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2012年09月24日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H24 9/24号)

今回のテーマ:「最新リフォーム市場動向」(後編)                    H24/9/24

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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
萩原 舞花
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いつもご愛読ありがとうございます。

MBA事務局の萩原です。



先日「温泉卵を作る機械欲しい!!」と思い

家電量販店に行きました(笑)



温泉卵が何よりも好きな私。

温泉卵が作れたら・・・



→ サラダに乗せたい

→ ご飯にかけたい

→ とにかく食べるものすべてに使いたい!!
  毎日食べたい!!!


と夢が脹らんでウキウキしながら

商品を見ていると(o^^o)・・・



ない・・・

ない・・・・

やっぱりない・・・



(というかあるわけないか・・・)

 ( ゜_゜;)



と、店でボーっと立っていると、笑顔の素敵な

二枚目の店員さんが急に近づいてきて



店員「何かお探しですか?

   お手伝いしましょうか?」



と声を掛けてくれました。



私「無いとは思うんですが・・・

  温泉卵作る機械ありますか!?」



と聞いてみたところ・・・



店員「うわ〜、温泉卵の機械は無いですね〜。

   置いたほうがいいですよね、僕も温泉卵

   大好きですよ〜(*^o^*)」



笑いもせずに真剣に共感をしてくれる

二枚目の店員さん・・・(笑)



私「ですよね〜・・・

   ありがとうございます。」



とその場を立ち去ろうとした瞬間・・・



店員「実は温泉卵に近いもので

     今お勧めの商品があるんですよ。」


私 「近いもの・・・」


店員「デジタルフォトフレームです!

   パソコンと写真を共有できるし、

     通常なら契約金が1万円ほど掛かる

   ところを今は無料なんです!その後は

     月額で500円ほど、月々かかるんですが

   今は無料なので、絶対お勧めです。

   ね♪欲しいと思いません!?」


私 「はぁ!?」



全然私が求めてるものとはお門違いすぎる!

八百屋で、野菜じゃなくて肉を売られてる

気分でした・・・( ゜_゜;)



丁重にお断りをした上で、若干不快な気持ちで

その場を立ち去りました・・・笑



こういうとき、変な接客されたくないから、

ネットで買える物はネットで済ませようと

思ってしまう若者の心理です。



こんな経験・・・ありますか?



■ 顧客心理を読み取るのは難しい!?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★


お客様の気持ちを理解するのって、

決して簡単じゃないですよね。



少しでも不安な気持ちをお客様に持たせてしまったら

きっと次回は信用度合いがグッと下がりますよね。

もうお店に来てくれることは無いかもしれません。



「このお客様は何を求めているのか」の真相を

深く掘り下げていく必要があります。



特に高い買い物である「住宅」を販売する私達に

とって、大切なことなのです。



そこでお勧めしたいのが、「不安解消テクニック」。



お客様がどんな問題を抱えていて、どのくらい悩みが深いのか。

更に、その悩みをどう解決したいのかを詳しく聞いて、

解決策を提案することです。



例えば今回の「温泉卵の機械」に関しては、

店員としては心の中で・・・

(そんなものあるわけないじゃん!)

と思っているかもしれません。

しかし、そこで・・・



「申し訳ございません。

当店での取り扱いはございませんが、

もしかするとインターネットなどで

販売しているかもしれませんので、

探してみたらいいかもしれませんよ。

もし、当店で販売を開始したらすぐに

お客様にご連絡させていただきますね。」



など、分かり切っていることでも多少の

アドバイスを受けると、

「やっぱりそうですよね、有難うございます。」

とお客様は嬉しくなるのです(o^^o)



そして補足すると、突然新しい商品の

セールスをするのではなく、まず



「お客様、何か他にお探しのものはございますか?」



「3分だけ新商品のご案内をさせていただいても

 よろしいでしょうか?是非お客様の年齢にお勧め

 したいものがあるんです!(o^^o)」



など、先に御伺いを立てた上での商品説明であれば

お門違いのお話にはならないのです。



探していたものと、突然別の話をされると、

びっくりしてしまいますからね( ゜_゜;)



■  お客様対応のスペシャリストを目指して・・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★



お客様は、家づくりに素人であっても

ある程度勉強されている方であっても



やはり家づくりのプロからアドバイスや提案を

してもらいたいものです(^0^)ノ



お客様個々が抱える、家づくりについての

お悩みや、問題、そしてどんな家を建てたいのか、

将来家族でどんな暮らしがしたいのかまで、

夢を聞いてみましょう(o^^o)!



