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2010年10月12日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H22 10/12号)

今回のテーマ:プレハブメーカーが在来木造に本腰  後編       H22/10/12

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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


●お世話になります。ナックの日下部です。


いや〜、最近、凹むことがありました。


「俺は、これから大丈夫か?」

と自分自身が心配になったんです。



それは、先日、あるシステム開発会社さんと

話をしていたときに起こりました。




今度、こういうサイトを作りたいと思っているんだけど、

あ〜で、こ〜〜〜で、こんな感じのシステムを組んでもらったら、

いくらしますか?



と、「俺はそこそこ詳しいぞ!素人じゃないぞ!」という

雰囲気をかもし出して、交渉しようと思ってました。



そうしたら、システム会社の人が、

PC向けのシステムを作るとして、携帯用と・・・

スマートフォン用はどうしますか?
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^


「ん?スマートフォン用???」


こう来るとは思ってませんでした。



自分自身、携帯電話をi-Phoneに変えていて、

スマートフォンがどんなもんだかわかってはいましたが、

ついに・・・


PC版・携帯版・スマートフォン版という3つの入り口を

用意しなければならない時代が到来したのか・・・


ということにショックを受けました。

(T_T)




●私が怖いのは、二極化です。


スマートフォンというのは・・・


う〜ん、専門用語を書くと、わかりづらくなるので、

簡単に説明します。



携帯電話でインターネットに接続できる端末で、

ソフトバンクのi-Phoneや、ドコモのXperiaなどの

ことです。



例えば、私の使っているi-Phoneでは、

会社のホームページが電車の中などでも

見る事ができるので、ちょっとした調べモノ

などに便利に使っています。



だけど、「とても使いづらい!」と感じてもいます。



画面が小さいので、サイズを大きくしてみたり、

縦横にスクロールしないと、まともに内容が確認

できないのです。



でも、スマートフォン用のサイトを作っておけば、

文字も大きく、横にスクロールする必要もなく、

ストレスなくページをチェックできるのです。



PC版のサイトをスマートフォンで見せるということは、

お客様を逃がすことになる・・・

だから、スマートフォン用のサイトを作ろう!


という時代がやってくるでしょうね。

(T_T)



さて、こうなってくると、今でも二極化しているのに、

もっと勝ち負けがハッキリしてくるでしょうね。




●釣り糸を垂らして、待っているだけでは・・・


そろそろ気付いて欲しいので、厳しいことを言いますね!

怒らないで読んでください。


今・・・

インターネットで集客しているかいないかの違いは、


・なんとなく、よさそうなポイントで釣り糸をたらしてあたりを待つ状態

・魚群探知機で魚の大群を見つけ、網で一気に数百匹を獲る状態


位の差があります。



釣れるか釣れないかもわからずに、

あたりが来るのをひたすら待つ。


趣味でやってる釣りならそれでもいいですが、

生活がかかっているとしたらどうでしょうか?



今日も釣れなかった・・・

そういえば・・・、最近全然釣れてないな〜(-_-)


という事はありませんか?



それは、ホームページを持っていないか、

ホームページの戦略がわからず、

上手に集客できていない・・・というのが

原因ではないでしょうか?



あなたの地域で、たくさん受注を取っている住宅会社は、

どんなホームページですか?



同業者から見れば、

「この程度なら、うちの方が・・・」

と思うような建物だったとしても、

お客様から見たら、とても魅力的に見えるように

演出していませんか?



また、

「この程度なら、うちの方が・・・」

と思うそのホームページと、

お客様が比較検討される状態になっている

でしょうか?



●自社のホームページを見直すチェックポイントとは?


そろそろ本格的にネットで集客したいと思っても、

どうしていいのかわからない・・・


そのな人のために、簡単に自分のホームページを

チェックする項目をお教えします。


このチェックポイントで、1つでも項目が引っかかる

ようであれば、あなたのホームページは集客機能として

フル稼働していないということになります。



・ホームページで資料請求してもらうために、

申し込みをしたらどんな資料が届くのか、

わかりやすく解説しているか?



・全てのページで、資料請求してもらうページに

リンクしているバナーが貼ってあるか?

また、それは目立つように工夫しているか?



・資料請求のページ以外でも、お客様の声や

スタッフ紹介で、顔出しでコメントが書かれているか?

また、そのコメントは魅力的か?



・あなたのホームページは、1ヶ月でどれだけの

アクセスがありますか?

ページが見てもらえていなければ、どんなに素晴らしい

ホームページでも、意味がありません。

最低でも500回のアクセス(セッション)はありますか?

