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リノベーションの規格化進む?

リフォーム・リノベーション
2026.2.24

■中古住宅の流通が大幅増


中古住宅の流通が増加しています。
レインズのデータによると2025年(1~12月・全国ベース)の
中古戸建の成約件数は前年比27%増の66,270戸、
中古マンションが同比22%増の90,654戸で着地しました。
この背景には新築住宅の価格上昇もあります。
新築の戸建住宅は大手ハウスメーカーともなると坪単価100万円超、
新築マンションは首都圏のファミリータイプだと
1億円超というケースが珍しくありません。
中古住宅の中には新築の価格上昇につられて
上昇している物件も多いですが、
それでもまだまだ価格優位性は高いと言えます。


中古住宅が選ばれる背景にはそのようなコスパの面と、
リフォーム、リノベーションによって理想の住まいを
手に入れることができるという
認知が拡がっていることもあります。
特に中古住宅の弱点でもあった「性能面」についても、
技術開発が進んで改善可能です。
例えば、断熱性能においては断熱材やサッシ工事などの
適切な改修を行えば、
ZEHクラスの住環境を実現することも可能です。
政府としても、カーボンニュートラルの実現に向けて
中古住宅の性能向上は喫緊の課題と言え、
2026年から性能の高い中古住宅は
住宅ローン減税の優遇が受けられることとなりました。
マンションは既に中古メインの市場となっています。
物件探しから顧客に伴奏するリノベ事業を
手掛けるリノベる(株)によると、数年前までは
「新築マンションを購入するか中古購入+リノベか」
といういわゆる新築・中古の並行検討層が多かったものの、
直近は最初から「中古+リノベ」だけを
検討する顧客が中心とのことです。


■セミオーダー型リノベーションサービスが登場


近年成長著しいストック領域の
ベンチャー企業である(株)groove agent。
2015年よりリノベーションサービス「ゼロリノベ」を展開し、
これまで手掛けたリノベーションの件数は2,000件に上ります。
そして、2025年6月には1平米単位の
完全定額制リノベーションの
サービスとして「BASE」を始動しました。
参考価格としては、専有面積70平米で税込1,430万円。
この金額には設計と解体を含む
トータルの工事の費用が含まれます。
契約時に総額が確定し、その後の追加費用は
掛からない点もユーザーから好評です。
間取りは自由で、床材などの仕上げ材や住設機器は
同社厳選のものから選択する仕様です。
営業の業務フローに関しては、
打ち合わせ回数は最大5回までとし、
見積書作成の工数も大幅に削減しました。
業務負担の軽減にもつながります。
打合せから竣工までのリードタイムは
フルリノベーションだと7~8ヶ月を要するところ、
定額制リノベでは6ヶ月まで短縮できるとのことです。


リノベるでも、セミオーダー型の
リノベーションサービスを2024年にスタートしました。
同社は中古マンションの仲介と、
デザイン性の高いリノベーションを組み合わせた
ワンストップサービス「リノベる。」をメインに展開していますが、
リノベーションをもっと手ごろに楽しむことができる
新サービスが「The R. by RENOVERU」(以下、「The R」)です。
同サービス開始の背景には、
近年の中古マンションの価格と
リノベーションの工事費の上昇があります。
「リノベーションを検討しているが、予算面がネックで躊躇している」
というユーザーに対応するためのサービスとして、
リリースから1年ほどで100件以上を受注しました。


「The R」の特徴の一つは、仕様を標準化していること。
キッチンやユニットバス、トイレといった住設機器や内装材は
リノベるが厳選したものから選択することとなります。
しかしながら、間取りのプランニングは自由で、
ユーザーはリノベるの強みでもある
高品質なプランニングを享受することができます。


特徴の二つ目は、打合せ回数を2回に制限していることです。
スムーズにいけばそれぞれ2時間ほどの打ち合わせ時間、
合計4時間で完了することができます。
そのため、共働き世帯や、子育て中のファミリーなど
打ち合わせ時間を確保しにくいという
ユーザーにとってとても都合がいいと言えます。


仕様の標準化、打ち合わせの合理化によって、
リノベーション費用は従来の「リノベる。」の
3分の2まで抑えることも可能です。
同社ならではの上質な空間を手に入れることができ、
さらにコストも抑えられるということで、
反響も拡大しています。
リノベるとしても「The R」のリノベーションを
取り入れたコンセプトルームを増やしています。
元々は首都圏での展開でしたが、
2026年は関西(大阪市内)でも
コンセプトルームが誕生するなど、
「The R」の物件がさらに増えていくと見られます。



(情報提供:住宅産業研究)

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