お客様との信頼関係が構築されれば、きっと

ずっと長いお付き合いになりますよね♪



・不安を見つけて解消する

・お客様との信頼を築く



将来を担う若い世代の方々の間で、情報は

どんどんデジタル化しています。



だからこそ、人が人を「信頼したい」「信頼されたい」

「私の悩みを聞いて欲しいなぁ・・・」

という心理が若い世代で強く発信されていると

思うのです。



facebookやtwitterなど、若い世代がソーシャルネット

ワークに依存をする理由は、そこにあるのではないか

と思います。



だからこそ「話を聞いてくれる」「理解しようとしてくれる」

「分かろうとしてくれる」人が必要とされているんです。



そんな深層心理を先読みし、これから家を建てたいお客様に

対して、親身になって相談に乗りましょう。

お客様対応のスペシャリストを、目指しましょうね!



温泉卵の機械から、そんなことをふと思いました。

あ、ちなみに本当にあるんですよ、この機械。

では、また来週♪



○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



今回のテーマ「最新リフォーム市場動向」(後編)



■増えるストック、不足するスタッフ



ストック事業の旨みとしては、

「ストックは確実に増えていく」ということがあります。



新築は新たな顧客を探し出すことが必要ですが、

ストック事業は既に自社のお客様である方から、

次の仕事をいただくという違いがあります。



こうしたストック活用は、リフォームに限りません。



例えばハウスメーカーの代表的な

事業の一つに、賃貸管理事業があります。



積水ハウスは積和不動産、大和ハウスは大和リビングが、

この事業を担っていて、その内容はオーナーからの

一括借上げシステムが中心です。



従って借上げた物件の入居率を高めないと赤字事業になりますが、

順調にいけば賃貸収入が毎月確実に入って来るわけです。



建てて儲けて、家賃で儲けるという仕組みです。



これはマンションも似たようなもので、家賃収入ではないですが、

管理を行うことで管理費収入が入って来ます。



戸建住宅でも、しっかりとオーナー宅をフォローしていれば、

確実に出て来るメンテナンス需要を汲み取ることができます。



ストックは毎年増えて行くわけですから、毎年対象となる戸数は増加し、

メンテナンスの仕組みさえ作っていれば、半自動的に

受注が上がるようになるというわけです。



もちろん、そんな簡単な話ではないというのが、実情ではあります。



メンテナンスだけでは「儲けが出ない」ということもあるでしょう。



ですから、メンテから次へつなげる仕組み、そして「建てた会社で

メンテやリフォームを行う」という流れを、しっかりと顧客に

教育していく必要もあると思います。



またストックが増えると課題も出て来ます。



何度も言うように、ストックは毎年増えて行きます。



そうなると、ストックをフォローする人員も

それなりに揃えておかなければなりません。



増えるストックに対して、人員が増えないとなると、

やはりフォローも疎かになりがちです。



ストックにしっかり対応できる程度の人員は

増強していくというのが理想でしょう。



実際にハウスメーカーでも、まだまだスタッフは

不足気味で、手付かずでいる分野も多いようです。



■専業系リフォーム会社の伸びにも注目!



住宅会社が自社のオーナー宅のメンテを行い、時には

大きなリフォーム受注を取るというのは、

本来の姿であると思います。



しかし、実際には全邸に対してそれを行うことは

まず不可能と言って良いでしょう。



専業系のリフォーム会社があるということは、つまり

住宅会社がフォローできていない需要に対して

リフォームを行っていくビジネスが

成立しているということです。



逆に言えば、住宅会社のお客様を、専業系リフォーム会社に

一部取られてしまっているということになります。



彼らも拡大しているところが多く見られます。例えば、愛知県に

あるニッカホームというリフォーム会社は、今では年商100億円にもなる

大手リフォーム会社です。単価50〜60万円の工事で、年商100億円ですから、

かなりの数を行っていることが分かるでしょう。



神奈川にあるフレッシュハウスも50億円を突破、

東京のゆとりフォームも90億円くらいの規模があります。



必ずしも戸建だけでなく、マンションのリフォームも多くとっていますが、

こういったリフォーム会社の活躍ぶりを見ると、住宅会社がまだまだ

リフォームで活躍できる場があるのではないかということです。



専業系リフォーム会社も

しっかりと利益を出しています。



5〜6%の経常利益を出している

といころも珍しくありません。



これからは家電量販店なども本格参入が相次ぎ

競合はより激しくなるでしょう。



リフォーム事業には、早く手を付けることが肝心です。



やり方、ノウハウさえ構築すれば、リフォームも

一つの柱として成長させることはできるはずです。





(情報提供:住宅産業研究所)
2012年09月18日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H24 9/18号)

今回のテーマ:「最新リフォーム市場動向」(前編)                    H24/9/18

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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
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萩原 舞花
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いつもご愛読ありがとうございます。

MBA事務局の萩原です。



私の住むマンションの裏で土地が綺麗に

整備されたな・・・と思ったら、

家づくりが始まりました。



どんな家が建つのかなぁ・・・

どんな人たちが引っ越して来るのかなぁ・・・



など・・・毎朝楽しみにしています(*^o^*)



きっと私だけではなく、周りに住む近所の方々も

同じことを思っているかもしれませんね。



新築が近所に建つって、

周りもワクワクするものなんですね♪



ちなみに私はといいますと・・・

これからここに立つ<のぼり>は、果たして

ハウスメーカー!?それとも工務店!?

