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「機能性の高い外構提案」で利便性、満足度アップへ営業・接客

営業・接客
2023.9.26

「機能性の高い外構提案」で利便性、満足度アップへ

外構提案を行う住宅会社は近年増加の傾向にあります。
しっかりと外構の提案が行えれば、
デザイン性、満足度、単価向上などにつながります。
一口に外構提案といっても、
門柱などの簡単な設備から庭まで様々ありますが、
今回は主に簡易的に設置できる設備等について触れていきます。


外構設備は技術の発展やライフスタイルの多様化により、
どんどん充実していっています。
新たな外構設備や提案などの情報をインプットしておき、
お客様の生活を良くする提案の幅を増やしておきましょう。


生活を豊かにする外構提案

生活を豊かにするための外構設備として最初に紹介したいのが、
最早定番化したと言ってもよい宅配ボックスです。
ECサイトの利用率上昇、フリマアプリの普及、
コロナ禍以降の非接触需要の高まりなどによって、
宅配ボックスのニーズは高まり続けており、
ラインナップの拡充が進んでいます。


パナソニック ハウジングソリューションズ社では、
2023年4月に「e-COMBO LIGHT」を発売しました。
同商品は荷物の受け取りだけでなく、
自宅からEC商品やレンタル商品を発送できるサービス「SMARI」に対応し、
宅配業者等に荷物を持ち込むことなく、
自宅から非対面でEC商品やレンタル商品を発送できます。


この他にも、ニーズの多様化と拡大に合わせて、
フリマアプリで使用される厚さ7cmの大型郵便物に対応したもの、
狭小地に対応したものなどが出てきています。


また、価格を抑えた製品、
既存住宅に後付けで設置するような製品も充実してきています。
お客様の生活をより便利にすることは勿論、
物流業界における2024年問題も間近に控え、
再配達の手間を削減していくためにも、
宅配ボックスの搭載は積極的に推進していかなければなりません。


外構は住宅の印象を大きく左右するものです。
その一方で、気軽に変えられるようなものではなく、
外構の変更にはお金や施工の手間がかかることが多いです。
しかし、そのことも徐々に変わりつつあります。


ミサワホームでは、乾式工法のみで可能な外構の施工に対応しています。
例えば、「門袖ユニット」は地面の上に敷いた砕石の上に設置し、
モルタルで固めるだけで完成。
「蛇篭」はカゴの中に石を詰めるだけで外構が完成するというものです。


乾式工法の活用により、施工性を向上させたほか、現状変更も容易であり、
将来のライフステージの変化やリセールにも対応可能としています。
LIXIL等の大手をはじめ、
設備メーカーもエクステリア商品において
乾式工法のものを拡充してきており、
「気軽に外構を変える」という選択肢も
今後はとれるようになっていくかもしれません。


外構設備で「もしも」の時も安心

最新の外構設備導入は有事の際にも活躍します。
防犯という面では、
ナスタが24時間防犯カメラ機能付きのインターホンを発売しています。
同製品では、訪問者の有無に限らず24時間録画が可能。
ナイトビジョン搭載で、照明がなくても鮮明に撮影することができ、
緊急時の防犯カメラとしても機能します。


また、本体に搭載の宅配専用ボタンを鳴らすと、
自動応答設定により非対面で荷物の受け取りができます。
ナスタが2023年2月に実施した調査では、
宅配業者を装う犯罪が広がる中、
荷物を対面で受け取ることに不安を感じる人が、
全体の約6割いるとのことでした。


また、2022年12月に行われたセコムの調査でも、
回答者の7割以上が治安の悪化を懸念しています。
不況、相次いだ強盗事件などの影響で、
エンドユーザーの防犯意識は高まってきていると言えます。
そういった面でも、
お客様に対してフォローできる引き出しがあると良いでしょう。


災害時に活躍するような外構設備もあります。
その例の1つがソーラーカーポートです。
自然エネルギー関連の事業を展開する
ネクストエナジー・アンド・リソースは、
両面発電モジュールを採用した屋根建材一体型のカーポート
「Dulight」を販売しています。


同製品の特長としては、両面で発電が行えるため実発電量が高いこと、
太陽電池モジュール自体がカーポートの屋根になるため、
コスト削減や空間活用につながることがあります。


さらに、自立運転機能付きのパワーコンディショナを使用した場合は、
緊急時に直接電力の供給ができるとしています。
他にも、宅配ボックスにV2H機能を備えた多機能型の外構設備などもあります。
自然災害の増加に伴い、
レジリエンス性が住宅における1つのテーマになってきています。


お客様が抱く「もしも」の時の不安にも対処できるよう、
提案の幅を広げておきましょう。


(情報提供:住宅産業研究)

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