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2012年02月27日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H24 2/27号)

今回のテーマ:「2011年住宅着工動向」後編                   H24/2/27

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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
中條 達也
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

社長「んーー。」

  「んーーー。」

  「んーーーー。」

  「んーーーーーー。」


社員「しゃちょ〜う!」

  「何事ですか〜?」

  「さっきから、へんな音が出てますよ〜!」


社長「うーーん」

  「おれも悩み多いんだよーー」


社員「何を悩んでいるんですか〜?」

  「ぼくでよかったら、相談に乗りますよ〜」

  「結構、ぼく頼りになるんですよ〜」


社長「そうかーー」

  「ほんとうに良いのかーー?」


社員「ん?なんか嫌な感じ・・・」

  「ぼく、何言われるんですか?」


社長「想像通りだ!」

  「・・・・」


社員「そんな〜!?」

  「いやですよ〜!」

  「勘弁してくださいよ〜!」


社長「・・・・」

  「ごほんっ・・・」

  「若い、女性を紹介してくれ!」


社員「あ〜よかった〜!!」

  「え?」

  「しゃちょーーう!」

  「まずいですよ〜それは」

  「従業員の友人に手を出すんですか〜?」


社長「何言ってるんだーーおまえはーー」

  「女性の営業を雇うんだよ」

  「これからは女性は大いなる戦力になる!」




●こんにちわ、中條です。


ここ数回は、

考え方についてお話をしてきました。



さて、今回は実践編ということで、

営業についてのお話をします。



そんな理由で、大手ハウスメーカーさんの

展示場に勉強に行って来ました。



題してーーー

「大手ハウスメーカーさんの営業を知ろう!」

です。

(^o^)



ハウスメーカーさんの営業を知ってどうするの?

ハウスメーカーさんの営業の何を知るの?

なんで、ハウスメーカーさんの営業なの?

(?_?)



わたしに対して突っ込みどころ満載です。



正直なことを言うと・・・、

わたし自身が、家づくりを考えているからです。

(信じるか信じないかは、あなた次第です(ー▽ー))



皆さんにとってハウスメーカーは、競合でもありますが、


・現在の住宅営業を知るには、一番手っ取り早い相手。

・住宅営業の各社ルールが、そこにある。

・営業テクニックが学べる。

・金額勝負ではなく、他の内容で売り切る営業マンに直接会って話せる。

・何か得るものがあると思う。

・メーカーさんの家づくりを見たい。

etc



このような存在になるのかもしれませんね。



とはいえ

「なかなか、同業者の見学会には足を運べないよ〜」

という方も居ると思います。



大手ハウスメーカーさんは

他社研究するにはとても身近な存在です。

(^_^)



結果として、わたしが勉強させていただいた会社は

1、大手ハウスメーカー

2、中堅ビルダー

3、地域の工務店

4、マンション販売の会社

でした。



それぞれに違いがありました。

営業のちがい、構えのちがい、スタッフのちがい、

飾りつけのちがい、雰囲気のちがい、おみやげのちがい、

に気がつきました。



これらを知ることは皆さんにとって

とても良い研究材料になる?

と思ったので、ご紹介しますね。



ただし一概に、

「大手、ビルダー、工務店のちがいは○○です。」

とは言えません。



おそらく、同じ業態同士でも違いがあると思います。

地場工務店同士でも様々なタイプがありますからね。



では、わたしの経験した内容をご紹介して行きま〜す。

(^0^)




●いざ、出発!【大手ハウスメーカーさん】


まずは手始めに〜ということで、

住宅総合展示場に到着しました。



まず、気付くことは大きな駐車場!



車を止めるのに、迷うことも無く、

スペースを心配することもなく、

とにかく気軽に行けました。



この時点でかなり見学する意欲が高まります。



いよいよ突入です。

(戦場カメラマンならぬ、突撃調査マン!

 とでもいうことにしてください)



住宅の入り口で・・・

一番初めに出会う相手は、女性スタッフさんでした。



「こんにちわ、いらっしゃいませ〜」

という言葉。



まるでマク○ナルドだなぁ〜と思うくらいの

言葉と無料の笑顔です。



わたしはあまり詳しくないのですが、

AKBとかSKE、KGB?(これはちがう)に

所属していますと言われても信じてしまうくらいの容姿です。



心理的に言えば、人に笑顔を投げかけられると

約77%の方が、その方に受け入れられていると感じるそうです。



おそらく、営業マンにつなぐための

ルール説明がこの女性の業務だと思います。



まずはルール説明との事で、

玄関先で「アンケート用紙」を受け取りました。



「見学は自由に、見たいところを何度も

 御覧いただけるようになっております。」


「中をご覧頂く前に、こちらに記入をいただいておりますので、

 よろしくお願いします。」


と言われました。



書いて当然、書かなきゃ入れませんよ!!

くらいの勢いでした。



考える暇も無く、記入することに。

まるで診察前の病院状態でした。

(>_<)



もちろん、わたしは文句をつけることも無く、

素直に記入してしまいました。



しかし、内容は住所や名前、年齢、予算や土地有?

職業は?勤め先は?仕事内容は?などなど・・・・



これを書き終えると立派な個人情報の完成です!

住民台帳より詳しい情報です。



いとも簡単にお姉さんにヒアリングをされてしまいました。

(ー_ー)



印象として、個人情報の記入は、

受付の一貫でした。



ここに来る人は皆そうなんだろうなぁ〜

というイメージだったからです。



続いて、リビングに入りました。



「うわ〜、広ーいー!!」



おそらく自分の家のリビングの3倍くらいありました。

リビングから、外に見える庭も少しおしゃれです。



もちろんダイニングテーブルには、

飾りつけもあり、爽やかなイメージです。



灯りも白熱灯がメインで、

眩しいくらいに爽やかさをアピールしていました。



続けて、風呂、トイレを見て

「やっぱり、広ーいー!!」

そういう作戦か?

(広さとゆったりしたイメージ+爽やか)



まるで、テレビドラマの撮影で使った場所?

と思うくらいの設備でした。



普通に家づくりを検討するお客さんがこれを見ると、

イメージとして、2〜3ランク上の生活がここにある。
        ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
という印象になると思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


2階に階段を上がり、渡り廊下を進みました。

なぜか気持ちはワクワクしています。

そして、部屋を覗くと

「うわっーーー玉手箱や〜!」

なんと子供部屋のメルヘンチックなこと!

