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2019年04月29日

人生100年時代の住宅提案商品・トレンド

mba医療技術の発達や衛生環境の改善、社会保障などによって、人々は以前よりも長生きすることができるようになりました。特に日本は世界でトップクラスの長寿国です。日本人男性の平均寿命は81.09歳、女性は87.26歳で、過去最高を更新し続けています。日本の人口は2008年をピークに減少に転じていますが、65歳以上の高齢者人口は増え続けています。

2017年時点で65歳以上の高齢者は3.5万人。日本の総人口12.7億人の27.7%を占めています。2025年には団塊世代が75歳以上の後期高齢者となり、社人研の推計では2030年に65歳以上人口が総人口のちょうど30%、75歳以上が19.2%を占めるようになると予測されています。これからの住宅市場においては、人口比率の高い高齢者をターゲットにした商品やサービスの需要が一層増えそうです。


人生100年、60歳以降の40年を快適に暮らす住宅


現政権では、経済政策の一つとして「人生100年時代構想」を掲げています。以前は60歳で定年を迎え、その後の余生を過ごすというライフプランが一般的でしたが、70歳や80歳になっても現役世代として健康に働き続けながら、100歳まで充実した暮らしができるような社会のあり方が求められるようになっています。今後は住宅にも人生100年時代への対応が求められるでしょう。シニア向けの住宅商品訴求というと、子供世帯が独立した後の建替えを狙った平屋や、要介護者の負担を減らすバリアフリー住宅等の提案が多かったですが、100歳までを健康で快適に暮らせるような、新しい切り口も必要となってくるかもしれません。

多世代同居と健康管理で長寿サポート


LIXIL住宅研究所では昨年7月、人生100年時代を想定したコンセプトホーム「五世代」のモデルハウスを公開しました。玄関を入った中央に家族の共用スペースとして約28畳のリビングを設け、このリビングを囲むように4つのユニットを配置しています。ユニット1は85歳の夫婦、ユニット2は65歳の夫婦、ユニット3は45歳の夫婦、ユニット4は25歳夫婦+子どもという、5世代4世帯の同居家族を想定しています。人生100年時代への対応のポイントは、シニア層の健康を維持・促進するために、体を動かせるような工夫をしていることです。高齢夫婦のユニットは寝室に入るのに必ず階段を使うような設計にして、階段の昇り降りで足腰を鍛えられるようにし、ぶら下がり運動ができる雲梯等も設け、日常の暮らしの中で体を動かせるようにしています。もう一つのポイントは、IT技術を使った健康管理です。洗面室の鏡には非接触で健康状態を測定できる「ミラーコンシェルジュ」を導入しています。鏡に顔を映すと顔色を読み取り、心拍数等を測定して健康状態を知らせてくれるIoT設備です。将来的には、日々の健康データを蓄積し、異常が見つかれば病院の受診を促すような機能も拡張される予定です。


緑化提案で都市部高齢者のストレス軽減


大和ハウスでは今年1月、東京品川の総合展示場に、都市部の50~75 歳をターゲットとする木造3階建住宅のコンセプトモデル「森が家」をオープンしました。「都市ストレスから解放され、健康で充実した人生を謳歌できる家」をコンセプトに、視界に入る緑化率を10%超として、フロアごとに森を感じさせる工夫を導入しています。1階は「森の入り口」。落ち着きのあるダークトーンの内装で、植栽や森の香りのアロマを置くことで、都市の喧騒・ストレスをリセットする場所としています。2階は「森の隠れ家」。木の素材感を活かした内装のリビング・ダイニングの中央に暖炉を設けて、家族や友人が集まる居心地の良い空間を演出しています。3階は「森の寝床」。木々のそよぎや小鳥のさえずり、川のせせらぎなどの自然の音や、人間の耳では聞こえない高周波数の音を流して、睡眠時に自律神経のバランスを整える効果を与えます。


都市の暮らしで感じるストレスを自宅内で軽減し、人生100年時代・生涯現役時代を健康に過ごすための提案型モデルハウスです。「人生100年時代」の住宅は、病人や要介護者に対応して医療や介護の機能を充実させる“メディカルケア”から、健康を維持して病気の早期発見や予防をする“ヘルスケア”の考え方がより重視されるようになると考えられます。病気を未然に減らし医療・介護サービスを受ける人数・回数を減らすことで、高齢化によって増大している医療費を削減することは、社会全体の課題でもあります。住宅には様々な役割がありますが、「健康」はこれから重要視される大きなキーワードの一つと言えるでしょう。

(情報提供:住宅産業研究所)

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