などが気になっています。



近々、視察に行ってみようかな、と考え中です。

職業病ですね(笑)




■  東海地方で素晴らしい出会いがありました
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★


さて、先週末から今週の中盤まで東海地方で

仕事をしていました。



ずっとビジネスホテルで寝泊りしていたんですが、

忘れもしない心配ごとが・・・



それは【絵】です。



なんでシングルルームに絵が飾ってあるんですか!?

しかもピンクのカバ(?)が笑っている絵。



正直、絵画の裏にお札などが貼ってあるんじゃないか

と思って不気味で仕方なかったです。

w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w



・・・・

・・・・・

あ、すみません

どうでもいい話は置いておいて・・・




さて、今回は東海地方のとある住宅会社様に

スポットを当て、会社の取り組みを発表していただく

会議の運営をしていました。



『なぜ売上が伸びているのか』

『なぜお客様が信頼して選ぶ会社なのか』



の秘密を「経営者的立場・仕事面・現場視察」といった観点で

2日間に渡って発表していただくんですよ(^0^)

すごいでしょ♪♪



そして、全国の地域工務店様、

総勢50名を超える方々に

お集まりいただきました!



発表いただく会社様も、地域のナンバーワンを

目指して頑張られている情熱のあふれる会社様でしたが、

参加する会社様たちも非常にモチベーションが高く、

ヤル気でパワフルな方々ばかりでした。



そんなヤル気オーラ溢れる会場にいると、

私たちも感化されて、それ以上に

“素晴らしい会にするぞ!”と一生懸命に取り組みました。



さて、白熱の盛り上がりを見せたこの会ですが、

その中で非常に印象的だった社長様のお言葉を

ちょっとだけ紹介しますね。




■  経営者の想いが、社員ひとりひとりに共感する理由
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★


さて、この会社様のスゴイ!!ポイントの一つは

社長の想いが社員ひとりひとりにしっかりと

伝わっており、社長の想いに共感した人たちが

会社をしっかりと支えているところです。



会社経営に欠かせない経営計画書。

上層部だけの共有ではなく、社員ひとりひとりに渡し、

しっかりと内容を会社全体で共有しています。



そして社員ひとりひとりが“クレドカード”を持ち、

常に会社の経営理念を浸透させるべく、胸ポケット

に入れて持ち歩いているそうです。



もちろん目指すべきところは、

エリアでナンバーワンになること。



それに向かって、着々と目標に向かって

前進している会社様です。



この会社が成長している理由は、

会社の利益ばかりに特化しているのではなく、

社員を大切にしているからだと思いました。



『工務店経営は特に、小規模だったら注文住宅を

 年間10〜20棟くらいやれば満足かもしれない。

 でも、私は違うんです。』



『会社の規模を大きくするのは、これからの未来を

 背負っていく若い社員達が、活躍できる環境づくりを

 したいからです。そのために会社を大きくしたいのです。』



『私の想いに共感した人が、入社してくれています。

 そのおかげで、弊社は成長しているのかもしれません。

 そして、これからも私の想いに共感した社員がいれば

 地域のみならず、この県内できっとナンバーワンに

 なれるでしょう。そういう目標を掲げているんです。』



という社長様のお言葉には、非常に心を打たれました。




経営者としての、どっしりとした心構えは

貫禄があり、そして自信に満ち溢れていました。



お客様の幸せを考えた会社経営も大切ですが、

同時に社員の幸せもバランスよく考えることが、

この会社が成長しつづけるひとつのポイントなのかな・・・

と思いました。




■  大人に許された最大の武器は・・・?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★



私どもナックの仕事は、多くの悩みを持たれている

地場の住宅会社様の、経営のお手伝いをさせて

いただいております。



その中でも成長している会社様というのは・・・

素直に学んだことを真似しながら実践し、

自社の仕組みに落とし込んでいる会社様です。



少しずつ“真似”を取り入れていくと

いつの間にか自分のモノに生まれ変わるのです。



今回お会いした社長様も、



『大人に許された最大の武器はカンニングです。

 経営戦略を真似できるところから取り入れて、

 弊社は規模を拡大してきました。』


と仰っていました。



本当にそうですよね。

自分や会社を成長させるためには

すでに出来ている人を見て、真似をすることも

ひとつの方法なのです(^0^)ノ



参考になりましたでしょうか?

私どもナックは、全力で工務店さんの成長に

これからも支援していきたいと

思っております!!!