(^0^)



幼稚園児〜小学生の低学年を想定して飾ってありました。

勉強机&ベッド、派手カラーのソファ&ぬいぐるみがありました。



2階を堪能して、1階に戻る階段の下で

ついに登場です!

最高の笑顔の営業マンさんです。

(o^O^o)



ドキドキです!

ついに、出会えました!

(是非、サービス業としての手本をお願いします)



●「なかじょうさま、こんにちわ」


すばらしいと思いました!

完全におもてなしのスタンスで挨拶です。

とっても丁重に扱っていただける!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
一瞬で、そう感じました。

(@_@)



ちょうど、奮発して予約を入れて行ったレストランで

お出迎えをコンシェルジュにしてもらったような心地よさです。

(微ミョーな表現ですいません)



これからどんなやり取りが始まるのか〜?

どんなクロージングをされるのか?

とワクワクしながら、促されるままダイニングテーブルに座りました。

(^_^)v



まずは名刺を丁寧に頂きました。
      ~~~~~~
以下、順序通りお伝えします。



「このモデルハウスは、いかがですか〜?」

(希望物件の趣向をヒアリング)


「現在はどちらにお住まいなのですか〜?」

(住所はもちろん、アパート住まいか、また何人で生活するのか?etcヒアリング)


「勤務はどちらまで行かれているのですか〜?」

(私の属性や収入予測、次回以降のアポイント時間帯をヒアリング)


「こちらへお越しいただいたのは、どなたかのご紹介なのですか〜?」

(紹介客か新規なのか、身内に関するヒアリング含む)


「家づくりでどんなことに、こだわりたいとか御座いましたら、教えていただけますか〜?」

(個人の要望、趣味などヒアリング)



いろんな質問をされる中、

私は、「費用が心配〜!」

そう答えました。



予測通りに・・・

・フラット35のお話、金利情勢のお話

・建物の耐久性や強度の説明

・あんしん感につながるサービス体制

・アフターの内容と社内対応の体制

・実績とお客様の声

これらのお話をじっくりとされました。



途中で気がつきましたが、おそらく

この会社の営業は、質問に対しての一問一答ではないんです。

(@0@)



自社の徹底した印象付けと
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
次の営業ステップへの誘導をしていました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


徹底した印象付けは、

心地よさ+爽やか+生活スタイルのUP+あんしん感という事。



次の営業ステップへの誘導は、

工場見学や実際のお客様の物件への見学。



全体的にはとっても違和感無く、ヒアリングと誘導をされていたので

何も疑うことなく、親切な対応をしてもらった!というイメージが残ります。



大手ハウスメーカーの営業は、

情報をしっかりと取り、DMでつなぎ、

次のステップに進んでもらうことを

モデルハウスで行なっていたのでした。

(^o^)



皆さん、いかがですか〜?

大手さんでは、このような事が行なわれていた事、

ご存知でしたか?

(?_?)



とても、スムーズな流れるような対応と

とてもとても丁寧な態度には頭が下がりました。



営業マンの年齢はわたしより2つ下の38歳でしたが、

これらの接客内容を見て、

皆さんはどのように感じられますか?



当然ですが、我々は負けてられません!

もっともっとお客さんに喜んでもらえる家づくりを

自社で立上げ、がんばって行きましょうね!

(^0^)/



つづき(ビルダー&工務店)は、

次回お話します・・・。






○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



今回のテーマ「2011年住宅着工動向」後編



■明暗分かれた被災地の着工動向


今回は、2011年(1〜12月累計)の住宅着工について、

エリアごとに動向を見ていくことにします。



まずは、東日本大震災の被災3県の着工状況を下記にまとめました。


・被災3県の住宅着工戸数及び前年比(単位:戸、%)


     全住宅/前年比    持家/前年比

岩手   4,898 ▲ 6.3    3,154 ▲ 5.8

宮城   12,700 ▲ 0.1    6,564 +19.6

福島   7,826 ▲16.2    4,945 ▲ 6.6

3県計  25,424 ▲ 6.8    14,663 + 3.8
 


震災によって全壊した住宅は、

上記3県合計で12万戸超と言われています。



それに対し、震災前の1〜3月分も含めた2011年の着工は

3県合計で2万5424戸と、5分の1程度。



前年比は、全国平均の2.6%増に対し、

3県合計で▲6.8%と減少しています。



特に福島は全住宅(▲16.2%)、持家(▲6.6%)ともに、

全都道府県で最低の前年比となりました。



居住不能となってしまった地域の人々への対策をはじめ、

福島の本格的な復興はまだまだこれからといった状況です。



一方宮城県の持家市場は、前年比19.6%増と

全国一の伸率を記録し、復興需要に沸きました。



石巻市(前年比92.4%増)、東松島市(同87.8%増)、

気仙沼市(同59.1%増)等、沿岸部の都市では

特に高い伸率となっています。



これらの地域では、農地の宅地転用が進んでおり、

高台に自宅を再建するといったケースも多いようです。



宮城県の持家市場で、もうひとつ特徴的なことは、

一戸当たりの床面積が拡大している点です。



ここ数年、持家床面積は縮小の一途をたどり、

2011年も39都府県で面積縮小が見られ、全国平均は

前年から0.7平米縮小して125.6平米となりました。



そんな中、宮城の持家平均床面積は132.3平米と、

前年から1.7平米拡大しました。



これは、前年から3.5平米拡大した山形県

(平均144.4平米)に次ぐ、全国2位の拡大幅です。



拡大要因としては、まず、震災後すぐに

家を建てられる世帯は経済的に余裕がある場合も多く、

大きな家が建てられやすいことが考えられます。



また、離れていた家族が再び集合して一緒に家を建てるという、

震災後の気運が反映されたという見方もできそうです。



■持家ランキングに見る市場構造の変化


被災地の持家着工は、前述のとおり、

宮城の震災特需が岩手・福島の減少分を補う形で、

3県合計では前年比3.8%の増加という結果になりました。



全国平均が0.1%増とほぼ横ばいにとどまった原因は、

その他の市場の停滞にあるようです。



持家着工が年間1万戸以上の都道府県の状況は、下記の通りです。



・持家着工上位県着工戸数及び前年比(単位:戸、%)


