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2012年10月15日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H24 10/15号)

今回のテーマ:「ビルダーの省エネ商品戦略」(前編)              H24/10/15

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
萩原 舞花
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

いつもご愛読ありがとうございます。

MBA事務局の萩原です。



日本に帰国してからというもの、立て続けに

友人の結婚式に招待されることが多く

なってきました。



会社の先輩に・・・



「20代の後半になってくると、毎月の

 ように結婚式の招待が来るんだよ。

 ハギちゃんも、すぐ分かるよ。」



と言われたことがありました。



そうかそういうことか

まさに今!今!今!

なんですね(^0^)ノ!



そしてなぜか分かりませんが、スピーチを

やったり受付をやったりなど、役割をお願い

されることが多いです・・・(笑)



来月の友人の結婚式では、本格的な

「ダンスの発表」があります。

舞台あり、小道具あり、衣装ありの

本格的なダンスショーなのです。



実は私(萩原)が舞台の構成から小道具、

振り付け〜音楽の選定まで全て担当させてもらい

5月からずっと練習してきました(^―^)



「成功するかな・・・」とちょっぴり心配ですが、

友人の一生に一度(?)の晴れ舞台を全力で

盛り上げたいと思うのです。



みなさんも成功をお祈りしててくださいね♪



さてさて、本日は

「アイディアを企画化する方法」についてのお話。



■  空想アイディアを企画化していく方法とは?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★



1年の後半は、イベント企画をする機会が多くなります!


例えば、毎年行っている

クリスマスシーズンのOBのお客様訪問。

サンタクロースのコスチュームに着替えて

お客様のお子さんにプレゼント!と

ご家族には年末のご挨拶です(^0^)ノ



「今年は去年と同じじゃなく、面白い企画をしたい!!

 でも去年より、面白いことって一体なんだろう。」



面白いアイディアというのは、日々の生活のなかで急に

生まれるもので、なかなかデスクの上で考え込んでいても

思い浮かばないことって多くないですか( ゜_゜;)?

悶々としてしまいますよね・・・。



でもいつも同じでは、そのうちマンネリ化して

飽きてしまうのが、我々人間です。



(なにか面白いアイディアは浮かばないかなぁ・・・)

 心の声・・・。



●学生時代に専攻していたマーケティングのクラスで、

先生がこんなことを言っていました。



「アイディアは毎日あなたたちの頭の中から生まれている」

「アイディアがない人なんてこの世にいないのよ。」

「発想を鍛える方法を知らないだけなのよ。」

「恥ずかしがらなくていいし、バカだって思われたって

 いいのだから、とにかくアイディアを書き留めなさい!」



(↑英語だったので、ちょっと英語っぽくしてみました)笑



このマーケティングのクラスは、よくあるスクール形式の講義

ではなく、小さなグループ(3〜5名)でチームになって、

各ターゲット(子供や高齢者の方など)向けの商品を

開発したり、企業訪問・企業体験などを通して、

生徒達が自ら企画し、発表をする機会が多かったです。



*「学生必見!ノートパソコン用の防水スプレー!」

というキャッチで、電子機器にスプレーするだけで100%防水

のスプレーを開発したこともあります(笑)



アメリカでは基本的に1人1台ノートパソコンを支給されます。

4年間同じパソコンを持って勉強するのですが、4年間の

中でパソコンにコーヒーやジュースなどをこぼして、

壊れてしまったり、雨で濡れて壊れたりなどの

トラブルが絶えないから・・・という理由で

私のグループは合致して、この商品を開発した

記憶があります(笑)



今思うと・・・「なんだそりゃ!」と思いますが、

当時はターゲットにとって、



・ 便利

・ 役に立つ

・ 喜んでもらえる



という理由からアイディアを出し、企画化していきました。



さてさて・・・

学生がまだ知らないビジネスの世界に足を踏み込むのは

楽しい気持ちもありますが、働いた経験がない側としては

どのようにして「企画」や「アイディア」発想をして

いいのか分かりません。



そこで、先生が私達に配布した資料が

「オズボーンのチェックリスト」でした。



■  企画する力を鍛える“オズボーンのチェックリスト法”
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★



皆さん、アレックス・オズボーンさんをご存知ですか?