では、また来週♪



○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



今回のテーマ「最新リフォーム市場動向」(前編)



■消費増税後の新築減少はリフォームでカバー



今後、リフォーム市場の拡大余地が大きいことは、

既に一般的に知られるようになっています。



ただ今年、消費増税法案が成立したことにより、ユーザーの

動きとしては、「増税前に大きな買い物を済ませよう」

という気持ちから、新築に向かいやすくなるでしょう。



もちろんリフォームにも消費税は掛かります。



しかし消費税が今の倍になったら新築を諦めて、

自宅のリフォームや中古購入+リフォームを

選択するというユーザーも出てくるはずです。



その結果リフォームは、消費増税後も安定した

需要を期待できるというわけです。



今、リフォームがより注目を集めるのは、今後の

拡大見込みということはもちろんですが、消費

増税後の反動で新築が激減して売上が落ち

込むことを防ぐためのビジネスとも

言えるためです。



■大手は1000億円突破の首位争い



増税の問題を別にしても、これからの社会は、

ストックを活かすことが重要になってきます。




大手ハウスメーカーは、ストック市場の将来性を見て、

かなり前からリフォーム事業には力を入れて来ました。



その結果、今では各社とも業績を支える柱の

一つにもなっていて、利益率では戸建事業を

上回るというところも出ています。



住宅メーカーの2011年度リフォーム売上高を

上位から並べると、以下の通りになります。



社名       売上高(一部推計)

住友不動産      1,040億円
 (うち新築そっくりさん902億円)

積水ハウス      1,022億円
 (うち積水ハウスリフォーム598億円)

セキスイファミエス  888億円
 (グループでは1,000億円)

大和ハウス      570億円

ミサワホーム     545億円
 (グループ580億円)

住友林業ホームテック 489億円

パナホーム      435億円

旭化成リフォーム   385億円

三井不動産グループ  315億円



ここで注意する点としては、リフォームの売上を

どこまで含むかという点に関して、企業によって

バラツキがあるということです。



例えば上位の住友不動産は、新築そっくりさんと子会社の

住友不動産リフォーム、それにアフターサービスの

売上も含む金額です。



積水ハウスの売上高も、アフターを担当するカスタマー

センターや賃貸のリフォームを含みます。



一方、積水化学工業のセキスイファミエスは、連結では

ハッキリ出していますが、その他のグループ会社を

含めると1000億円程度はあると見られます。



また大和ハウスなどは純粋なリフォーム売上としての数字

となっていますが、他にホームセンターなどもあるため、

グループ全体ではもう少し多いかもしれません。



いずれにしても、上位メーカーは1000億円を突破してきました。



住友不動産、積水ハウス、積水化学は、3社とも

ほぼ互角の三つ巴の体制と言えます。



勢いからすれば、今期のリフォーム売上高では、

積水ハウスが頭一つ飛び出しそうな勢いです。



潜在需要という点から見ても、積水ハウスは戸建

OB客だけでも2000億円規模のリフォームを

期待できるストックを持っています。



アパートやマンション、一般ストックも含めれば、まだまだ

拡大が見込めるということは間違いないでしょう。



どこのメーカーも着実に売上高を伸ばして来ていて、

更に人員を投下して、ますますのリフォーム事業

強化を狙っています。



このように一定規模の収益源になるような事業とする

までには、やはり時間をかなり掛けています。



一朝一夕に利益を上げる事業とすることは難しいでしょう。



よってビルダーにとっても、利益を上げられる事業として

確立させるためには、早期にリフォーム事業に

取り掛かった方が良いということです。



消費増税まではもうあと1年半ですから、その前に、

ある程度ストックで稼げる体制を作っておきたいものです。





(情報提供:住宅産業研究所)
2012年09月10日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H24 09/10号)

今回のテーマ:「二世帯住宅のトレンド」(後編)                    H24/9/10

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萩原 舞花
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いつもご愛読ありがとうございます。

工務店MBA事務局の萩原です。



皆様にこのメルマガが届くころ、

私は飛騨高山付近を電車で駆け抜けています。

電車が揺れるので若干酔ってきました・・・

隣の方のから揚げの香りでさらに酔いが

増してきました(笑)



そんな中でも仕事の電話やメールが届きます。

で、電波がない・・・!!

頑張れソフトバンク!!



さて、話は変わって・・・



皆様食べましたか・・・!?

夏になるとツイツイ食べたくなる

あのアイス・・・・!



「ガリガリ君 コーン・ポタージュ味」
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


というかこれは・・・アイスなのか!?



コーン・ポタージュ味のアイスなんて、

とても奇抜で新しいチャレンジですよね。

スープを凍らせた・・・食べるスープ。

果たしてその気になるお味は・・・!?