    持家計/前年比 在来木造/前年比 プレハブ/前年比 2×4/前年比

愛知  22,707 ▲1.8  12,707 ▲4.5   6,776  5.5   2,523 ▲1.5

東京  19,160 ▲4.9  11,025 ▲6.3   4,008  4.5   3,043 ▲6.3

埼玉  18,250 ▲3.0  13,187 ▲5.1   3,360  3.9   1,464  5.9

神奈川 17,464 ▲2.1  10,224 ▲6.5   3,997  8.7   2,971  2.7

静岡  14,392  2.5   9,471  1.0   3,505  6.4   1,130  7.8

千葉  14,378 ▲4.2   9,428 ▲5.4   2,827 ▲1.5   1,997 ▲0.2

北海道 11,924  6.7   7,665  7.8   1,019  15.0   3,127  2.8

大阪  11,388 ▲2.7   7,619 ▲4.5   2,031 ▲4.3   1,301  13.9

茨城  11,036  6.8   8,072  6.0   1,924  5.9    961  19.5

兵庫  10,859 ▲2.4   7,456  0.0   2,160 ▲7.9   1,033 ▲0.8

福岡  10,197 ▲0.7   7,382  1.2   1,861 ▲8.5    798  5.3



上記の11都道府県のうち、8都道府県で持家着工が減少しています。

首都圏は全県でマイナス、中でも東京は前年比▲4.9%と、

福島・岩手の被災地に次いで全国3位の減少率となりました。



工法別に見ると、持家着工上位4都県では、

在来木造が▲4.5〜▲6.5%と、全国平均の減少率

(▲0.4%)を大幅に上回っています。



持家在来木造のシェア低下には、大市場での停滞が

大きく影響しているようです。



東名阪を中心とした大市場において持家着工が減少した理由としては、

消費性向と供給体制が分譲住宅にシフトしてきていることが考えられます。



上記の持家上位5都県における分譲住宅の着工状況は、

愛知:前年比8.2%増、東京:同23.1%増、埼玉:同17.5%増、

神奈川:同28.0%増、静岡:同33.2%増と、概ね好調です。



東京の分譲住宅着工戸数は6万1509戸と持家の3倍以上で、

一戸建の建売住宅のみの着工数も1万9336戸と、

持家に競り勝っています。



免震マンションや、長期優良の建売住宅などが増えてきたことで、

手っ取り早く高性能な住宅に住み替えられる分譲住宅を選ぶ人が

増えているのかもしれません。



では、建売住宅(低層分譲)の工法別着工動向はどうかというと、

持家とは異なる市場構造が見えてきます。



     建売計  在来木造  プレハブ  2×4  その他

着工数 119,276戸  97,242戸  4,385戸 14,776戸  2,873戸

前年比  +5.8%   +5.8%  +3.8%  +7.0%  +4.6% 

シェア   ―     81.5%   3.7%  12.4%    2.4%



持家では在来木造の着工数が減少し、プレハブや

ツーバイフォーにシェアを食われる形となりましたが、

建売在来木造はプレハブを上回る伸率で、

圧倒的なシェアを堅持しています。



分譲特化型の大手ビルダーが依然として好調であることが

最大要因ですが、注文ビルダーの中から、分譲市場に参入する

企業が出てきたことも、影響しているようです。



実際、住宅産業研究所の調査でも、建売住宅を手掛ける

企業の数が増加傾向にあるという結果が出ています。



地場の注文ビルダーが、大型分譲地にモデル棟を建設して

大手メーカーと肩を並べ、価格メリットで顧客に選ばれる

というケースも増えているようです。



こうした取り組みから、注文住宅での評判につなげていく

という方法も、着工減少時代における有効な生き残り策の

一つと言えそうです。





(情報提供:住宅産業研究所)
2012年02月20日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H24 2/20号)

今回のテーマ:「2011年住宅着工動向」前編                   H24/2/20

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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
中條 達也
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社長「最近、現場のミスが多いなぁ〜」

  「どうしてこんなに、手戻り工事が続くんだ?」


社員「ぼく営業なんで、分かりませんよぉ〜」

  「そんなに気になるなら、

   しっかりと管理マニュアル作れば良いんですよ!」

  「このままだと、お客さんに迷惑かかっちゃいますよ!」


社長「そうだよな〜」

  「おまえ、良い事言うなぁ〜!」

  (言う事だけは立派だよなぁ〜。)

  (それはそうと、おまえ営業マンなのに!

   受注だけはホント取れないよなぁ〜。)


社員「あっ、しゃちょう〜、

   ぼくマニュアル作りましょうか?得意ですから!」

  (社長はそういうの苦手だし、絶対作れませんからね。)


社長「そうだな、何かしないと始まらないよな」

  「頼むわ!」

  (いつも、暇そうだからな、仕事してもらわないとな。)


社員「はい、喜んで!」(^_^)/

  「しゃちょーーう!?」

  「こういうの作ると・・・、ぼく、出世しますよね?」

  「来月になったら〜ぼくは部長かも」

  「あっ!ひとり言です」

  「気にしないでください」


社長「・・・。」

  (やっぱり下心があったんだな〜!)




●こんにちわ、中條です。


先週は役に立つ、【プチ情報】について、お話しました。



皆さんそれぞれ、思い付いたアイデアがあると思います。

良い内容があれば、皆さんのネタをドシドシ教えてください。

教えていただけたら、このメルマガで紹介しますので!



そうなると、この工務店MBAは

情報共有できるメルマガになるかもしれませんね。

(^_^)



それでは、今週もよろしくお願いします。



先般、印刷業者さんとのやり取りで気がついた

【プチ情報】についてお話します。

(今週もプチ情報なの〜?って言わないでくださいね)



わたしが言うと怪しいですが・・・今回の内容は、使えますよ〜!

(^へ^)



おそらく、たくさんの方が既にやっている事かもしれません。

これをやっている人は、何事にもミスが少ないと思います。

なぜなら、ミスが起きるポイントを知っていて、

事前に対処しているからです。

(ー0ー)



「もったいぶらずに教えてよ〜!」

って聞こえてきそうなので、早速紹介しますね。




●こんな事、ありませんか?


《コーディネート編》


業者A「クロスどの色、どの柄にしますか?」


工務店「共有部分は白でこのエンボスにしてくれるかな」


業者A「あーそれ最近、人気ですよ」

   「それ、押さえておきましょうか?」


工務店「そうだね、頼むよ」

   「それと〜、子供部屋やトイレや洗面所、玄関も決めなきゃね」


業者A「外壁もそうとう細かな指示をされたお客さんですから、

    慎重に行きましょう」

   「リビングはどの色、どのタイプですか?」


工務店「クラシックの白で、このタイプでお願い」

   「沢山頼んだけど、大丈夫かな?」


業者A「しっかりとメモしたので、大丈夫です」




ーーー後日ーーー




返品〜〜〜!