オズボーン・・・魔法使いみたいな苗字だな・・・と

私は思いますが・・・(^―^;)笑



オズボーンさんは皆さんも知っている「ブレインストーミング」という

発想法を開発したかの有名な独創家なのです。



さて、今回ご紹介したいのは、そのオズボーンさんが発想した

名前もそのまま・・・ずばり・・・



「オズボーンのチェックリスト法」
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


● その気になるチェック法はといいますと



生まれたアイディアに対して・・・



1.転用 : 他に用途はないか?

2.応用 : 他にこのようなものがあるか? 過去に匹敵したものは何か?

3.変更 : 色、音、匂い、意味、動き、形など、新しいアングルはないか?

4.拡大 : 大きさ、時間、頻度、高さ、長さ、強さを拡大できるか?

5.縮小 : より小さくできるか?携帯化できるか?
       短くできるか?省略できるか?軽くできるか?

6.代用 : 他の材料、 他の過程、他の場所、他のアプローチ、 
       他の声の調子、他の誰か、異なった成分など、他の何かに代用できないか?

7.再利用 : 要素、成分、部品、パターン、配列、レイアウト、位置、ペース、
        スケジュールを変えられないか?原因と結果を替えられないか?

8.逆転 : 逆にできないか? 正反対にできないか? 後方に移せないか? 
       役割を逆にできないか?ターンできないか?反対側を向けられないか?
       マイナスをプラスにできないか?

9.結合 : 目的や考えを結合できないか?
       組み合せられないか?


これら9つのチェック項目を活用して、生まれたアイディアを

「企画化」していく方法なのです。



ある企業では、この方法をいくつか選定して「問題解決」に活用

していることろもあるようですよ。




● 活用方法は?

このチェックリストの活用方法は様々だと思いますが、個人的には

1〜9まで、項目ごとの表を作成して、図式化して使う

することをお勧めします(^―^)

↓↓↓こんな感じです↓↓↓



■アイディア:(例)ノートパソコン用の防水スプレーを開発

---------------------------------------------------------
1.転用
--------------------------------------------------------
・他に用途はない?





---------------------------------------------------------


---------------------------------------------------------
2.応用
--------------------------------------------------------
・他にこのようなものがあるか? 過去に匹敵したものは何か?





---------------------------------------------------------



ちなみに私は手帳のメモ欄に表を作成して、思い立ったときに

生まれたアイディアを具体化させています。



今後も私自身、企画イベント業務が多いので、

バンバン活用していく予定なのですよ(^―^)



これから年末年始に掛けて、季節的にもイベントが目白押しです。

お客様に楽しんで家づくりをしてもらうため、アイディア脳を

鍛えておくことをおすすめします(*^o^*)



気になった方は「オズボーンのチェックリスト表」を

調べてみてくださいね。「活用法」も一緒に検索

するといいかもしれません♪



参考になりましたでしょうか?

それではまた来週♪



○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



今回のテーマ「ビルダーの省エネ商品戦略」(前編)



■ビルダーが目指すべき商品の方向性は?