と言いたいところですが、このガリガリ君、

9月4日に販売したにも関わらず、あまり

にも売れすぎて生産が追い付かないため、

その3日後には「販売休止」を発表しました。



そうです、手に入らないのです!!!



「販売中止」を表明してから、さらに消費者の

駆け込みは殺到!誰もがこの奇抜な味を求めて

コンビニやスーパーなどに駆け込みました。



なんとも羨ましい話ですよね!


しかしこのガリガリ君、テレビのニュースでも

放送していませんでしたし・・・一体どこから

爆発的に噂が広がったのでしょうか・・・。



そうです。

すべてはここから・・・

インターネット上の「口コミ」です。



■  口コミがカギを握る「バイラルマーケティング」
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このコーンポタージュ味の情報の根源は、まずインター

ネットのニュースからでした。その後みるみるうちに

消費者に広がり、ソーシャルネットワーク上

(ツイッタ―やフェイスブックなど)で広がり

その噂は止まることなく全国的に広まりました。



普段ソーシャルネットワークを使わない方に

とっては「何それ!?」という状況

だったようです。



そして販売後、実際に商品を購入した消費者が、

写真をソーシャルネットワーク上に投稿したり、

温めたら本物のコーンポタージュになるかも(!?)

など、面白い投稿をインターネット上にアップし、

誰もが一度は「食べてみたい」商品に

なったのです。



この口コミから商品やサービスを消費者に

ローコストで発信させる方法を、

「バイラル・マーケティング」

といいます。



「バイラル(viral)」= 感染的な

という意味で、まさに感染的に

商品の知名度を広げるという

意味に値します。 



今回のガリガリ君の件に関しては、商品の

口コミが広がりすぎて、供給数よりも

需要数が上回り、販売中止という

結果を取らざる終えませんでした。



すべての消費者の手に届かないわけですから、

100%成功、とはいきませんでしたね。

しかし、この「口コミ」のパワーは

すごいです。



■  ガリガリ君から学ぶお客様の声の大切さとは?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★



先日とある住宅会社様のお話しを伺ったところ、



“お客様のほとんどが紹介から”

“見学会のお客様のほとんどがHPから”

“会社案内は作らない、お客様はHPを見るから”



という会社様がいらっしゃいました。

この住宅会社様で家づくりをされたお客様が

大変満足をされてお友達や知り合いに紹介を

するだけでなく、この住宅会社様のホーム

ページ上で、「施主の家づくり日記」の

ブログも公開しているそうですよ。



会社に「良い」印象を持たせるために、

お施主様にご協力いただいている

会社様が最近多いかと思います。



実際に家づくりをされた先輩の声が載って

いると、これから家を建てる人にとって

は非常に参考になります。



「こんなところにこだわっています。」

「○○が大変でした。」

「○○には満足しています。」

「こんなところを工夫してみてください。」


などなど、最後にはこれから家づくりを

する方へのアドバイスがあったら

いい印象を与えますね。



お施主様にとっても、「我が家の幸せづくりを

してくれてありがとうございます。」という

恩返しの気持ちもあったりするそうです。



お客様の声って、非常に大切ですよね。



ガリガリ君までのヒットは、我々の業界には

ちょっと行き過ぎているかもしれませんが、

爆発的に会社をアピールするぞ!という

企業の心構えは、参考になると思います。



ぜひぜひ、「バイラルマーケテイング」を

参考にしてみてくださいね。



P.S.


私もこの流行に乗っかり、コーンポタージュ味を

賞味してみたんですが・・・味の感想は人それ

ぞれかと思います。。。3分の1くらいしか

食べれませんでした。。。もしかするとまだ

手に入るかもしれませんので、是非チャレンジ

してみてくださいね!



では、今週はここまで!



○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



今回のテーマ「二世帯住宅のトレンド」(後編)