(>_<)



お客さん「頼んだものとちがうわよ〜!」

    「色とタイプがチグハグよ〜!」


工務店 「おかしいなぁ〜、業者Aと確認したのになぁ〜」

    「一体どこで間違ったんだ〜?」

    「トホホ・・・」



ちょっと極端な事例になってしまいましたが、

コーディネートに限らずこんな事って、ありませんか?



コーディネートに纏わるものでしたら、


「チェックボックスでしっかりと仕様の

品番をチェックして、更に画像も添付しているから、

自社ではそういうミスは起こらなくなったよ!」

(^0^)


そういう方も居られると思います。



この手のミスの原因は、選択肢がたくさんある中から、

ひとつを選び、それを第3者に伝える。

その伝えられた人が、また違う人に依頼をする。



いわば、伝言ゲームとなっており、

どこの段階で間違ったのかが

分からないという事があります。



時には、何の話だったかすら、

判別できなくなってしまう事もあります。



確かに、

伝言ゲームは、難しいです!



人の噂と同じように、はじまりとはまったく違う

内容に変身している事が大半です。



ちなみに、わたし個人の話ですが・・・

以前、単身赴任してたことがありました。



月に1回自宅に帰ってくる

⇒遠くで仕事をしている

⇒何の職業?

⇒遠洋漁業???





近所で私の職業が「漁師」と噂された事があります。

誰がそう伝えたのか?全く分かりません。

(ーー;)




●簡単&ミス無し伝言ゲーム


わたしが経験した『ミスをしないやり取り』は、

以下の通りです。



《マニュアルの作成をする時のお話編》


中條  「たくさんありますが、一気に説明しますね」


印刷業者「了解しました」

    「冊子の色と柄から決めましょう」


中條  「表紙はホワイトで、柄はこちらのタイプでお願いします」


印刷業者「この色、最近人気ですよ〜」

    「こちらのテキストは、どうしますか?」


中條  「このテキストは、黒色でお願いします」

    「マニュアルや解説書、パッケージも決めましょう」

    「沢山頼んだけど、大丈夫かな?」


印刷業者「しっかりとメモしたので、大丈夫です」


中條  「それぞれに今から言う事をメモして欲しいんですが・・・」

    「マニュアルの各表紙をホワイトにしたのは、

     写真を入れたいからです。グレーや黒が表紙だと、

     写真は載せられないから分かりますよね」

    「テキストを黒にしたのは、CDと一対なので色を揃えたんです」


印刷業者「そうですか〜、そういう理由なんですね」


中條  「あと、余談ですが〜」

    「白と黒というとーーー」

    「マイケルジャクソンの歌で・・・(省略)」


印刷業者「はははっーーー!」

    「わたしも、持ってますよ、それっ!」




ーーー後日ーーー




納品〜〜〜!

(^0^)



中條  「たくさんあったけど、ミス無くしっかりと納品頂き、

     助かりました!」


印刷業者「メモはもちろん、しっかりと選択した理由を

     教えてもらいましたので、ミス無く、スムーズに事が運びました」




・・・・業者さんへの伝言ゲームが、上手く行った時の内容をお話しました。



上記の2つの事例(やり取り)ですが、

唯一ちがいがあるとすれば、

選択理由を明確に相手に伝えたという事です。



伝え方を気にした

【業務的】VS【理由付き】

たったそれだけで、相手の記憶に残ったんだと思います。



その担当者さんが、また別の人に同じように

想像しながら伝言を行なったのでしょう。

(^_^)



そこで疑問!

その印刷業者さんの担当の方に、

「いつもミス無く、やっていただいていますが」

ミスをしない「秘訣はあるのですか〜?」

と聞いてみました。



すると、

「選択する時の様子を、細かく記憶しておくこと」

と言ってました。



今回、わたし自身がややこしい依頼をしたにもかかわらず、

ちゃんと混同せずに伝わったのは明確に理由を伝えたからだと思います。



理由を細かにしっかりと記憶してもらえたのかな〜?

と思います。

(@_@)



●すべてに使えるらしいです。


ただ単に、業者さんに理由を伝えるだけで!
          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ただ単に、お客さんと打合せで、理由を聞くだけで!
               ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『ミスは減る』らしいです。



ビジネスマナー上達法の本にも書いてました。

(^_^)



しかも!

お客さんの話しを聞く時に、少し突っ込んでヒアリングする事で、

気持ちが通じて、お互いの信頼関係が深まります。

(^0^)



もしかしたら、相手に理由を聞くことは

全てのやり取りに、有効的な方法かもしれませんね。



気にかけてやってみる価値あると思いませんか?

(?O?)



今週も【プチ情報】でしたが、いかがでしょうか?

役立つと思っていただいた方は、ご利用してみてくださいね。

(^0^)/





○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



今回のテーマ「2011年住宅着工動向」前編



■持家在来木造のシェアが減少


今回は、先日発表された2011年(1〜12月累計)の住宅着工統計を基に、

様々な出来事があった住宅業界の1年を振り返ります。


まず総着工数は83万4117戸で、前年から2.6%の微増となりました。

その内訳は、以下の通りです。



持家          30万5626戸(前年比 +0.1%)

低層分譲(建売住宅)  11万9276戸(同 +5.8%)

低層貸家(アパート)  18万8958戸(同 ▲5.8%)

中高層分譲(マンション)11万5295戸(同 +29.3%)

中高層貸家       10万4962戸(同 ▲0.4%)



持家は前年並み、アパートは5.8%の減少となる一方で、

建売及びマンションの分譲系が伸びたことで、

着工全体を下支えしたことが分かります。



特にマンションは、前年比で約3割の伸び。

リーマンショックの影響を大きく受けた2009年との比較では

52.3%増と、順調な回復ぶりと言えます。



次に、持家について主な工法別に着工数の内訳を見てみると、



在来木造  21万2240戸(前年比 ▲0.4%)

プレハブ  5万5010戸 (同  +1.6%)

2×4   3万0187戸 (同  +4.1%)



