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2014年12月22日

富裕層市場を開拓 住宅業界の高級路線展開(前編)【2014年12月22日】


○●○●○●○ 工務店MBA 最新業界ニュース ●○●○●○●



「富裕層市場を開拓 住宅業界の高級路線展開」(前編)



■ 大手ハウスメーカーの富裕層向け事例
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今年4月に消費税が5%から8%に増税したことによる
反動減で、苦しい状況が続いている住宅業界では、各社が
富裕層をターゲットにした高価格の戸建商品を拡充しています。


大手ハウスメーカーでは、住友林業が10月に富裕層向けの
「邸宅設計プロジェクト」を本格始動させることを発表し、
プロジェクトの第一弾となるモデルハウスを都内の
駒沢展示場にオープンさせました。


また、第二弾となるモデルハウスを名古屋の八事展示場に
オープン予定で、来年1月には、両モデルハウスを基にした
新商品の発売を計画しています。


駒沢モデルハウスは、「都市に建てる日本の風情」をテーマに、
敷地いっぱいに外壁を建て、その中に静寂と日本の四季を
感じることが出来る空間を演出しています。


日本の山野に自生する樹木を中庭に配置し、
中庭が各部屋とつながることで、比較的小さい敷地でも
内に開く空間を実現させました。


一方、八事モデルハウスでは、ゆったりとした敷地の特性を
生かした外に開く間取りの提案を行うということです。


両モデルハウスの設計は、同社において、デザインや構造面で
難易度の高い特殊な物件を専門に担当する設計集団の
「デザイン・パートナー・グループ」が担当しています。


また、駒沢モデルハウスの企画は、インテリアデザイナーの
橋本夕紀夫氏とコラボレーションし、日本の伝統技術である
左官技術を活用した塗り壁を始め、漆塗り、金箔、銀箔、
組子障子等を随所に取り入れ、高級感とデザイン性を向上させ、
こだわりの強い富裕層が満足する住まいを追求しています。


積水ハウスも住友林業と同様に
富裕層を狙った商品展開を行っています。


積水ハウスは、9月に発売30周年を迎える
高級戸建住宅のロングセラー商品である
「イズ・シリーズ」を刷新すると発表しました。


「イズ・シリーズ」は、1984年7月の発売以来、累計建築
7万棟を超える、住宅業界では異例のロングセラー住宅です。


オリジナル外壁の「ダインコンクリート」による
重厚感のある邸宅が特徴となっています。


同社の鉄骨住宅のオリジナル構法である
「NewBシステム」を導入したことにより、
高い耐震性を維持しながら、大空間や大開口の
スローリビングを実現する設計自由度を高めました。


また、サッシを外壁面かからセットバックさせた
「スーパーディープセットサッシ」により、
ダインコンクリート外壁の重厚さを強調したほか、
木調の外装部材を強化し、日本の風景になじむ
ナチュラルな表情など、落ち着きのある邸宅としての
佇まいを演出しています。


今回発表されたのは、伸びやかな6寸勾配の切妻の
大屋根を搭載し、邸宅として圧倒的な存在感を放つ
シルエットや快適な空間等の魅力をさらに高めた、
同社の鉄骨住宅のフラッグシップモデル
New「イズ・ステージ」。


そして、お客様のニーズに合わせて、
和風や洋風等の多彩な外観テイストに柔軟に対応可能な
主力モデルのNew「イズ・ロイエ」の2商品です。


価格は、New「イズ・ステージ」が坪80万円からで、
New「イズ・ロイエ」が坪62万円からとなっており、
価格相応の付加価値を加え、富裕層をターゲットに、
「イズ・シリーズ」全体で月500棟の販売目標を掲げています。


大和ハウスは今年1月に発売した「ジーヴォシグマ」の
生産能力を強化することを発表しました。


ジーヴォシグマは同社の戸建住宅の最上位商品
という位置付けで、価格は主力商品より約4割高く
設定されています。


巨大地震が繰り返し発生しても初期性能を維持できる
エネルギー吸収型耐力壁等の新工法を採用し、
構造躯体を強化したことによって、業界最高クラスの
天井高2.72メートル、開口幅最大7.10メートルの
大空間を実現しました。


月間販売目標100棟のところ、4〜9月の受注が660棟と
好調なことから、生産ラインを強化することになりました。


現在、唯一生産を手掛けている岡山工場に自動化設備を導入し、
月100棟の生産能力を150棟まで増やすほか、栃木県の工場にも
製造ラインを設置し、月200棟の生産を開始し、来夏までに
月産能力を350棟まで引き上げる計画です。