●二世帯パイオニアから2.5世帯住宅が登場



二世帯住宅を最初に商品化して、現在も大手メーカー

の中で最も二世帯住宅に力を入れている

のが旭化成ホームズです。




その化成が今年8月に発売したのが

「ヘーベルハウス2.5世帯住宅」です。



0.5は単身の子供(子世帯の兄弟姉妹)を想定しており、

親世帯+子世帯+単身の兄弟姉妹という変則的な

二世帯家族をターゲットにした商品です。



一見ピンと来ない家族構成ですが、旭化成が自社で

供給した二世帯住宅居住者の世帯類型を調査

したところ、親世帯に単身の子が同居している

ケースが約2割ありました。



しかも、このうち単身の子の就業率は男性で89%、

女性で90%(フルタイムはいずれも84%)と高く、

パラサイト(寄生)シングルのイメージとは

異なり、ワーキングシングルとも言うべき

自立しているケースが大半を占めていました。



単身者と同居する家族の反応としては、



<親世帯・父>1.困った時助けてもらえる
       2.家事が分担できる
       3.子どもの教育によい



<親世帯・母>1.困った時助けてもらえる
       2.経済的にたよりになる
       3.親世帯と子世帯の関係が円滑になる



<子世帯・夫>1.困った時助けてもらえる
       2.家事が分担できる
       3.人間関係に気を使う



<子世帯・妻>1.困った時助けてもらえる
       2.人間関係に気を使う
       3.世帯間の会話で気を使う



以上のようになっており、子世帯からは「気を使う」

という声もあるものの、総じて「困った時助けて

もらえる」「家事が分担できる」と、同居を

評価する意見が多くなっています。



●2.5世帯は姉妹の同居を想定し、プライバシーに配慮



旭化成が供給する二世帯住宅に同居している単身の

子の63%は女性であり、今回発売した2.5世帯住宅

も、単身の姉妹が同居しているケースを提案の

モデルとしています。



主な提案としては、



   1)自分空間の充実を提案

   2)分離した日常生活空間の中に、交流できる工夫を提案

   3)将来の家族増減への対応力を増す提案



以上の3つがあり、各世帯の日常生活を分離させる

ことで同居によるストレスを和らげ、一緒に暮らす

上でのメリットを享受できるような

プランになっています。



「自分空間の充実を提案」は、同居の姉妹の

プライバシーを重視した提案です。



モデルプランでは、ウォークインクローゼットや、

パーソナルリビング、洗面化粧台を備えた仕様に

なっており、食事・入浴以外の日常生活を

送ることが可能です。



親世帯のLDKを通らず直接部屋に入れる仕組みに

なっており、生活リズムがずれても影響しない

ように親世帯の部屋とは離れた場所とするなど、

単身の姉妹の快適さを追求しています。



各世帯と交流できる工夫としては、全員が集まる

大きなテーブルを置くことができるゆったり

としたダイニングスペースや、単身の姉妹と

姪・甥が本やCDの貸し借りができるような

家族共有のライブラリーなどを提案。



コミュニケーションの機会を増やせる

仕組みを取り入れています。



2.5世帯住宅は、子供の誕生や成長によって

新たな個室が必要になるケース、また

親世帯の死亡や兄弟姉妹の独立といった

ケースなど、家族構成の変化が非常に起き

やすい居住形態と言えます。



「将来の家族増減への対応力を増す提案」は、

このような状況を想定した提案になっています。



例えば、同居の姉妹のパーソナルスペースを将来どちらの

世帯にも転用できるように、両世帯からアクセスできる

設計にして、将来の可変性を高め、世代を超えて

住み継ぐことが可能になっています。



現在パラサイトシングルと呼ばれるように、単身者は

あまり良いイメージを持たれていません。



しかし、目立ったニュースを取り上げるだけでも、消費税

増税や電気料金値上げ、年金受給開始年齢の引き上げなど、

日々の生活の負担が増すニュースが舞い込んできています。



出費を抑えるために2.5世帯、あるいは3.5世帯といった

家族形態を取っていくのが今後のトレンドとなる

可能性は決して低くありません。



そのニーズをいち早く捉えに行った2.5世帯住宅は、

今後の住宅市場の動向を占う

注目すべき商品だと言えます。





(情報提供:住宅産業研究所)
2012年09月03日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H24 9/3号)

今回のテーマ:「二世帯住宅のトレンド」(前編)                    H24/9/3

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萩原 舞花
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いつもご愛読ありがとうございます。

工務店MBA事務局の萩原です。



先週の月曜日・・・

岩手県にて残暑残る中、せっせと仕事に

励んでいましたところ、私の携帯電話に

「ピコーン!」一通のメールが・・・



「大変なことになっている。」



??( ̄ロ ̄|||)

(え!?私なんかミスした!?)

・・・

・・・・

・・・・・



「どんどん、申し込みが来てるよ!」

「もし工(コウ)!!!」



(*'▽'*)!!!



先週のメルマガで、新しい小冊子のご紹介を

させていただきました。覚えてますか?

その名も・・・



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【もし、工務店社長の娘が
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 お客様に選ばれる『受注戦略を学んだら』】
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▼申込みはこちら▼                
https://www.nac-consul.com/contactssl_booklet01.html

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びっくりするほどのお申込み件数に私たちスタッフも

驚いています!!嬉しいです!!



「ありがとうございます!」

 ♪~♪ d(⌒o⌒)b♪~♪



そして既にお手元に届いた方からは、



「面白かったよ」

「いい内容だね」

「ちひろ(社長の娘)の気持ちになって頑張らないとね」



などなど・・・感想のメールもいただきました。



「ありがとうございます!」

 ♪~♪ d(⌒o⌒)b♪~♪



まだ若干・・・ですが在庫がありますので

ぜひぜひお申込みしてみてくださいね!

