« 2023年09月
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
2015年01月12日

2015年の住宅市場展望(後編)【2015年1月12日】


○●○●○●○ 工務店MBA 最新業界ニュース ●○●○●○●



「2015年の住宅市場展望」(後編)



前回は、2015年の住宅市場について消費増税延期の影響や、
公的な住宅支援策を中心に大まかな展望をお話ししました。


では、住宅各社は、2015年にどのような動きを見せるでしょうか。



■ 大手メーカーの異業種コラボ、多角化推進
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

大手ハウスメーカーに関しては、
付加価値訴求によって景気の動向に大きく
左右されない高級客対策を強化すると見られます。


また、大手ハウスメーカーの売上構造を見ると、
主力事業である新築戸建以外の事業でしっかりと
利益を出しているところが多いです。


商業施設や事業施設に強い大和ハウスでは、
昨年10月にユニクロとの提携を発表しました。


物流施設を運営する新会社を共同で設立し、
まずは東京都内で新しい大型の物流拠点を新設して、
今後展開して行く物流センターの建設に
大和ハウスのノウハウを活かす方針です。


積水ハウスでは、昨年12月に積水ハウスリート
投資法人が上場し、今後3年で2000億円規模の
商業用不動産をREITに売却する計画です。


開発案件は国内だけでなく、アメリカや
オーストラリアなどの海外でも多く手掛けています。


住友林業や積水化学でも、
海外の住宅供給を強化して行く方向です。


このように海外事業の推進や、介護関連や
エネルギー事業など異業種を開拓し拡大することで、
新築戸建事業への依存度を低くして、
厳しい市場に対応して行くと見られます。



■ ビルダーの業界再編進む
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ビルダーの大手では、M&Aや経営統合によって
規模拡大を図る動きが目立ってきています。


最近の動きで最も規模が大きかったのが、
2013年11月の飯田グループ6社の経営統合です。


飯田グループでは、昨年4月の消費増税後、
回転率が低下し完成在庫が貯まって、
値引き販売を余儀なくされました。


これにより利益率は低下していますが、
経営統合による部材の共通化などでコストを削減し、
利益の改善を図る計画です。


注文住宅や海外進出などの新規事業も積極拡大する方向です。


昨年11月には東京都心部の建売分譲最大手の
オープンハウスが、東京都下で注文住宅を主力とする
アサカワホームの株式を取得して子会社化しました。


東京23区内や横浜、川崎の都市部に限定して
建売分譲やマンションを供給するオープンハウスに対し、
アサカワホームは注文住宅の他、不動産業者からの
建築請負が多く、施工品質には定評があります。


この2社のグループ化は、各自の得意分野を活かし、
不得意分野を補い合う、バランスの良いマッチングと言えます。


桧家住宅グループは、住宅部門では
神奈川の三栄ハウスや新潟の北都ハウス工業を
M&Aで子会社化して規模を拡大してきました。


住宅以外では、断熱材事業や介護・保育事業などの
異業種の会社もM&Aで取得して、事業の多角化を進めています。


ますます事業規模を拡大する大手に対抗するためには、
中小ビルダーや工務店は横のつながりを強めて、
商品アピールや集客で協力し合うような体制を
整えておくべきかもしれません。



■ 今後の住宅トレンド
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2015年以降の住宅のトレンドとしては、
ゼロエネ化、住宅のコンパクト化、在宅介護などの
様々なキーワードが挙げられます。


リクルートでは毎年12月に、様々な業界の
翌年のトレンドキーワードを発表しています。


2015年の住宅業界のキーワードとして
発表された言葉は「リノベパーティ」です。


プロの提案を主導とする従来のリノベーションは、
施工後のデザインや機能の向上が重視されます。


これに対し、できることは自分たちで行い、
リノベ作業を友達とパーティ感覚で行って
プロセスを楽しむという、住まい手主導の
DIY型リノベを表すのが、「リノベパーティ」です。


若年層を中心に、Facebookなどで情報を発信して
仲間を集め、おしゃれで楽しくリノベを行うことが、
新たなトレンドになると予測しています。


「リノベパーティ」の潮流は、現在は
賃貸住宅を中心に広がっているようです。


今後はDIYに対する抵抗感が薄れ、かっこいいものとして
今以上に認識される可能性も十分にあります。


そうなれば、新築住宅の購入や、中古を購入して
リノベを実施する際にも、内装や造作収納などの一部を
DIYで仕上げるというニーズが増えてくるかもしれません。



(情報提供:住宅産業研究所)