ジーヴォシグマは従来の「ジーヴォ」より約20万円高く、
坪76万円からとなっています。


大和ハウスでは、今後さらに高級路線に注力し、
1棟あたりの単価を上げていくほか、建替え率の向上を
目指していくということです。


消費税増税の反動減で住宅販売が落ち込む中でも、株高により
資産を増やした富裕層の購買意欲は高い状態となっています。


デザインや品質等へのこだわりが非常に強い富裕層市場を狙い、
高級路線商品での各社の競争は今後も続くと考えられます。


次回は、ハウスメーカー以外の富裕層向けの
取り組みをご紹介します。




(情報提供:住宅産業研究所)

回転寿司という効率化のバケモノ【2014年12月22日】




こんにちは。
ナックの冨田です。


先日、某回転寿司のお店に行った時のこと。


日曜の19時ということもあり、
お店は大混雑です。


早くお客さんを席に案内しようと、
テーブルを片付ける店員さんも大忙しです。


そんな中、ちょっとした事件が起きたんです。。。




■ 効率UP!効率UP!効率UP!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

お寿司を食べ終わり、お茶をすすりながら、


「学生のころは一人で30皿くらいは食べてたのに、
 今では10皿くらいで十分満足だなぁ」


なぁんて話をしながら会計待ちをしていると、
お皿を数えに店員さんがやってきました。


食べた枚数は、
家族3人で20皿くらい。


サッと、手で数えたほうが早そうなもんですが、
店員さんはバーコードのついたものさしを、
積んだお皿の横にあてて、枚数を読み取っています。


ただでさえ、極限まで効率化されている
回転寿司というシステムです。


さらなる業務の効率を考えてのことなんでしょうね。


でも、昔の自分みたいに、
友達4人で100皿以上食べていた時のような状況であれば
枚数を数える時間を大幅に短縮できると思いますが、
20皿程度であれば、そこまで時間の短縮になる??


なんて頭の中でつぶやいていました。


そして、店員さんが、

「100円のお皿が●枚と、180円のお皿が●枚で
 合計●円になります」

と言って私に伝票を渡しました。


(ん?結構いったなぁ。。)


と、ちょっと高いなと思いながらも、
枚数は合っていたのでそこまで気にせず
伝票を持ってレジへ向かいます。


ちなみに、伝票と言っても会計札のみで、
枚数や金額が書かれているわけではありません。


これも効率化を考えてのことでしょうか。


そして、レジで伝票を渡し、店員さんが、

「●円になります」

と先ほどと同じ金額を言いました。


やっぱりちょっと高いよなぁと
気になって自分で計算をし直してみました。


すると、、、


やっぱり金額が違う。。


店員さんに説明をしようとするのですが、
伝票に枚数や金額が書かれていないので、
どう説明をしよう・・・


すると、すぐに店員さんが席の方へいって、
枚数を確認しにいってくれました。


結局、枚数を打ち間違えていたらしく
金額が間違っていたとのことで、
無事その場は解決しました。。。



■ “効率”と“サービスの質”
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回のこのお店に関して言うと、


枚数確認の手間を省き、
伝票のペーパーレス化し、
スムーズな会計をする。


これらのことを考えての
仕組みなんだと思います。


たしかに、これによって、
効率が上がっていることでしょう。


しかし、今回のように、
ちょっとしたミスがあった場合については、
逆に効率が悪くなってしまうことも
あるかもしれません。


もし、伝票の紙に枚数を書いていれば、
会計に行く前の時点で間違いに気がついたでしょう。


さらに今回は、まだ席が片付けられずに
お皿がそのまま残っていたので確認できましたが、
もし片付けられていたとしたら、私の主張する
枚数の根拠がなくなってしまっていたことでしょう。


ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、、、


ただ、今回のこのお店の仕組みが良い悪い、
ということをいっているのではありません。


サービス業では昔から、


『効率を求めると、サービスの質が低下する
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 サービスの質を求めると、効率が悪くなる』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

と言われています。


効率も上げることも大切ですし、
サービスの質をあげることも大切です。


その中で、


どちらかが上がった時には、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
もう片方が下がっている可能性がある
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これを忘れてはいけないなと、
飲食業界では極限まで効率化された
回転寿司での出来事を通じて感じました。


あなたも日々の業務の中で、


・効率を上げる

・サービスの質をあげる


これらに取り組んでいることだと思います。


効率が上がった際には、サービスの質について
サービスの質が上がった際には、効率について


両方の側面から見返すことで、
新たな気づきや改善点なども
見えてくるかもしれません。


少しでも気づきとなれば嬉しいです。



工務店MBA事務局
冨田泰司

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