2018年08月31日

新築受注の仕組化_メイン

岡本工務店

ナックと出会う前の会社の状況を教えてください

岡本工務店大工家系の4代目として祖父、父親の背中を見て育ちました。あるきっかけで私と弟の2人で今から10年前に独立することになりました。独立後、ローコストビルダーの下請けがほぼ100%になってしまって、仕事に追われる日々で、たまに運よく紹介の仕事があっても仕入れが高く利益も残らない状態でした。
苦しいながらも仕事はあったので、生活に困っていたわけではありませんでした。リフォーム工事、大工工事、現場によっては屋根工事もやる仕事もありました。でも、弟や社員にもっと給料を出したいし、ボーナスも出してあげたい。でも懐事情を考えると・・・。そんな状況がしばらく続いていました。


 

ナックのシステムを導入したキッカケを教えてください

岡本工務店下請けの仕事をすべて断ち、ここから元請けでやっていくと覚悟を決めた
当時、このまま30年後もずっと元請け会社がウチに仕事を回してくれるんだろうか? という疑問がわきあがってきました。そんな将来への不安と、モヤモヤした気持ちから完全に下請けをやめて、元請けとして受注獲得しようと思いましたが、私自身も従業員も誰一人として営業したこともなければ、誰かに教わったこともなかったため、何から始めたらいいのか、元請けになるために何をすればいいのかも分かりませんでした。
そこでナックさん主催のセミナーに参加し、状況が似ている成功工務店の話を聞かせてもらって、元請けとしてやっていく覚悟が決まりました。

システム導入後、どのような成果・変化がありましたか?

岡本工務店ナックさんの新築受注プログラムに参加させてもらい、受注の仕組み化を進めていた頃、ある工務店社長に「いくらの粗利で契約を取ると、安定経営ができるのか知っていますか?」と聞かれました。私はなにも答えることが出来ませんでした・・・。でも、ここから経営者としての自覚が芽生えたと思います。どんなに小規模の工務店だとしても、個人事業主だとしても、『事業』をやっているのでもちろん考えなければいけないことです。事業をやっている社長として、売上目標と粗利目標を決め、妥当かつ正当な受注棟数を割り出して、社員全員に何度も伝えていきました。何度も何度も伝えて、事業目標を事務所の壁の見える位置に貼って、ようやく少しずつ意識が共有できるようになっていきました。

1年間のアクションプランと事業計画を立てて社員全員に浸透させていくと、社員が計画を達成させるための意見を出してくれるようになりました。その事業計画も、単なる目標数値ではなく、地域の着工棟数や競合を調べて「この目標ならいけるだろう」という根拠のあるもの。そのための行動計画も出来るだけ具体的にしました。
すると、女性社員が女性目線(奥様目線)で「会社を良くするために」意見を出してくれるようになったんです。私は工務店を10年やっているけれど、ずーっと現場しか知らないので、お客様のことは分かりません・・・。今までは私が怒らないように、私の提案に対して「良いと思います」としか言わなかった人たちが、「それではお客さんの心にはまったく響かないですよ」と言ってくれるようになったのが非常に嬉しいです。エンドユーザーが欲しいと感じる、安心して住める家を提供しないと生き残れないことも学びました。

実績一覧

  • 人材育成

全国各地で講演中!

  • セミナ日程
  • 小冊子
この会社が取り入れた戦略を見る
  • オリジナル商品開発
  • 提案力強化ツール