(理想を言えば、最低1000回ですが・・・)



いい始めれば、それ以外のもたくさんあるのですが、

この点がクリアになっていない工務店がたくさんいます。


まずは、自社のホームページをチェックしてみて下さい。

(^_^)




○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



今回のテーマ「プレハブメーカーが在来木造に本腰」 後編


3.セカンドブランドでローコストビルダーに対抗


前回は、日本人の嗜好・エコ・価格という点において、

在来木造が消費者のニーズにマッチしている

というお話をしました。



供給側としても、

・プレハブに比べて地域に合った商品開発や
 資材仕入れがしやすい

・モジュール外のプランなど、きめ細かい対応ができる

・鉄骨に比べて資材価格の変動リスクが少ない

というメリットがあります。



大手住宅メーカーは、これらの特徴に目を付け、

在来木造の本格販売に乗り出したというわけです。



あえて「セカンドブランド」として位置づけるのは、

主力のプレハブ系商品とは全く別の系列として

線引きすることで、従来のブランドイメージを

損なわないようにするためと考えられます。



逆に言えば、自社内で明確な棲み分けを行うことで、

低価格商品の販売にも本腰を入れられる体制を

整えるということです。



このような価格競争力と販売体制の強化は、

急速にシェアを拡大してきたローコストビルダーに

対抗しようという、メーカーの決意表明とも言えます。



プレハブメーカー最大手のS社と、主に木質プレハブを

手掛けてきたM社は、在来木造のセカンドブランド商品を、

今年度から本格的に販売し始めました。



以下に、両者の具体的な取り組みを紹介します。




4.経営計画に「低価格戦略」を盛り込み注力〜S社



S社は今年1月に発表した中期経営計画の中で、

戸建分譲・注文住宅の両方において小規模・低価格戦略

による拡販に言及しています。


そして2つの子会社を通じて、在来木造住宅の

販売に注力し始めました。



まずは、S不動産が手掛ける小規模・低価格分譲について。


この事業は5年ほど前から取り組んできたものですが、

現在の全国的な建売需要の好調をにらみ、今年度から

再強化されることになりました。



主な特徴は下記の通り。

・都市近郊から郊外、地方中核都市での販売

・床面積は100〜110平米台中心

・土地+建物で3000万円台中心



S社本体が手掛ける建売住宅との差別化を図り、

小規模で手軽な価格帯をアピールして、

新たなターゲットの獲得を目指します。


注文住宅においても、

「所得格差の影響による小規模注文住宅のマーケット拡大」

に対応するため、施工子会社のS建設にて、

新たな在来木造ブランドを立ち上げました。


こちらの床面積も100〜110平米台です。



価格については「低価格」を前面に出すのではなく、

「S社のクオリティで、予算に合った木の家」という

イメージで売っていくようです。



実績はまだ僅かのようですが、2012年度までには

売上高150億円を見込んでいるとのこと。

1棟当たり1500〜2000万円として計算すれば、

800〜1000棟程度という規模になります。



S社本体としては、木造嗜好客を捕捉するため、

既に15年前から在来木造事業を開始しており、

09年度は3300棟を販売しました。

これは木造注文住宅では業界第4位の実績です。



今後、S不動産・S建設の実績が積み上げられれば、

プレハブだけでなく、在来木造メーカーとしても

一大勢力になることが予想されます。




5.在来商品拡充、全国で販売積極化〜M社


木質プレハブを手掛けるM社では、2年ほど前から、

首都圏を中心にエリア限定で在来木造を販売してきました。

既に年間800棟程の実績があり、前述のS不動産や

S建設をリードしています。



ただし、これまでは「他工法」と称して、

プレハブの補足的に販売してきました。

これを、今年度から独立した商品シリーズに格上げし、

複数の新商品も投入して、全国の販社を通じて積極的に

販売していく方針を打ち立てたのです。



商品タイプは、

和風/洋風/規格型(子育て住宅)の3種類

が発売されています。



S社と同様、分譲市場における競争力強化の狙いもあり、

不動産系のグループ会社と連携して、低価格分譲としての

販売や、土地とセットでの売込みなども行うようです。



こうした販売強化策により、今年度は早くも

1000棟の大台を目指すとしています。



工法バリエーションや商品ラインナップの拡大には、

生産性が低下するというリスクもあります。

そのためS社もM社も、自社が掲げた販売目標の達成には、

かなり力を入れているものと思われます。



地域ビルダー・工務店にとっては、既に強大な勢力となっている

ローコスト勢に加え、大手メーカーまでもが同じ土俵に上がって

来ることになったわけです。



価格・商品だけでなく、接客やサービスの面で、

どのような差別化をしていくべきか、

自社の「ウリ」を明確化することが、

今まで以上に求められるようになります。



(情報提供:住宅産業研究所)

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