在来木造のみが、前年を下回る結果となっています。

持家着工数に対する各工法のシェアは、

在来木造69.4%(2010年:69.8%)、プレハブ18.0%(同17.7%)、

ツーバイフォー9.9%(同9.5%)という比率となりました。



震災の影響による省エネ重視の傾向、またエコポイント等の

支援策が、標準仕様で高性能をウリとするプレハブや

ツーバイフォーに有利に働いたようです。



■エコポイント、フラット35Sが大きく影響


時系列で着工の推移を見るため、

月別の着工増減(前年比)を下にまとめました。



総着工数は2010年6月から11年2月まで9ヶ月連続で

前年を上回り、3月の震災で▲2.4%と一旦落ち込んだ後も、

5ヶ月連続で増加を続けました。



注目すべき点は、7〜9月の動向です。

エコポイントが7月末着工分までで一旦終了となったこと、

また「フラット35Sの金利優遇措置が前倒しで終了」という話が出始め、

8月初旬に「9月末で終了」が決定されたことを念頭において、

下記の推移をご覧ください。



・月別住宅着工戸数増減(前年同月比、%)


2011年  総計  持家  建売  アパート

1月   2.7   5.5  12.9  ▲13.6

2月   10.1   6.0  10.6  ▲14.0

3月  ▲ 2.4   4.0  11.0  ▲10.6

4月   0.3   0.2  10.8  ▲12.1

5月   6.4  ▲ 2.9 ▲ 1.4  ▲ 3.8

6月   5.8  ▲ 2.6  11.2  ▲ 6.6

7月   21.2   19.1   7.9   32.4

8月   14.0   6.9  12.0   13.9

9月  ▲10.8  ▲ 9.7 ▲ 4.6  ▲25.1

10月  ▲ 5.8  ▲ 8.1 ▲ 1.3  ▲10.4

11月  ▲ 0.3  ▲ 5.1   1.9  ▲ 9.9

12月  ▲ 7.3  ▲ 8.8   1.5  ▲ 9.1



住宅着工は、7月:急上昇

→8月:前年比プラスを維持

→9月:急落と、

駆け込み需要とその反動が如実に反映される形となりました。



特にアパートは、それまでのマイナス基調から

一気に32.4%増へと、大きく跳ね上がっています。



アパートの場合、30万ポイント×戸数分のエコポイントが

あるかないかで、1棟あたり数百万円の差が出ることもありますから、

施主を急がせる要素としては、戸建以上に大きかったものと思われます。



6月以降の持家の着工数増減推移について、工法別に見てみると、


・月別持家着工数増減(前年同月比、%)


   在来木造  プレハブ  2×4

6月  ▲ 3.8    1.9    3.9

7月   16.5    25.5   33.3

8月    8.0    2.4   12.1

9月  ▲11.1   ▲ 1.9  ▲12.1

10月  ▲ 8.9   ▲ 6.4  ▲ 5.2

11月  ▲ 4.9   ▲ 7.5  ▲ 0.7

12月  ▲ 9.2   ▲ 8.3  ▲ 7.4



どの工法も7月にピーク、9月にマイナス転向

という傾向は共通しています。



しかしプレハブとツーバイフォーは、

6月→7月→8月の増減幅が大きく、

在来木造に比べてエコポイントが有利に働いたことが分かります。



エコポイントが瞬発的な駆け込み需要を生んだ一方、

フラット35Sの1.0%金利優遇が終了した9月以降は、

じわじわと着工減が続いています。



長期的に家計に影響を与えるローン金利の動向は、

「30万円お得か否か」のエコポイントよりも深刻な問題です。



新設されたフラット35Sエコでは認定住宅に優遇金利が適用されますが、

被災地以外での優遇幅は0.7%と縮小されます。



このような状況下では、施主の負担感を緩和するための情報を

収集・提供していく能力が必要となります。





(情報提供:住宅産業研究所)
2012年02月13日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H24 2/13号)

今回のテーマ:「住宅ローンを考える」後編                      H24/2/13

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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
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中條 達也
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社長「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと?」

  「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと?」

  「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん?」


社員「社長!どうしたんですか?」

  「風邪治ってないんですか?」


社長「いやーーー、風邪は気合で治ったよ!」

  (気合で治るわけ無いよね〜!?)

  「今日〜、なんか約束あったはずなんだよな〜」


社員「大切な予定だったんですか〜?」

  (めずらしいですね〜!)


社長「それが、全然思い出せないんだよ」

  「いや〜困ったなぁ〜」


社員「しゃちょう・・・」

  (もしかして、痴呆症が〜きた?)


社長「あっ!おまえ、先週1万円貸したよな!」


社員「えっ?そうでしたっけ?」


社長「昼飯、コンビニ行くからって言ってたぞ!」


社員「(もう〜!)そういう事は、覚えてるんですね」




●こんにちわ、中條です。


先週は少し、小難しいお話になってしまいました。

(^^;)



しかし、今の作業は何の為?を考えて行動することは

とても大事ですので、今後は気にかけてみて下さいね。



【×】チラシ作り=即受注獲得

【○】チラシ作り=まずは集客



という事です。




さて、今週はとても役立つかも【プチ情報】をご案内します。

(^0^)



皆さんは、パソコンのメールチェックを

「何時」されていますか?



「朝一番で!」

「昼休み!」

「仕事を終えて、帰る前!」

「気が向いたら!」

「携帯に転送している!」

「パソコンありません!」

etc



わたしは「朝一番で!」チェックの人です。



因みに詳しく言うと、朝はもちろん、その都度でもあるし、

携帯に転送もしています。



転送機能を利用するのは、ナックでは常識になってるんですよ。

(転送してないと〜村八分のルール?)



これからお話する【プチ情報】は、わたしと同じく

「朝一番で!」の方に役立つ内容になります。

(^_^)



「朝は苦手なんだよね〜!」という方も

使い方次第なので、諦めずに読んでくださいね。




●ハローアイデア!


こんなCMありましたよね?!

あれです!

それっ、それ!

Sharpens you up!

(発音してみて!)



白いタブレットのすっきりするお菓子です。

以前、CMでやってたシーンです。

アイデアをふと思いつく場所が、


・トイレ中

・お風呂中

・寝る直前に

・食後のくつろぎ中

・ランニング中

など

やっていたと思います。



皆さんは、どんな時に良いアイデアを思いつきますか?



