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2008年06月09日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H20 6/9号)

今回のテーマ:中古住宅再生に参入せよ!        2008年6月9日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●はじめに

こんにちは!ナックの日下部です。


今回の内容を、住宅産業研究所さんから送ってもらい、
目を通したとき・・・

儲かる匂いがしました。


今回も2週に分けてご案内していきますが、厳しい住宅業界の救世主に
なるかもしれない情報だと思います。


○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●

テーマ 「中古住宅再生に参入せよ! 前編」

●中古再生?リノベーションって何?

最近「中古再生」や「リノベーション」という言葉をよく聞きます。
これはどんな意味なのでしょうか?

「中古再生」はそのまま、中古住宅をリフォームして再生させる
ということ。住友不動産の「新築そっくりさん」は、
この例に当てはまります。

言い換えれば中古住宅を全面リフォームすることです。

「リノベーション」は、少し意味合いが違って、既存の中古住宅を
リフォームすることによって、付加価値を高めるという意味があります。
いわば新築を超える!というくらいに付加価値を上げるリフォームをする
ことを言います。

また中古マンション等を買い取って、デザイン性を高めるなど、
付加価値アップリフォームをしてから、再販するという意味で
使われることもあります。

今週は中古再生がこれからの時代必要だということ、
次週は「どうやって事業を手掛けていけばいいのか」
ということを、事例を紹介しながら考えてみたいと思います。


1.中古住宅は確実に増える!リフォームを狙うチャンス到来!

日本は欧米諸国に比べて、中古住宅の流通が極めて少ないとよく言われます。

国土交通省が5年に1回実施している「住宅・土地統計調査」によると、
2003年の実績で16万2000戸が中古で取引されました。新築(着工戸数)と
中古住宅を合わせた住宅の取引数のうち、中古住宅はほんの13%にしかなりません。

一方、アメリカやイギリスは、新築住宅の着工数よりも中古住宅の取引数の方が
圧倒的に多く、8〜9割程度を中古が占めます。アメリカは500〜600万戸、
イギリスも150万戸くらいが取引されています。これは建物の耐久年数が
長いということもあります。欧米では築50年や100年の住宅が流通しますが、
日本は大体30年で作っては壊しというサイクルで、20年も経った古い住宅は
価値がほとんどゼロになってしまいます。

これでは中古が流通するワケがありません。

しかし、最近様子が変わってきました。まず新築住宅で「200年住宅」という構想も
出てくるなど、住宅は確実に長持ちするようになっています。

そして中古住宅市場も少しずつ価値観が変わってきているように思います。

「リノベーション」という言葉が出てきて、ユーザーにとっても
「中古は古くて汚い」という考え方がなくなってきているのではないでしょうか。

ユーザーの懐事情もあるかと思います。

「新築を買うのはちょっときついけど、中古住宅なら買えるし、自分なりにおしゃれに
リフォームすればそれもいいかも…」

と考える人も増えているようです。中古物件を載せたチラシを打ったり、
不動産フェアで中古住宅の物件をたくさん集めたりすると、来場者が多かった
という話も聞きます。

国も動き出しています。住生活基本法によると、中古住宅の新築比13%を、
平成27年には23%まで高めていこうという考えがあるようです。将来的には、
仮に新築が100万戸の着工戸数になるとすれば、中古が23万戸になるという計算です。

減っていく新築に対して、中古の流通は3割くらい増えるというわけです。
また環境保護の意味からも、これからはストック型社会に移行していきます。

ストックは壊さずに活かす! そんな考えがこれから確実に普及していきます。
ストックは大量にあるのですから、そこにはリフォームにつながる潜在需要が
たくさんあるわけです。

これは、戸建てだけではありません。

マンションのストックも大量に増えています。国交省の推計によると、
分譲マンションストックは、07年末現在、全国で約505万戸あるといいます。
このうち築30年以上の物件が約56万戸、これが5年後には106万戸に達する見込みです。

マンションの場合は建替えがおきにくいので、30年以上経ったマンションはリフォームが
大量に発生すると思われます。まさにチャンス到来です。

(情報:株式会社 住宅産業研究所)



●次回予告

次回のテーマは、

「中古住宅再生に参入せよ! 後編」

を予定しています。

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