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2013年08月26日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H25 8/26号)

今回のテーマ:「若者の暮らしと住宅商品」(後編) H25/8/26 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【工務店MBA】建築業界の最新ニュース

発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
萩原 舞花
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

いつもご愛読ありがとうございます。

工務店MBA事務局の萩原です。



いよいよ8月も終盤です。

今月は毎週末、用事があって埼玉方面に

出掛けていたのですが、多くの住宅会社様が

現場見学会のイベントを開催していました。



以前もお伝えしましたが、

この暑い中来場される方は、

かなり家づくりに本気だと思います。



準備と段取をパーフェクトにして、

最高のおもてなしでお客様を

お迎えできるといいですね

(*^o^*)



今週は・・・

「仕事に役立つ3冊のノート」

についてです!



■ むかしむかし・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★



私が新卒で社会人になった約5年前・・・

最初に部署の上司から渡されたのは、

1冊の白紙のノートでした。



「君はこれから販売担当になって

数えきれない程のお客様と話すことになります。」



「その上で、お客様と話した事を全て

記録用ノートに書くように・・・!」



「ちなみに記録用ノートは、1週間に一度

私が必ずチェックするので、人が見て分かるように

まずはノートをしっかりと書く事が君の仕事です。」



と言われました。



私は毎日、毎日お客様と話した事を細かく記入して、

商品に関して分からない部分は、先輩に聞いた上で

また更に書きこみをしていきました。



先輩というのは不思議なもので、

一度私が聞いたことを、必ず覚えているのです。



なので、1度聞いたことを2度聞くと、

めちゃめちゃ怒られました・・・。

( ゜_゜;)



「なぜ、前回教えたときにノートに

書いていなかったの!?」



と・・・



私は怒られるのが嫌だったので、

一生懸命ノートを書きました。



そんなノートも、半年を過ぎると

気付いたら「自分の仕事辞書」になりました。



学んだ事を積み上げて記載していたので、

「あれはなんだっけなー?」と

思った際に、不思議とノートを見ていました。



思い返してみると、小学生や中学生のときに

勉強には必ずノートに書いていましたよね。



覚えなければいけないことは、ノートに書いて

テストに向けて勉強していました。



大人になると、不思議と昔は当たり前だった

学習ノートをつけなくなるようです。



確かに、仕事と勉強は同じではありませんよね。

でも、仕事面で、学ぶ事は毎日沢山あります。



そこで、今日は

「仕事に役立つ3冊のノート」

についてお話したいと思います。



よく、工務店様より



「新しい新入社員を

どう育てていいか分からない・・・」



という相談をお聞きするのですが、

このノート術を参考にして

いただければと思います。



■ 3冊のノートを使った仕事術
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★



以前、とある工務店様にこの3冊のノート

についてお話させていただきました。



早速新卒の方のご教育に

使って下さっているようです。



仕事の基礎は、考えることから始まるようですが、

ただ単純に考えただけでは脳がすぐに忘れて

しまうそうです。



そのために、何でも紙に書いて

記録しておくことが

大切なのですね(*^o^*)



ノート1:学習用ノート
----------------------

こちらは、上記にも述べましたとおり、学習したことを

忘れないように書き残しておくためのノートです。

将来的に、仕事の辞書になります。



ノート2:記録用ノート
----------------------

こちらは、どんなお客様と話して、何があって

その対応はどうだったのか・・・などを書き残して

置くためのノートです。


よく、カスタマーサポート(クレーム対応)などの

部署がこのノートを使っていました。



ノート3:発想用ノート
----------------------

実はこのノートが一番重要です!

アイディアは「ふっ」と気持ちを抜いたときに

いきなり脳みそに浮かぶもの・・・


絶対に忘れないためにも、発想用のノートを

記録しておくことがとっても大切なのです。



「ノートって全部手書き!?」

と思う方もいらっしゃるかもしれません。



現在は、様々なタブレット端末が発達していますので、

必ずしも手書きである必要はありません。



ちなみに、私の経験からすると

1と2を新卒の方に実践するときは、

かならず上司や先輩がレビューする必要があります。



ただ単に、新入社員の方に書かせっぱなしに

していても、その先に得るものがありません。



たとえば、

○月○日に××様から電話があり、

翌週に開催する予約見学会をキャンセルしたいと

連絡があった。



という場合に、「どのような電話対応をしたのか」を

具体的に先輩が聞くといいと思います。



改善点などを、先輩からアドバイスを受けて、

次回同じ問い合わせがあった際に

更にワンランク上の対応ができると

いいですよね(^0^)ノ



私は発想ノートに関しては、

一応手のひらサイズのノートブックを使っていますが、

思い立ったときには携帯のメモ帳に残します。



思い浮かんだアイディアを、

後で書きとめようと思うと絶対忘れてしまうので

携帯電話はとっても便利です。


住宅業界は特にトレンドの動きが早い

業界ですよね。



上手い具合にノート術を取り入れて

更に、強い工務店づくりを目指しましょう!



参考になれば幸いです。

それではまた来週!