「運転中?」あぶないよぉ〜

「電話中?」集中しましょう〜

「会議中?」えっ良いんですか〜

「妄想中?」寝ちゃってませんか〜

「奥様と話中?」うわっ!ノーコメントで〜



わたしは、寝る直前が比較的、多い気がします。



ベッドに入ってから、少しボーっとしてる時です。

(ー_ー)zzz〜



寝る時も、トイレの時も、お風呂の時も、

良いアイデアが生まれるのですが、用を足すと

忘れちゃいます!

ほとんど覚えていません!

いけませんよね〜。



もしかしたら、画期的なものがあったかもしれません。

大発明、ノーベル賞モノがあったかもしれません。

(全く期待できませんが、そう夢見ています)



そこで、

もう10年以上前になると思いますが、

昔から今だにやっているテクニック(工夫)

【プチ情報】をお伝えしますね。

(^_^)



一言で言えば、その時に思い付いたメモの残し方なんです。



●寝る前の暗闇でも、活用できる【プチ】テクニック


わたしの場合を例にお話すると、

寝る直前に「こんなのどうかな?」というアイデアが

浮かびました。



アイデアが浮かぶと〜

次に

1.明かりをつけて、

2.メモ用紙を探して、

3.ボールペンを探して、

4.思いつく文章を考えながら

5.書く



そうすると・・・・

目が覚めます!

(@_@)



しばらく、寝れません〜。

一時、睡眠不足が続きました〜。

(>_<)



そこまで必死にメモしたアイデアのほとんどが、

朝、確認してみるとーーーーーーー!?



「なんじゃ、こりゃーーーー???」

大した内容ではない貧相なアイデアだった。

(ーー;)



夜に「凄い考えだ!」と思うほど、

朝に見るとダメなアイデアです。

(そんなもんですかね?)



そういう事を繰り返しているうちに・・・

目を覚まさずに、

より手軽に、

すんなりと、

後でチェックを忘れずに

できる方法が生まれました。

(^_^)



必殺!役立つかも【プチ情報】

これです↓



アイデアが浮かぶ〜


1.携帯を持つ

2.思い付いた単語、フレーズをうつ

3.会社の自分のパソコン宛に送る


それだけです。30秒で完了。

即、寝れます。



次の日、いつも通りに出勤し、

朝一番で!

メールをチェックし、アイデアも確認します。



使えそうな内容であれば、現状の業務に

充てこむようにしています。



携帯電話を利用することで、

部屋の電気をつける必要もありません。

寝つきが悪くなった〜といって、

お酒を用意する必要もありません。

(^へ^)



とても役立つかも【プチ情報】です!

(役に立ちませんか〜?)



わたしは、今でもこの方法で

忘れちゃダメな事柄なんかを送信しています。



外出した先で、考え付いた時も同じです。

とても便利と思ってやっています。



メモから携帯に切り替えた当初は、携帯に保存をしていました。

携帯内に保存だと、携帯電話の保存ファイルごと

次の日、忘れてしまってダメでした。



何週間も経ってから、保存ファイルを見つけ、

「なんじゃ、こりゃーーーー???」となってました。



良い!と思ったアイデアは、

業務に即座に活かしたいですからね。

会社のパソコン宛てに送信するようにしました。

(^o^)



●その後は?


もう何年も前に、

数名のスタッフや数名の社長さんに伝えました。



すると、



スタッフA「物忘れが激しいので、役立ってますよ〜!」

スタッフB「携帯はいつも手元にあるから、便利ですよね〜!」

社長さんA「あなただけ!って思ってたけど、案外つかえるね〜」

社長さんB「寝る前に、携帯をいじくる癖がついて、逆に寝れなくなった〜」



3勝1負です!

(^_^;)



その後、この方々は使用されているかは分かりません。



役に立つか?それとも立たないか?