おじいちゃん先生から学ぶ「アポ取りの秘訣」とは?【2015年1月12日】




こんにちは。
ナックの冨田です。


先日、
歯の詰め物がとれてしまったので、
歯医者に行くことにしました。


以前、虫歯をそのまま放置して
えらい目にあったので、、、


すぐに予約をして
治療をすることにしました。



■ いつもとは違う歯医者へ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

いつも行っているのは
会社近くの歯医者なんですが、
今回は、自宅からでもすぐに行けるように、
自宅から近い歯医者に行くことにしました。


早速、受付を済ませ、
呼ばれるのを待ちます。


自宅からの近さを優先して探したためか、
いつも行っていたビジネスマン向けの
小奇麗な歯医者と打って変わって、、、


外観も内観も決してキレイとは言えない、
「ザ・昔ながらの歯医者」でした。


待っている間、目に入った本棚には、
使い古されたボロッボロの絵本や、
誰が読むんだろうという謎の雑誌。。。


ちゃんと口コミとか、
いろいろと調べてから探したほうが
よかったかな・・・


でも、昔からずっと続いているようだし、
悪い歯医者じゃないよね・・・


など、
頭の中でブツブツとつぶやいていると、
名前を呼ばれ、診察台へと向かいました。


やってきた先生はというと、
想像通りの、おじいちゃん先生。


愛想もあまりいいとは言えず、
たんたんと治療を進めていきます。


いつも行っている会社近くの歯医者と比べ、
若干治療が荒々しい感じもしましたが、
ちゃちゃっと手際よく、治療が終わりました。


ここまでの話を聞くと、
歯の詰め物が取れて治療したという
なんの変哲もない普通の話ですが、、、


この話を、あえてメルマガで
お伝えしたいと思ったのは、
この後のおじいちゃん先生の

“言葉”と“行動”

をお伝えしたかったからなんです。。。



■ おじいちゃん先生の「プロ意識」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

治療が終わり、
さぁ帰るぞと思っていた矢先、、、


無愛想なおじいちゃん先生は、
私に手鏡を渡して、


「ココとこココにも虫歯があるねぇ」


と、他にも虫歯があることを
教えてくれました。


さらに、


「ちゃんと歯間もきれいにしてる?」


と、歯ブラシだけでなく、
フロスによる歯間ケアの必要性を
教えてくれたり。


さらに、このまま放置すると、
この歯がどうなるか、ということまで
無愛想ながらにも丁寧に教えてくれました。


そして、、、


「じゃ、あと●回は治療が必要だから、
 このスケジュールで治療していこうか」


と、間髪いれずに、
ここの歯医者で治療を進めていく
方針を提案されました。


私のとった行動はというと、
おじいちゃん先生の言う通りに、
次の予約を入れました。


今回、詰め物が取れてしまったので、
言うなれば応急措置としてこの歯医者に
来ただけであって、ずっと通うという気は
あまりありませんでした。


今まで行っていた会社近くの歯医者の先生は、
丁寧で話もしやすく、専門知識も豊富で、
頼りにしていました。


にも関わらず、
小奇麗とは言えない昔ながらの歯医者で、
無愛想なおじいちゃん先生のいる歯医者に
わたしはどうして通うことにしたのか・・・。



■ 相手の都合は関係ない!?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

理由はいたってシンプルです。


通うべき理由を伝えられ、通えと言われたから
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

です。


ちなみに、
いつも行っていた歯医者の先生からは、
何も言われていなかったかというと
決してそういうわけではありません。


他に虫歯があることも教えてくれましたし、
いろいろとためになる情報をくれました。


ただ、最後に、
「通え」とは言い切ってはいませんでした。


次回の予約については、
受付の女性にまかせているので、
その女性から、

「次はどうされますか?」

という言葉を聞くだけでした。


わたしも、
まだ虫歯があるとはわかっていても、
予定がなかなかつかないこともあり、
その場で予約はせずに、

「またスケジュールを確認して予約をします」

と言って、そのまま忙しい毎日に戻り、
予約をすることを忘れ、放置、という状態でした。


では、おじいちゃん先生はというと、
私の予定を気にする言葉など一切出さずに、

わたしの歯をよくするためにはどうすればいいのか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この一点だけに集中して、
その話しか出てきませんでした。


おじいちゃん先生は、無愛想ながらにも、
プロとしてやるべきことを伝えてくれた、
というわけです。。。



■ お客様の幸せを願う家づくりのプロとして
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

私も全国の工務店の方から

「次回のアポイントがなかなかとれなくて・・・」

という相談をよくいただきます。


もちろん、
次回アポイントを取る仕組みやツール、
接客をする際の話し方など、、、
アポイントを取るためにできることは
いくつかあります。


しかし、大前提として、、、


お客様の予定など気にするよりも先に、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
お客様の家づくりがうまくいくために
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あなたができることをプロとして伝える
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これが大切です。


極端に言えば、

患者が重大な病気を抱えて
今すぐ手術が必要な状況の中、

「予定はいかがですか?」

と相手の都合をまず先に
気にする医者がいないのと同じです。


医者として、
患者の体を一番に考えて
現状の問題点と解決策を伝えるのが、
プロの仕事です。


家づくりも同じで、
お客様の悩みや不安、問題点を解決しようと思えば、
お客様の予定を気にする前に、
何をすべきかを伝えることが、
プロとしてのあるべき姿、ですよね。


立派なオフィスがなかったり、
会話をすることが苦手だったとしても、
今回お伝えしたおじいちゃん先生のように、


通うべき理由を伝え、通えと言う
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これだけでも、
次回のアポイントが取れるだけでなく、
信頼できる会社として、お客様に選ばれることでしょう。


さて、
あなたが次回アポイントを取るときに
まず先に気にするのは・・・


お客様の都合(予定)?

それとも、

お客様が家づくりで失敗しないためにすべきこと?



少しでも気づきとなれば幸いです。



工務店MBA事務局
冨田泰司

無料!今すぐ登録

最短で工務店MBAにご登録いただくには、下記の都道府県名を選択し、PCメールアドレスだけ入力して下さい。簡単に登録は完了します。

入力間違いが多発しております。
メールアドレスをご確認ください。

都道府県

PCメールアドレス

個人情報取り扱い合意書
同意する
入力された個人情報の取り扱い方法、利用目的は、ここをクリック

 
Google +1