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2015年07月13日

“経費の目標数値”実現に向けて!集客・マーケティング,経営・人材育成,目標達成

こんにちは!ナックの長です。
前号で、「富裕層とまではいかないアッパーマス層あたりの小規模土地活用が、住宅着工数の下支えとなっている」とお伝えしました。

この「アッパーマス層」とは年収が500万円〜800万円あたりの世帯で、生活や考え方については、、、

・移動中・休日中には、
 技術・経済・国際ニュースや資格取得・勉強に費やす

・将来に向けた・マンション購入のための貯蓄を
 キチンと考えた上で行っている

・仕事にプライドを持って取り組む

・会話の中には、仕事、経済、家庭の話が多い


こんな特徴があるそうです。


こういった情報も、
集客や商品開発に向けて、役立つかもしれませんね(^^)

さて、これまで4回のMBAメルマガでは、
私が、潰れそうだった自分のお店を
建て直したときの経験をもとに、


「自社を見つめ直す」

  ↓

「お金の面では『利益』を重視する」

  ↓

「まずは『支出』を見直す」

  ↓

「経費をコントロールするために、目標数値を設定」


といった流れでお伝えしてきました。

☆詳細はバックナンバーをご覧ください☆

メルマガを作りながら、
お金の無かった当時を思い出しました。


持ってた車は売ってしまい、
もやしとシーチキンを主食としてたあの頃。。。


人間、後が無くなると立て直せるもんですね!


今週は、私の店が立てた経費の目標数値に向けて、
取っていった行動についてお伝えします♪


ちなみに、私が立てた目標数値は
以下の通りでした。


・仕入原価・・・30%(25%)

・その他備品・・5%(3%)

・人件費・・・・25%(30%)

・水道光熱費・・5%(8%)

・販促営業費・・3%(4%)

・家賃・・・・・10%(25%)


※目標数値は売上に対しての経費の割合として算出
※( )カッコ内は現状の数値


■ 仕入原価・その他備品(現状:28% ⇒ 目標:35%)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

仕入原価とその他備品については、
実はもう少し経費をかけて良い項目だったのです(!)


ただ仕入原価に関しては、
ドリンク1杯あたりの粗利が90%程ある飲食業と
私たち建築業では、仕入原価に関する
考え方もやや異なります。


建築業に置き換えて考えてみると、
仕入原価の目標を設定し、価格内に抑えるために、

・コスト交渉

・設備のグレード変更

・工法の変更

なども考えてみると良いでしょう。


もちろん目標価格よりも、
もともとの原価が安かったら、
逆に設備のグレードアップなどを行ってもいいですね♪

また備品に関しても、
もう少し経費をかけて良い項目だったので、

・お客様から見える場所にあるもの

・お客様が直接使用するもの

に関しては、クオリティの高いものを使用し、
「安っぽい店(会社)」に見えないようにしました。

■ 人件費・光熱費(現状:38% ⇒ 目標:30%)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

人件費と光熱費は減らす必要がありました。


スタッフの業務について、

・調理場
・ホール
・カウンター

など、持ち場をそれぞれ振り分けて
業務を行っていましたが、

・メニューやポップの作成
・ビラ配り
・他店の調査
・HPの更新

などは、なんとなくで決まった人が行っていて、
別途で+αの給与を支払って行っていました。


しかし、それぞれの持ち場について
常に忙しいわけではないので、比較的手の空いてる時間に
ポップの作成やビラ配りなどをしてもらうようにしました。


ただ、それだけなら多くの会社でやってるんですよね。


私の場合は、
もっともっとムダを省かなければならなかったので、
もっと細かく仕組化しました。

1.店の混む曜日・時間帯を調べ、それをもとに
 各スタッフの出勤時間と持ち場にいなければならない
 時間帯をスケジュール表に書き出す。

2.空いた時間に行う業務をリストにする

 例「ポスティング(作成)」、「ポスティング(投函)」、
  「HP更新」、「ビラ配り」 など

3.その業務のやり方を簡単なマニュアルにする

 例「ポスティング(投函編)」
  ・1回に○○部持っていく
  ・○○地区の○○マンションと△△マンションに○○部
  ・+余れば□□マンションに投函
  ・○○分間で撒き終わる
   など

4.1.と2.を元に、どの時間に誰が何をするか、
 予め週単位で決めておく

5.業務を行う人は、3.のマニュアルを見ながら行う

これで、今までかかっていた、
+α分の給与を抑えることができました。

更に併せて、スタッフが事務所内で行う作業は、
できるだけ同じ場所や、同じ時間にすることで、
空調や照明にかかる光熱費も削減できました。

■ 販促営業費・家賃(現状:29% ⇒ 目標:13%)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

販促営業手段については、
業界による差はあるかと思いますが、
うちは某ポータルサイトと
某クーポン誌に任せっきりでした。


そこでクーポン誌を辞め、
その代わりA4観音折のパンフレットを作成しました。


そのパンフレットを、

・店舗の前に置く
・ポスティング
・ビラとして配る

といったように同じ販促物を、
ターゲットによって使い方を変え、
流用することで作成コストを抑えました。

家賃については諸々の事情で
減額交渉できなかったのですが、
事務所の家賃を減額交渉する場合、

・周囲の家賃相場
・築年数
・利便性

などを考慮して
交渉することが多いそうです。

以上のように、
経費の目標数値を設定し、改善をしていきました。


結果、潰れそうだったお店を
建て直すことができた、というわけです。

さて、約1ヵ月にわたって、
私が店を立て直さなければならなかった時のことを
主に『経費』という視点からお伝えしてきました。


もしかしたら、業種が違うので、
「自分の会社には当てはまらない」
と思われたところもあったかもしれません。


ただ、実際に私も、異業種に学びに行くことで、
自社に応用できたやり方が、今回の事例も含め
たくさんありました。


ですので、「経営する」という観点から考え、
私がやってうまくいったやり方について
お伝えさせて頂きました。


是非、あなたの会社の
ヒントの1つにして頂ければと思います。

工務店MBA事務局
長 正之(ちょう まさゆき)

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