はご自身の判断次第だと思います。



せっかくのアイデアや、忘れちゃいけない事柄を

再確認する方法としてご紹介しました。



よろしければ、やってみてください。

(^0^)/





○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



今回のテーマ「住宅ローンを考える」後編



■フラット35Sエコが再開


今のような低金利の時期には、超長期で

固定金利を組むこともお勧めです。



その長期ローンの代表が、フラット35Sです。



住宅金融支援機構の手掛ける住宅ローンですが、

民間の金融機関でも取り扱っています。



2011年度の住宅取得支援策の1つの柱が、

フラット35Sの1.0%金利優遇でした。



昨年の9月に一端終了しましたが、12月に再開。

被災地以外の金利優遇幅は縮小し、更に

「フラット35Sエコ」として、省エネ等級4を

クリアした住宅を手厚く優遇する内容に変更されています。



ちなみに2012年1月時点での金利は、以下の通りです。



・フラット35Sの金利           2.36%

・Sエコの金利優遇  当初5年間▲0.7%→1.66%

           5〜10年目▲0.3%→2.06%


※更に耐震などの条件を満たせば、

20年間金利優遇タイプもあります。



今回のフラット35S再開は、

どれくらいの効果があるでしょうか。



昨年9月に「フラット35S」の申し込みが前倒しで

締め切られた時は、展示場で初めてフラット35Sの

存在を知って、申し込むユーザーが目立ったと言います。



その中では「とりあえず申し込んでおこう」という

ユーザーも多く含まれていたようです。



こうしたことを踏まえると、ホームページや見学会、

展示場での初回接客などで、フラット35Sエコを

積極的にアピールすることが必要であると言えそうです。



大手ハウスメーカーでも、受注効果が上がるかどうかは

何とも言えないと見ているところが多いようですが、

反響という意味では、今のところ良いと感じているようです。



低金利時代の、更なる金利優遇というのは、

後押し材料として有利に働くでしょう。



ただ、これも予算が限られていますから、

予定よりも早く終了する可能性はあります。

その点は注意が必要です。



■住宅ローン減税も拡充へ


最後になりましたが、住宅ローンに関わる

税制についても見ておきましょう。



いわゆる住宅ローン減税ですが、年末の借入残高の1%が、

年末調整によって戻って来るという所得減税措置です。



住宅ローン減税は、この10年くらいは

継続的に行われている税優遇措置です。



借入が大きいほど、減税額は大きくなるため、

高額物件においてはメリットが大きくなります。



今回の税制改正で出された案では、このローン減税に

関しても、エコ住宅が手厚く優遇されます。



現行ですと、2012年、2013年と、ローン減税は続きますが、

その限度額が従来よりも拡大されるということが、

2012年度の税制改正大綱に盛り込まれています。



具体的には以下の通りに定められています。


 ・2012年 限度額3000万円→改正後4000万円

 ・2013年 限度額2000万円→改正後3000万円


つまり年間での還付額上限が、

30万円から40万円に拡大するということです。



もちろん借入額が3000万円より少なければ、メリットは

変わらないわけですが、上記の年に新居に入居すれば

(年内入居が条件)、これが10年間続くわけですから、

メリットは大きいはずです。



10年間最大控除を受け続けるとなれば、

合計還付額が300万円が400万円になり、

100万円もの差がつきます。



ただこの改正は、前述のように省エネ住宅に限られます。



新たな基準となる省エネ住宅の名称は、まだ正式には

定められていませんが、今のところ「認定省エネ住宅」と

仮称されています。



また、長期優良住宅認定を取得した場合も、

同様の優遇が受けられるとのことです。



ここまで住宅ローンの優遇金利や、住宅ローン減税について

見てきましたが、これからの家づくりにおいて、

省エネ性の高い住宅を作ることは何かとメリットが

大きいということが言えそうです。





(情報提供:住宅産業研究所)
2012年02月07日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H24 2/7号)

今回のテーマ:「住宅ローンを考える」前編                      H24/2/7

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中條 達也
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社長「ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ」

  「ハックショーーーーン」

  「ヴィーーーーーーー。」


社員「しゃちょーう」

  「大丈夫ですか〜?」

  「風邪ですか〜?」


社長「あーーーーキツイーー、んーーー」

  「どう見ても、呑みすぎじゃないだろ〜?」


社員「そりゃそうですけど、病院行った方が・・・」

  (ぼくたち、伝染っちゃいますよ)


社長「こんなの、気合ひとつでーーーー」

  「ハ、ハ、ハッックショーーーーーン!」


社員「社長にもしものことがあったら困るんで・・・」

  (社長、朝から仕事してないし〜)

  (あれ持って来い、これ買って来いっ!ばっかりだし〜)


社長「おれは仕事一筋なんだよ!」

  「お客さんあっての、この商売だから」

  「こんな事でへこたれてちゃ話にならんのだ!」


社員「しゃちょう!」

  「言い切りますね!」

  「かっこいいです!」

  (その言葉を使うところ、今じゃないと思いますが)


社長「なんか言ったか〜?」

  「ゴホッ、オエーーーー」


社員「来週のお客様感謝デーの準備は、おいらに任せて!」

  「ゆっくりと休んでください!」

  (社長の身の回りの世話するために出勤したんじゃないですから〜)


社長「(;_;)おまえ〜」

  「そんなこと、言ってくれて〜」

  (感謝デーは良いから、そろそろ受注とって来てくれよ〜!)



●こんにちわ、中條です。


先週は、たくさんの資料請求と

ものすご〜い!数多くのコメントを頂きました。

本当に皆さん、ありがとうございます!

(^0^)/



正直、びっくりしました。

こんなにもじっくりと読んで頂いてたなんて。

しかも、温かい言葉をじゃんじゃん

言ってもらいました。

うれし涙が出ちゃいました。

( T _ T )



いただいたコメントは・・・



「いつも、楽しみに読んでますよ!これからもよろしく!」

「小冊子も楽しみですが、メルマガも楽しみです!」

「冒頭のやりとり、気に入っています!」

「前回、○○でお会いしました!がんばってね!」

「ご無沙汰です。お元気そうですね。」

「作成は大変と思いますが、応援しています!」



ほんとうにたくさんの

心のこもった嬉しいエールを頂きました。

(^o^)



本当は1件1件、

しっかりとお返事したいのですが〜。

(そのうち、いづれ〜〜〜お話しましょうね)

(^^;)



小冊子は全国の担当者を通して、

郵送させて頂きますね!



では、今週もいつも通り

ちょっとタメになるかも〜(^_^)

のお話をして行きます。



今週のテーマは、

「目的」についてです。




●突然ですが、みなさんに質問です!



少しイメージしてみてくださいね。



≪質問その1≫

皆さんは、チラシ広告を作る際に、

何を重視していますか?(3つ選んでみてください)


1、広告のサイズ

2、住宅のパース

3、写真

4、キャッチコピー

5、住宅の金額

6、部材の性能

7、社長のコメント

8、他社との比較

9、自社の特徴

10、その他



≪質問その2≫

では、ニュースレターを作る際に、

何を重視していますか?(3つ選んでみてください)


1、封筒の種類

2、手紙の色や質

3、郵送のタイミング

4、情報の量

5、社員の自己紹介

6、社長の考え

7、協力会社の紹介

8、現時点の施工物件紹介

9、セミナーの案内

10、その他



≪質問その3≫

では、ホームページをリニューアルする際に、

何を重視していますか?(3つ選んでみてください)


1、デザイン

2、イメージカラー

3、写真の写り具合

4、施工写真

5、自社の理念

6、上位ランキング

7、滞在率

8、資料請求率

9、自社商品

10、その他



いかがですか?

(^_^)



「当然、自社の売るものが目立たないとダメさっ!」

「フルコミ住宅!この値段!ってところだな!」

「自分が商品だから、俺が目立つのみ!」



いろんな意見が、出てきそうです。



それでは、少し質問を変えます。



≪質問その1≫

チラシを作る「目的」は何ですか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


≪質問その2≫

ニュースレターを送る「目的」は何ですか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


≪質問その3≫

ホームページを持つ「目的」は何ですか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



さて、いかがですか?

(^_^)



先ほど投げかけた3つの質問については、

みなさんが何を選んでも、それは正解です。



では、後にあげた3つの質問にある、

「目的」と少し見比べてみてください。



「重視したいこと」が「目的」に
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
しっかり沿ったものになっていますでしょうか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



この「重視したいこと」と「目的」に

ブレがあると、営業活動する上で、

非常に大きな足かせになる可能性があります。



●【売りたい営業】 vs 【知りたいお客】


自社の思惑通りになかなかいかない!