工務店受注戦略に必要なアイディアを

冊子を通して皆さんにお伝えできたら

幸いです。



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【もし、工務店社長の娘が
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 お客様に選ばれる『受注戦略を学んだら』】
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■  「若い人の気持ちが分からないんだよ・・・。」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★



先日とある2社の会社様とこんなお話に

なりました・・・(実話です)



A社長「最近の若い人、イマイチどうやって対応

    していいか、わかんないんだよね〜!」



B社長「あ、それ俺も俺も!親身になろうと思って

       近づくと、たまに引かれちゃうっていうか・・・。

       やっぱり萩原さんくらいの年代だと連絡はメール!?

       あんまり近づかれると、嫌かなぁ?」



萩原 「え!変に近寄られるのは・・・嫌です(笑)

   年代に関係ないですね(笑)連絡のメールは

      欲しいですね。話した内容とか、次回の日程

   や時間なども含めて、再度送ってもらえると

      親切だなぁ〜と思います。」



A社長「我々の同年代の人たちとか、年上だと割りと

       話し易いんだけど、20代とか30代?ほら、

       昔いわゆるギャル世代だった人たちねー。

       ちょっと苦手かな。」


    
萩原  「なるほどー。とはいってもこれから家づくりを

       考えるのはその世代の人たちですから・・・

       苦手意識を持たずに誠意を持って対応すれば

       世代関係なく、信頼を持ってくれると思いますよ?」



A社長 「そうかなぁぁぁ!!!」
B社長 「そうかなぁぁぁ!!!」
    
        ( ^^)人(^^ )



萩原 「そうですよ!20〜30代を

   代表して私が言いますよ!

      弱音を吐いてる場合じゃないですよ!」



と・・・最後はなぜか私が20代と30代を代表して

偉そうに豪語してしまったのですが・・・

(ま、実際20代と30代の間にいるんですがね)

( ゜_゜;)



皆さんもお客様との「世代差」を感じる

ことってありますか?



若い方々を目の前にすると・・・

「最近の若い者は・・・」と思いがちですが、

それはさておき「お客様」であることには

変わりありませんよね。



「話が合わなかった・・・。」

「上手くコミュニケーションが取れない。」

「ホームページから問い合わせが来たので、

 資料は送ったけどその後はどうしよう・・・。」



などなど若い世代攻略に関して、

色々なご相談を受けます。



しかし、やはり「お客様」ですから、

こちらからお客様に合わせなければ

いけません。



・ 話が合うように情報量を蓄える

・ コミュニケーション力をつける

・ 資料請求後の段取り・流れをつくる



など、『事前準備をした者がどんな

状況にも打勝つ』のです。



「段取り八分」ってよく言いますよね!



私(萩原)は前職で、法人の出張手配や

旅行手配もしていました。



大企業の社長様をお客様として迎えること

が多かったのですが、やはり「若いから」

「派手っぽいから」といって甘く見られる

部分がありました。



テレビドラマに出てくるような、ちょっと

小難しい社長様もいらっしゃいました(笑)



しかし、そんな企業様と心を通わせるには

やはりポイントは「自分の仕事に自信を持って

正々堂々と対応すること」なのです。



・ 分からないことは、すぐに調べて連絡する

・ 間違えたら正直に謝り、改善する

・ 常に本気で、一生懸命になる



そうすると、どんな方でも年代は違えど、

自然と信頼関係が築きあがってきて、

またリピートのお客様として

戻ってきてくれる可能性が

高くなります。



■  新たな発見を、新たな情報誌から得てみては?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★



前回からご紹介している、新しい小冊子

「もし工(こう)」のなかでは、主人公の

友人がこんな台詞を言っています。



「で、工務店って何屋さんなの!?」



「『店』って付くくらいだから、何かを

 売ってるんでしょ?のこぎりとか!?」

( ゜_゜;)!!
 


正直、現在の仕事に就くまで、私もこの

主人公の友人と同じ考えでした。



“家って・・・工務店さんが建てるの!?”



そして、現在私の同世代の友人達も、

地域の工務店さんたちが、実は良い家を建てる

ことができるのを、知らないのです。



そんな若い世代に

『どうやって地域工務店の 家づくりを伝えていくのか』

これは非常に大切なポイントなのです。

そしてどんな世代であっても、常にお客様の

一歩前を前進している工務店である必要があります。



そのためにも、是非ヒントとして、この

『もし、工務店社長の娘がお客様に選ばれる

 受注戦略を学んだら』という冊子を、

手に取って読んでみてください。



新しい発見や気付きが、必ず皆さんの成長に

役立ちますから・・・(^0^)ノ



引き続き、『冊子読んだよ』の嬉しい感想を

お待ちしておりま〜す!



