【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H25 4/22号)
MBA
2013.4.22
今回のテーマ:「省エネ住宅本格化への対策」(後編) H25/4/22
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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
萩原 舞花
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━工務店MBA事務局
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TEL:03-3343-3000
萩原 舞花
いつもご愛読ありがとうございます。
工務店MBA事務局の萩原です。
4月もそろそろ終盤に差し掛かってきました。
先週のメルマガでお話しました、
ゴールデンウィーク戦略の準備はいかがですか?
多くの工務店さんが勝負をかけています。
集客の準備や、イベントでの運営の流れなど、
今一度見直しも含めて入念に整理をして
おきましょう♪(^0^)ノ
私(萩原)はそろそろ、旅の準備をスタートしました。
以前旅行会社で働いていたので、旅行には慣れていると言えど、
行った事の無い場所へ行くのは、やはり心配です。
何か物事をスタートする場合、やはり
過去に同様の経験が無いと不安になります。
不安を解消するための情報は、インターネットを
通して簡単に手に入りますよね。
旅行前に、たくさん下調べをしているので、今や
その場所で地下鉄に乗る手順や、路線・ルートも
90%把握することができました(*^-^*)
頭の中に、スケジュールや現地のイメージをインプット
しましたので、後は荷物を詰めて出発するだけです♪
俗に言う、イメトレは完璧!という状態です。
渡航先は、またゴールデンウィークが
近くなったらお知らせしますね
☆*~゚⌒('-'*)⌒゚~*☆
さてさて・・・
今週は【買い手の気持ち】についてです。
■ 買い手の気持ちを忘れずに
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自分の旅行の準備をしていて思ったことは、
「家づくり」においての、お客様の心理と共通する
点が多いのではないか・・・ということ。
ほとんどのお客様にとって、家づくりが初めての経験です。
過去に経験がないのですから、「不安」な気持ちで
いっぱいになると思います。
なぜなら、何からスタートしたらいいのか分からないし、
どのくらい費用が掛かるのかも、詳しくは分かりません。
だからと言って、高い買い物をする際に、
「何でもいいや!」という心理は働きませんよね。
むしろ絶対に失敗したくないし、夢を叶えたいから、
「買い手」は一生懸命に調べます。
皆さんの周りにも、勉強熱心なお客様が多いのでは?
(^0^)ノ
しかし、今の世の中は情報が溢れすぎていて、
飽和状態になっていると思いませんか?
情報が多すぎると、調べれば調べるほど、
一体何が何が「買い手」にとって最適で有益で
あるのか、ゴールを自分達で探し出すのが
難しくなるのです。
一人でも多くのお客様の家づくりの悩みを解消できたら・・・
きっと皆さんとお客様の間に信頼関係ができるのでは
ないでしょうか・・・(*^-^*)
そこで重要になってくるのが、やはり皆様が「買い手」の
気持ちを理解し、ゴールに導くサポートをすること
((・・ )( ・・))ウウン
ただ私たちは、困ったことに、一度「売り手」にまわってしまうと
「買い手」の気持ちを忘れてしまいがちなのです。
(そんなことも知らないのか・・・!?)
なんて、お客様に対して絶対に考えない
ように気をつけたいです。
常に「売り手」と「買い手」の2つの立場に立って、
お客様にアドバイスができると
いいですよね♪
例えば・・・
私たちが買い物をする際、レストランであっても
デパートであっても、挨拶の出来ない店員さんや
態度の悪い店員さんがいると嫌な気持ちになりますよね。
(なんなんだろうこのお店は・・・二度と来ない!)
なんて経験、ありませんか?
しかし、気付かないうちに自分自身も「買い手」に対して
失礼な態度や、配慮が欠けた対応をしていることが
あるのでは・・・?Σ(゚д゚;) ヌオォ!?