と悩んでいる工務店さんによくあるのが、


【売りたい営業】 vs 【知りたいお客】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

という状況です。



【売りたい営業】は、

より強く商品をアピールします。



お客様に決断をすぐして欲しい〜となると、

更に強く営業をかけます。



また、焦れば焦るほど、思わぬ方向に話が進み、

その結果お客様に振り回されることもしばしばあります。



【知りたいお客】様は、

純粋に疑問を解決したいと考えます。



知らないことを、教えてくれるなら、

多少苦労をしても足を運びます。



まだ勉強をしたいと考えている方は、

単純な売り込みをされることをとても嫌います。



営業は「売りたい!」

お客様は「知りたい!」



このズレが解消されない限り、

自社が思うような結果につながりづらく

なってしまいます。

(>_<)



「家づくりをはじめよう!」

と考えはじめたお客さんの大半は、

疑問と不安がいっぱいです。



そのお客様の疑問と不安は、

家づくりのプロである、ベテランの皆さんが

しっかりと教えてあげないといけません。



疑問と不安が解消されてはじめて、

お客様は「家を買う」という行動をとります。

( ̄0 ̄)



では、先ほどの3つのツールの「目的」について

考えてみたいと思います。

(@_@)



≪質問その1≫

チラシを作り、撒く「目的」は?



そうです、集客ですね。



チラシの紙面上で、例えば、


ウチの家、良いよ〜!「自慢の設備」

ウチの家、安いよ〜!「フル込み48万円」

ウチの家、スゴイよ〜!「○○工法採用」


と伝えても、

売り込みに聞こえてしまうことがあります。



足を運んでもらうためのチラシとは、

例えば、


「家づくりをする上で、知らないと損する3つの秘密」

「後悔しないで!住宅ローンの選択でこんなに変わる生活スタイル」

「快適な生活を送るなら、素材選びの守るべきルール1〜10」


などなど。



お客様が考える疑問や不安を解消する場が、

このイベントです!と、

宣伝しちゃいましょう。

(^_^)



≪質問その2≫

ニュースレターを送る「目的」は?



そうです。

お客様との距離感を縮めるためですね。



チラシと同様に、売り込みになってしまう内容よりも

自社の考えやスタッフの特徴を赤裸々に表現した方が、

親近感は湧くかもしれません。



距離感をしっかりと縮めて、

その上で、自社の売りをお伝えしましょう。

(^o^)



≪質問その3≫

ホームページを持つ「目的」は?



ここまでくれば、

もうおわかりですよね?

(^_^)



チラシも、ニュースレターも、ホームページも

目的に合わせて、作りこむことで、

今まで以上に、成果へつながるかもしれません。

(^へ^)



今回は、集客ツールを例に出して

「目的」についてお話をさせて頂きましたが、

この集客ツールだけでなく、何か行動を起こす際には、



「何のため?」
~~~~~~~~~~~~~~
「目的は何?」
~~~~~~~~~~~~~~


というように、

意識して行動をするように

してみてはいかがでしょうか。



また、お客様の反応や

見学会アンケートなどをチェックして、

見直しをする、ということも

とても大切だと思います。



新しいことを始めるのと同様に、

現在の内容を見直して、

今年もがんばりましょう!

(^0^)/





○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



今回のテーマ「住宅ローンを考える」前編



住宅購入者の多くは、若年一次取得者であり、

大半はローンを組んで購入します。



20年、30年、35年と、長期に亘ってローンを組むため、

どんなローンの組み方をするかは、今のような

先行き不透明な時代には、大変頭を悩ませるところです。



目下、超低金利時代と言え、住宅ローン金利は

極めて低い水準にあります。



言ってみれば、家はものすごく買いやすい

状態にあることは間違いありません。



ですから、金利が上昇する兆候が表れたり、

消費税が上がったりするタイミングでは、

ユーザーが住宅購入に一歩を踏み出す可能性が

高くなるわけです。



急速に金利が上昇に向かうことは今のところなさそうですが、

今がこれ以上ない低金利時代であるということは言えるでしょう。



■超低金利時代、ローン競争が激化


一口に住宅ローンと言っても、

金融機関によっていろいろな商品があります。



また月ごとに金利が見直されるため、

注意しなければなりません。



例えば3大メガバンクの2012年2月の変動金利を比べてみても、

店頭の変動金利は2.475%と同じですが、優遇される金利や

ケースがまちまちで、以下のように差があります。



・みずほ銀行   最大▲1.6% 年率0.875%

・三井住友銀行    ▲1.4% 年率1.075%

・三菱東京UFJ銀行 ▲1.4〜▲1.6% 年率0.875〜1.075%



なお、ほとんどは全期間通じて、1.4〜1.6%の金利優遇が

続くということですから、本当に低金利であることが分かります。



また毎月引き下げ幅も見直しされています。



今では実際の店頭金利というものは、

あってないようなものと言えるでしょう。



上に示したローンは、全期間金利優遇タイプです。



それ以外に、当初の一定期間だけは金利優遇幅が

より大きくなるというものも、各行で設定しています。



例えば三井住友銀行は、固定金利特約型10年固定限定のものは、

10年間に限り1.9%の金利優遇があります。



2月時点の10年もの店頭金利は3.65%ですから、

10年間はそれより1.9%優遇された1.75%という

金利で借りられるということです。



期間を過ぎた後も、1.0%の金利優遇が続きますから、

10年間の金利負担を軽くして、それまでになるべく

返済を進めるという人には有利な金利と言えるでしょう。



みずほ銀行でも、自己資金20%以上の方を対象として、

1.9%優遇のローンを設けています。



こちらのローンでも、固定期間経過後は

1.2%の優遇措置が続きます。



三菱東京UFJ銀行では、更に優遇幅を拡大した

▲2.2%のローンもあります。



5年または10年の固定金利からの優遇で、

期間終了後も1.4%の優遇が続くというものです。



融資金額が上限に達し次第、募集を終了するという

期間限定ものですが、非常に有利な金利と言えるでしょう。



変動金利では、優遇措置によって1.0%以下で借りられる

わけですから、例えば住宅ローン減税による所得税の

還付を考えれば、金利はゼロに近いと言えます。




今までは、店舗運営コストが低いインターネット専業銀行や

信託銀が、低金利競争を繰り広げていましたが、昨年秋頃から

メガバンクも低金利競争に参入してきました。



これは、フラット35Sが昨秋に一端終了したことで、

攻勢を掛けてきたと見てよさそうです。



目下の超低金利時代においても、各行は更に低金利を追求し、

「もっと低い金利を」と、競い合っています。



住宅会社は、どの銀行がどんなローン商品を扱っているかを

常に把握し、ユーザーごとに最適なローン商品を勧められるように

しておくことが必要でしょう。




(情報提供:住宅産業研究所)

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