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2008年09月16日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H20 9/16号)

今回のテーマ:不動産不況到来、工務店の土地対応策 【前編】  2008年9月16日
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 【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
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●お世話になります。ナックの日下部です。


今回のメルマガはかなり深刻なお話をします。


実は先週から予告をしていましたが、

「不動産不況」に関する内容です。


これは、工務店にとっても深刻な問題なのです。

なにせ、土地がなかったら家が建たないわけですから、

非常に深刻です。


不動産屋さんに話を聞くと、銀行の貸し渋りが激しく、

黒字決算でも融資がおりないほど、不動産業は厳しい状況ですので、

分譲住宅をメインにしているところは、非常に苦しい状態かも知れませんね。



また、この連休中に報じられた、アメリカの大手証券会社の倒産の

背景にも、サブプライムローンが関係しているようです。


アメリカのバブル崩壊で、日本の経済にも大きく影響が出そうです。

そんな状況をどのように乗り切るか・・・

2週に渡ってメルマガにします!





また、これはナック会員さんへのご報告ですが、

もっと即効性のある改善策としてご紹介します。


実は、ナック会員様をサポートする部署のスタッフを一部独立させ、

サポート専用の部署として「お客様相談室」を設立しました。

http://www.nac-consul.com/


ホームページの下のほうに案内を掲載していますが、無料で個別の

コンサルティングをして、現状の課題・問題を解決するために、

2時間ずつお話をお聞きしながらアドバイスしています!


ご興味のある方は、ホームページで日程の確認をしてみてください。



この不況を乗り切るためにも、是非活用してみてはいかがでしょう!?






○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●

テーマ「不動産不況到来、工務店の土地対応策 前編」


不動産大不況がやってきた!


最近倒産のニュースを、最近頻繁に目にします。
特に、急成長してきたZ社やS社等、一部上場の不動産業者、
マンション業者の倒産が相次いでいます。

某経済週刊誌では、「ゼネコン・不動産同時多発破綻!」と、
ショッキングな見出しで業界危機の構図を特集しました。

こんな状況の中で、次はどこが倒産するか等と様々な憶測や噂が
飛び交っています。

経営危険度ランキングや「危ない会社30社」セミナー等、
いろんな形で、業界内外問わずに注目が集まっているのは確かです。

今の住宅を取り巻く市況は不動産大不況と言って良いでしょう。

そして不動産不況は、工務店市場に大きな影響を
与えることは言うまでもありません。





1.不動産業者の連日倒産、一体何が起こっている?

日本の景気拡大が止まったと言われていますが、
拡大していたこと自体、実感がないという人が多い経済成長でした。

ただ数年前まで、不動産がミニバブルに踊ったということも事実です。

安いミニ建売住宅を売るパワービルダーが大都市圏で急拡大し、
好立地のマンションはどんどん売れるので、
売り惜しみするような時期が少し前にはありました。

その頃の不動産業者は、土地を奪い合うように買い急ぎ、
高値で買い落として地価を吊り上げ、
不動産業界は本当に景気がよく見えました。

バブルを引き起こした立役者とも言えるファンドの存在もあって、
マンションの1棟売りを行うデベロッパーも多くありました。


それが昨年あたりから一気に逆回転を始めました。

高収益、急成長だったA社もマンション1棟売り等を
積極化させていた業者ですが、今年最大の倒産劇となりました。

不動産業者への銀行の融資が急激に厳しくなったことがあり、
そんな不動産業者がバタバタつぶれています。

そもそも何故、不動産市場が悪くなったのでしょうか。

いくつかの複合的な要因がありますが、
簡単に言えば需給バランスが崩れたということです。

吊り上がった地価と、資材の高騰等もあって、
特にマンションでは2〜3割高くなってしまいました。

そして一方で消費者の方は、先行き不透明・景気停滞感から
買い控えるようになってきました。

これではマンションでも建売でも売れるわけがありません。

何かと物価も上がって、給料も増えない中で、
1年前よりグッと値上がりしたモノを誰が買おうと思うでしょうか。

金利が急速に上がりそうだとか、消費税が10%以上になるとか、
今買っておかないと損するといった要因は見つからないのです。

エリアで見ると、都心はまだいいとして、
郊外の物件は有り余っている状況です。

価格に見合う魅力的な物件がないということも言えるかと思います。

とにかく需給バランスが完全につり合っていないのですから、
そこの調整が必要なわけです。




◆同時多発倒産!大手だって危ないところが?


それでは何故こんなに倒産が増えているのでしょうか。
一つは収益の急激な悪化です。

業者の方は手がけたマンションや建売住宅を在庫として
持っているわけにはいきません。

値引きしてでも売るようになります。

当然収益は急降下。借入が多くて自己資本が薄いところは、
何かと支払いができなくなります。

体力があるところはいいですが、そうでないと資金繰りが悪くなり、
あえなく倒産…となっているわけです。

また第二に、昨年の建築基準法改正があります。

家を建てないとお金が入ってきません。

でも改正基準法によって着工が大幅に遅れてしまって、
体力のないところは資金が回らなくなります。

この影響によって倒産した建設業者が今年の6月時点で
100社を超えたと言います。

第三に、不動産とゼネコンの連鎖倒産のようなことも起きています。

マンションの分譲会社から施工を請け負っていたゼネコンは
たまったものではありません。

マンション会社がつぶれると資金回収が出来なくなります。

ゼネコンと不動産ともに沈没する船に乗っているようなものです。



(情報:株式会社 住宅産業研究所)




●次回予告

次回のテーマは、

”不動産不況到来、工務店の土地対応策 後編”

を予定しています。

ご期待下さい!!!!!


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