○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



「若者の暮らしと住宅商品」(後編)



■持家率は減少も高い持家志向



前回ご紹介した「国土交通白書」の発表によって、

若者の持家離れが進んでいる

ということが浮き彫りとなりました。



○若者の持家率の推移



1983年        30歳未満        17.9%        30代        53.3%

1988年        30歳未満        12.1%        30代        49.6%

1993年        30歳未満        8.4%        30代        40.3%

1998年        30歳未満        8.1%        30代        39.4%

2003年        30歳未満        8.2%        30代        38.3%

2008年        30歳未満        7.5%        30代        39.0%



全年齢平均の持家率は1983年から1993年にかけて

微減したものの、その後は2008年にかけて

持ち直しの傾向が見られました。



しかし年齢別に見ていくと、40歳未満の持家率は、

1983年以降おおむね減少傾向にあります。



特に一次取得層と言われる30代に限って見ると、

1983年の53.3%から2008年の39.0%へと、

14.3ポイントもの大幅な減少を示しています。



また20代・30代で「土地・建物を両方所有したい」と

考える人の割合は、1993年の81.7%から2011年の

75.5%と年々減少傾向にあります。



若者の間では「賃貸住宅でも構わない」と考える人の

割合が増えており、実際に40代未満の居住形態を見ると、

民間賃貸住宅に住む人の割合が1983年は39.7%だったのに対して、

2008年には59.7%と20.0ポイントもの大幅増となりました。



それでも持家志向はまだ7割を超えています。



それにも拘らず持家率が上がらない要因は、

若者世代の収入の減少が挙げられています。



1990年初めにバブルが崩壊し、

住宅の価格が下がりました。



住宅価格が下落することによって、

若者の年収に対する住宅価格の倍率も

1998年には、30代未満で7.2倍、30代で

5.5倍まで下がりました。



しかし、その後は若者の収入の減少傾向が

続いたことにより、年収に対する住宅価格の

倍率は上昇傾向にあり、2011年には30代未満で

8.7倍、30代で6.8倍となっています。



■若者の需要を取り込む住宅商品



国土交通白書によって浮き彫りとなった若者の

持家離れですが、住宅メーカーでは若者の

需要を取り込むために、新たな商品を

続々と市場に投入しています。



ミサワホームの「MJ Wood シーズンエヌ」は、

20〜30代の若いファミリー層を対象に

コストパフォーマンスに優れた

商品として展開しています。



これまでのエムジェイウッドの購入者は40代以上が多く、

ミサワホームでは一次取得層の主流である30代の

比率を上げることが課題となっていました。



そこで、坪40万円台からと20〜30代でも手が届く

価格帯の商品としてシーズンエヌを開発しました。



ターゲットを30代以下の若い層に置いたことで、

内装は白や無垢に近いナチュラルベースとなっています。



また、間取りは伝統的な日本家屋の「田」の字型を踏襲。



夏は涼しい北側の部屋、冬は暖かい南の部屋というように、

季節に合わせた部屋の使い方を提案しています。



オプションで木材利用ポイント制度が

使える点も訴求し、年間200棟の受注を目指します。



ヤマダ・エスバイエルホームもコストパフォーマンスを重視した

「eスマイル・プラス アルファスタイル」を発売し、

30代以下の需要を取り込みます。



今年度ヤマダ・エスバイエルホームでは、一次取得層向けに

コストパフォーマンスに優れた商品と、アッパーミドル層を

ターゲットとした中高級商品を基軸に商品を展開しています。



同商品は、コストパフォーマンスに優れた商品として

4月に発売し、受注が好調な「eスマイル・プラス」の

ラインアップを拡充する目的で開発されました。



2階を2重床にすることで居住空間を損ねることなく、

プラスαの大収納を確保する「イー・納戸」と、

リビングからキッチン、玄関まで適材適所の

収納を実現する「イー・ストック」からなる、

「Smart収納」を取り入れました。



価格は坪43万円台からに設定しており、

一次取得層からの受注拡大を図ります。



大和ハウスは20〜30代の女性を

ターゲットにした商品を発売しました。



「メゾン・デ・キャトル・セゾン×ジーヴォ」は、

パリで生まれたフレンチインテリア雑貨ショップの

「キャトル・セゾン」と、大和ハウスの木造戸建商品である

「ジーヴォ グランウッド」がコラボレーションした商品です。



外観をフランスのプロヴァンス風にし、

内装はライトブラウンを基調としたデザイン。



また各空間には、雑貨やアンティーク、

家に代々伝わる家具などを大切にするという

フランスの暮らし方を提案しています。



価格帯は2000〜2500万円

(太陽光発電システム約3kW搭載)

となっています。



この商品は、純国産材仕様を謳う

「ジーヴォ グランウッド」との

コラボ商品ということで、木材利用

ポイントの利用も可能になっており、

年間60棟を販売目標にしています。



このように若者の持家離れが進む中で、

各メーカーとも若者に手が届き、

また若者の感性を刺激するような

商品開発に鎬を削っています。



(情報提供:住宅産業研究所)

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