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2017年01月30日

ボーナス期の終わり・・・市場動向

mba

ナックの松田です。今週の最新業界ニュースの中で、小池百合子東京都知事の待機児童問題に着手するといった内容を取り上げております。(詳しくは、コチラをご参照ください)


その関連で、小池百合子都知事について、調べていた矢先のこと。関東ローカルのテレビ局で、都知事が出演されたフォーラムが、放映されていました。題名は、、、

小池知事と語る東京フォーラム女性の活躍推進
~自分らしく輝ける社会を築くために~


内容としては、東京都の女性の活躍を推進するために実施している実子育て支援や働き方改革等の取組について話されておりました。


小池都知事は女性のリーダということからも、女性の活躍推進に対しての、考え方、取り組みが特に注目されています。


どういう考えを持ってるのかなと気になり、放映しているのを見ていたら、女性の活躍推進の本質は、、、女性という部分が強調されていますが、老若男女、すべての人に関連することなんではないかと考えさせられる内容が、話されていました。

人口ボーナスと人口オーナス


なぜ、今、女性活躍が、求められるんでしょうか?ここを突き詰めると、女性の方だけに求められる話ではなく、日本全体に求められていることが、見えてきます。


キーワードは、「人口ボーナス」と「人口オーナス」


このキーワードを使って、フォーラムの中で、コメンテーターの方が経済に与える影響について話されておりました。


まず、「人口ボーナス」とは、、、子供と高齢者の数に比べて、働く世代(生産年齢人口:15~64歳)の割合が増えていくことによって経済成長が後押しされる状態。


次に、「人口オーナス」とは、、、子供と高齢者の数に働く世代(生産年齢人口:15~64歳)の割合が減っていくことによって経済成長の影響を与える状態。


ちなみに、日本は、1960年頃から「人口ボーナス期」が始まり、1990年ごろに終わりをむかえ、「人口オーナス期」はいっているようです。「人口ボーナス期」には、子供、高齢者の人口より働く世代の割合が半分以上になると、社会福祉費にまわす国費などを経済成長に傾けることができるので、経済成長する要因のひとつとなります。


逆に、「人口オーナス期」では、働く世代の割合が半分以下になる。つまり、働く人よりも支えられる人が多くなる状況。


これによって生じる問題としては、労働力人口の減少・働く世代が引退世代を支える社会保障制度の維持が困難になることなどが指摘されています。これが、日本が直面している問題のひとつ。


少子化、超高齢化社会そして、それらを支える働く世代の減少。これらを、解決するためには、労働力の確保、だけではなく、新たな労働力の創出が必要。


そこで、、、今、注目されているのが、女性ということになるんですね。

ボーナス期とオーナス期の働き方


「人口ボーナス期」には、なるべく男性が長時間、働くことが、経済成長につながるといわれています。


理由としては、、、


・重工業の比率が高く(筋肉が多い方が適している業務が多い)

・早く安く大量に作る、時間=成果に直結、つまり長時間労働。

・同じな物を沢山提供することで市場ニーズを満たせた。

・「人口ボーナス期」にあり労働力は余っている。


また、同じ物を沢山提供することで市場ニーズを満たせたため。わかりやすい一定条件で労働者を納得させやすい。転勤や残業でふるい落として、残るために必死になることで忠誠心を高める手法が経営者として有効。


労働力がたくさんあるため、労働者の、立場は弱く、一律管理することが出来る一方、、、「人口オーナス期」には、なるべく男女ともに短い時間で働くことが必要。

・頭脳労働の比率が高い

・労働力は足りないので労働力はフルに活用する。

・時間当たりの費用が高騰している(日本の時給は中国の8倍)市場は均一な物に飽きていて、常に違う価値を短サイクルで提供する必要がある。

また、、、労働力は足りないので、育児・介護・難病・障害などは、労働するうえでの障壁では無いという労働環境の整備が重要。


体力に任せて働かせず、短時間で成果を出す。労働力の不足を補いつつ、常に違う価値を生み出さなければならないわけですね。。。


最後に、フォーラムの話に戻りますが、コメンテーターの方は、「日本の労働環境は、人口ボーナス期にしか経済発展できない働き方を固定化してしまっている」とおっしゃていました。


老若男女、経営者、労働者に限らず、労働環境を取り巻く状況を察知し、人口オーナス期に経済発展しやすい働き方への変換がこれから求められます。

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