「人の振り見て我が振り直せ」という言葉の通り、
こんな嫌な経験をした際には、気付いた点を忘れないように
心に止めておきたいものですよね。
時々、素晴らしい接客を受けることもありますよね♪
その際にも、どんな事でも自社にプラスになるものは
取り入れていきましょうね(^0^)ノ
「家づくり」と言っても、やはり入り口は人と人との
出会いなのです。
「買い手」の気持ちを理解し、お客様との信頼関係を構築して、
素敵な家づくりを目指していきましょうね(*^-^*)
参考になりましたでしょうか?
それではまた来週お会いしましょう!
(^0^)ノ
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今回のテーマ「省エネ住宅本格化への対策」(後編)
省エネ性の高い住宅を認定する新たな制度として、
昨年12月から低炭素住宅制度が始まりました。
これまでも様々な基準による省エネ住宅の認定制度が定められてきましたが、
管轄する省庁や、省エネ性能の計算方法、補助金額はそれぞれに異なり、
やや複雑化している感は否めません。
以下にいくつかの制度を上げてみます。
■認定長期優良住宅
長期優良住宅法で定める条件を満たす住宅で、各自治体が認定します。
住宅ローン減税は最大300万円、固定資産税は5年間半額となります。
地域型住宅ブランド化事業と合わせて認定されれば、
最大120万円の補助が受けられます。
■認定低炭素住宅
都市低炭素促進法で定める条件を満たす住宅です。
一次エネルギー消費量が省エネ基準よりも10%以上マイナスで、木造・節水などの
取り組みを導入した住宅が認定対象となります。
住宅ローン減税は最大300万円、固定資産税は3年間半額となります。
■ゼロ・エネルギー住宅
入居時のエネルギー消費量を自家発電分で相殺する住宅で、
省エネ基準よりも高い省エネ性と発電設備が必須となります。
国交省からは最大165万円、経産省からは最大350万円の補助金を受けられます。
■LCCM住宅
建設〜入居〜解体時までのトータルのエネルギー消費量を、入居後の
自家発電分が上回る住宅です。
省CO2先導事業の補助対象になります。
いずれの制度でも、躯体の省エネ性は
省エネ基準を満たしていることが基本です。
長期優良住宅はそれに耐震性や維持管理計画が加わり、低炭素住宅は
省エネ基準よりもエネルギー消費量を10%以上抑えること、
木造であることなどが個別の条件となります。
ゼロエネ住宅やLCCM住宅では、太陽光発電などの創エネ設備で、
消費エネルギーと同量かそれ以上のエネルギーを
作り出すことが必須となります。
これらの制度によって、新築住宅は高い省エネ性を持っていることが
当たり前になる時代が来れば、既存住宅をリフォームする際にも、
省エネ性を高めるような提案をすることが必要となるでしょう。
税制優遇や補助金制度は、新築だけでなくリフォームに
おいても延長や拡充が予定されています。
省エネ改修に対するリフォーム減税は
2017年12月まで延長されます。
■トータルコスト(建築費+ラニングコスト)で家を売る時代
これから家選びをするユーザーは、以前と比べて省エネ性能に
敏感になることと思われます。
特に価格と省エネ性能のバランスというのが意識されるでしょう。
これまでは建物の広さと素材、設備のグレードとの
バランスで、新築時の価格を比較されていました。
しかしこれからは、省エネ性能をベースとして、住んでからの冷暖房費、
自家発電で生まれた電力の買取価格、照明・住宅設備の節電性・節水性
といった、生活にトータルでかかるランニングコストも重要となります。
つまり「購入時のイニシャルコストが●●万円で、▽▽年居住すると××万円の
ランニングコストがかかるので、長い目で見ると◆◆万円がかかります」
といった説明によって、他社と差別化する必要があるということです。
これはある意味、ライフスタイル全般の
コンサルティング的な営業となります。
これから2015年にかけては消費税の増税があります。
相続税や金利など、住宅を購入する際の「お金」に関する
環境も変化して行きます。
これからの住宅営業は、建物の説明ができるだけでなく、ユーザーに対して
「住宅購入に関することなら何でも聞いてください」という
相談窓口になることが重要となるでしょう。
(情報提供:住宅産業研究所)