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【もし、工務店社長の娘が
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 お客様に選ばれる『受注戦略を学んだら』】
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ではまた来週♪



○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



今回のテーマ「二世帯住宅のトレンド」(前編)



「二世帯住宅のトレンド」

●今時の二世帯事情、経済援助と家事協力



両親と子、そして孫の3世代が一つの住宅で

暮らしを共にする二世帯住宅。



古くは家を受け継ぐ長男が結婚すると、両親と

同居して老後の面倒を見ることが当たり前と

されており、二世帯住宅は日本の標準的な

家族の在り方とも言えるものでした。



現代は未婚化・晩婚化・離婚率の上昇が進み、単身者が

増加したことや、結婚しても子どもを作らない夫婦二人

世帯(DINKS)が登場するなど、家族の在り方も

大きく変化しつつあります。



両親の面倒を見るという話にしても、「両親が元気な

うちは、お互いに気を使わず暮らしたい」という意見

も多く、生活リズムやライフスタイルが多様化した昨今

においては、それぞれの暮らしを重要視する

声が増えてきています。



そういった動きの中で、近年、大手メーカーを中心に

二世帯住宅商品の発売が相次いでいます。



理由としては、住宅の建築費や生活費といった出費や、家事

・育児などを二世帯で分担することで、一世帯あたりの

負担を軽減できることや、いざという時家族が

近くに居てくれるという安心感が挙げられます。



経済・雇用状況が芳しくなく、今後の見通しも厳しい日本において、

負担の少ない家族形態を取ろうとするのは自然な流れだと言えます。



とはいえ、「お互い気を遣わず暮らしたい」という声も

ありますので、結果として現在の二世帯住宅は、下記の

3タイプの分離状況に分けられることになります。



1)完全分離型	食事・玄関・水廻りなど全ての生活空間を分離

2)部分共有型	食事・玄関・水廻りなどのうち一部の生活空間を共有

3)融合型	居室等を除きほぼ全ての空間を共有



従来の二世帯住宅は融合型が中心でしたが、近年は部分共有や

完全分離も増えてきています。



「家族に応じたプライバシーを守りつつ、費用や家事など様々な

面で協力し合いながら効率的に生活する」ことが、現在の

二世帯住宅のトレンドだと言えます。



●遮音仕様でお互いの世帯を配慮



住友林業のikiki(イキキ)は、二世帯同居への建替えを

考えている共働きの若夫婦世代と、夫婦ともに元気な

親世帯をメインターゲットにした商品です。



商品の特徴には、「ママの目線で考える家族のコミュニケーション」

があり、親世帯と子世帯を繋ぐ子世帯妻の目線を重視して、



 ・きごころ	いつでも身近に家族を感じていたい

 ・きらく	気分・状況次第で関わりたい

 ・きまま	個々の時間をのんびり楽しみたい



といった二世帯での暮らしによって負担がかかりやすい、

ママに配慮した住宅となっています。



具体的には同居の形態を、



・夫方の両親との同居……上下階でプライバシーを守る完全分離型

・妻方の両親との同居……左右分離で家事協力しやすい部分共有型



という二つのパターンに分けています。



例えば夫方の両親との同居では、普段はそれぞれの暮らしを重視して

上下階で完全に分離、週末には親世帯に集まってコミュニケーション

を図るという形となっています。



また、この同居形態ではプライバシーを重視するため、

上下階の音の伝わりにも配慮。



防音用断熱材の厚み倍増や、ハイブリッド遮熱パネルの

浮床フェルト上への敷設といった取り組みにより、

業界トップレベルの遮音60仕様を標準装備。



生活する上で問題になりやすい音への対策を行っています。



セキスイハイムが今年7月に発売した「Newパルフェ」は、

蓄電池を搭載したスマートハウス仕様と省エネ機器、

耐震仕様の強化といった特徴を持ちますが、

二世帯住宅についても新たな仕様・

提案を導入しています。



その一つが高性能遮音床で、遮音性能はL−55を達成。



これは積水ハウスが賃貸住宅にも採用したSHAID-55と同等の

性能で、鉄骨住宅ながら鉄筋コンクリート造(スラブ厚200mm)

同等の性能が得られるとしています。



この遮音床を二階床に採用することで音の伝わりを軽減し、

自社の特長でもある全館空調と併せて「二世帯住宅

であっても、家族みんながストレス少なく健康的で

快適に暮らせる」といった提案を行っています。



また、セキスイハイムといえば、子供が賢く育つ家として、様々な

勉強や生活習慣を支える仕組みを導入した

「かげやまモデル」が有名です。



二世帯においてもこのかげやまモデルを取り入れており、

親世帯にもカウンターデスクや本棚を設置して、

子供夫婦が不在の間も祖父母に見守られながら

学習できるといった、二世帯ならではの

子育て提案も行っています。





(情報提供:住宅産業研究所)

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