住宅業者の販売棟数の全国ランキングでは、年間

1000〜2000棟クラスのところに中堅ハウスメーカーと

大手ビルダーがひしめき合っており、分譲系パワービルダーでは

3000棟を超えるところも増えてきています。



供給規模ではメーカーとビルダーの差は

ほとんどなくなっていると言えます。



住宅の性能面ではやはりまだメーカーがリード

していると言えますが、一部のビルダーでは

メーカーを凌ぐ性能の商品を持っていますし、

価格とのバランスやデザインを含めた

総合的な商品力でも、ビルダーがメーカーに

引けを取らなくなってきています。



ビルダーが今後狙って行く商品の

方向性はどのようなものでしょうか。



住宅産業研究所が全国のビルダーを対象に実施した

アンケート調査では、「デザイン」が53.2%で1位。



2位は「スマートハウス」で51.1%。以下、「ゼロエネ」

「省エネ」が同率で42.6%、「長期優良」「耐震」

「創エネ」と続く結果となりました。



前年の調査では「省エネ」が60%で最も多かったのですが、

今年は前年になかった「ゼロエネ」「創エネ・蓄エネ」

という新項目を加えたため、回答が分散したと見られます。



複数回答のため重複はありますが、回答社の4割が「ゼロエネ」、

3割が「創エネ・蓄エネ」を商品に取り入れようと

していることがわかりました。



■スマートハウスへの取り組み状況



特にスマートハウスへの関心は高まっており、

全国規模のビルダーや、地域を代表する

トップビルダーでは、すでにスマートハウスの

商品化を進めています。



ただし、現状のビルダーのスマートハウス商品の

内容を見ると、スマートハウスの要素である



1)創エネ設備(太陽光発電、エネファーム)
2)蓄エネ設備(家庭用蓄電池等)
3)制御・管理システム(HEMS)
4)周辺分野との連携(EV用コンセント等)



の全てを標準仕様とする提案はまだ少なく、一部は

オプション仕様で対応するという仕様が大半を占めます。



各スマート設備の採用傾向を見ると、太陽光発電の

搭載率は増えてきていますが、蓄電池やHEMSの

普及はまだ進んでいないようです。



また、スマートハウスに対するユーザーの関心は

高まってはいるものの、営業の現場では

スマートハウスを求める声が顕在化

しているという話はほとんど聞かれず、

需要はまだ潜在的なものに留まっているようです。



メーカーよりも一段低い価格帯を主力としている

ビルダーの客層では、予算を上げてまでスマート

設備を追加したいというお客様は、

ごく少数派であると思われます。



現状では、スマートハウスが一般的となる時代に

備えて建物の省エネ性能を高めておいて、インフラが

ある程度整い、各種機器の価格や仕様が落ち着いてから

スマート設備を導入するというスタンスのビルダーが大半のようです。



■LCCM、ゼロエネに取り組む地域ビルダー



元々高性能の省エネ住宅をウリとしているビルダーでは、

スマートハウスについては様子を見ながら、

LCCM住宅(ライフサイクルカーボンマイナス住宅)や

ゼロエネ住宅の開発、実証実験を進めています。



代表的なのが熊本のエコワークスです。2年前からは

全棟にEV用充電設備を標準化し、LED照明も早期から

積極的に取り入れるなど、大手メーカーに先駆けて、

エコ・省エネ設備を普及しています。



地産地消材をグループで加工し、断熱材なども

リサイクル材を使用することで

生産段階でのCO2排出量を削減。



そして太陽光発電システムなどの創エネ設備で

入居後のCO2排出量も減らして、トータルで

LCCMの性能を出して、LCCM住宅評価の認定を受けました。



現在、LCCM住宅評価は8社・13事業が認定されていますが、

最高ランクの5つ星の認定を受けているのは3事業のみ。



エコワークスはそのうちの一つで、大手に先駆けて

最高ランクを獲得しました。



鹿児島の山佐産業もゼロエネルギーモデルを開設し、

LCCM認定を受けています。



C値0.7、Q値2.3の高気密高断熱をベースに、太陽光発電、

太陽熱給湯、HEMSなどの設備を搭載しています。



資材の配送は自社の流通センターに集約し、県産材を

バイオマス燃料で乾燥させることで、

流通・生産時のCO2排出量も抑えています。



東京のアサカワホームも今年7月、山梨県の河口湖に

ゼロエネ住宅の実験棟をオープンしました。



50mmの外張り断熱と100mmの充填断熱で

Q値は0.91、C値は0.61。



5.52kWの太陽光発電、HEMS、蓄電池、EVコンセント等を搭載し、

ドコモとの連携で、携帯で玄関の施錠や開口部シャッターの開閉、

電気系統の運転状況の通知ができる仕様です。



住宅設備の各機器の連携や制御については、業界全体の動きに

合わせて徐々に進めるとしても、ビルダーでも、住宅の

基本性能+創エネによるゼロエネ住宅、LCCM住宅の

商品化はそう遠くはなさそうです。





(情報提供:住宅産業研究所)

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