしょう。
目下取り組んでいるのは専属のYouTubeクリエーターの育成、
増員です。現在は新築物件の動画が主体ですが、
リフォームやインテリア、建築家などのカテゴリーにまで拡充し、
配信本数を増やしていく予定とのことです。


また、投資家がさらに当社に対する理解を深めるため、
「LibWork IR チャンネル(仮)」も開設予定で、
株主・投資家とのコミュニケーションの場としての活用を
計画しています。


使い方別れるYouTube活用

YouTube戦略において出遅れ感があるのはハウスメーカーです。
多くの場合、
自社チャンネルに掲載する動画はTVCMと同内容のものです。
積水ハウスなどYouTube向けに
オリジナルの動画を製作するメーカーもありますが、
多くが再生回数1万回にも届きません。


メーカーの多くがチャンネル創設後2~3年経過していますが、
コロナ禍においてもYouTubeでのプロモーションに対しては
積極的でないようです。
チャンネル登録者数としては、
各社多くても数千人規模に留まっています。


ビルダーのYouTubeチャンネルでは
完成物件やモデルハウスの紹介動画が中心となっています。
先述のLib Workの他にも、
熊本出身有力ビルダーのアネシスでは
360度カメラで撮影したモデルハウス紹介動画を
自社チャンネルに掲載しています。


従来のカメラでは当然視点が固定されますが、
360度カメラで撮影すれば
視聴者がYouTube上で自由に観る角度を変更できます。
動画の中でモデルハウスを疑似体験できるということで、
人気コンテンツの一つとのことです。


造作などプランやディテールのデザインにこだわりが強く、
様々な角度から内装や外装を見てもらいたいという
住宅会社にとっては、このような動画が有用かもしれません。
最近では企業チャンネルではなく、
住宅会社の代表などが
個人チャンネルを立ち上げるケースも増えてきました。


代表的なものとしては
ヒノキヤグループの近藤昭氏や
SE構法の運営元であるエヌ・シー・エヌの田鎖郁男氏、
パッシブハウスの設計などで有名な松尾設計室などが挙げられ、
設計思想や住宅の在り方など
テーマを設けて解説するという動画が多いです。


動画関連ということでは、
インスタライブで現場見学会を
オンライン上で開催するケースも増えています。
ユーザーはInstagramのアプリで
自宅にいながら気軽に視聴できる上、
ライブ中に質問できたりとユーザビリティが高く、
定期的に開催している住宅会社も少なくありません。

(情報提供:住宅産業研究所)

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