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2011年07月25日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H23 7/25号)

今回のテーマ:「「節電の夏」とこれからの省エネ提案」前編        H23/7/25

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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
中條 達也
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「本日は、暑い中〜、お集まりいただき〜、」

「ありがとうございます。」

(ーOー)


「さて、これより、数時間ですが〜」

「じっくりと〜お話させていただきますので〜、」

「どうぞ、よろしく〜・・・」

(@_@;)



ん???

あれ?

おや??



『おねがいします〜!』・・・の言葉は?ないのか〜???

(>_<)



この司会の方は、

緊張しすぎなのか?


それとも

司会をすることに、慣れていないのか?


それとも

言葉足らずな、そういう人なのか?


でも、この方、数年に渡っての

トップセールスらしいです。

(^_^;)?



●こんにちわ、中條です。


意味のわからない冒頭で、すいません。

先日、300名ほど参加している「勉強会」に参加してきました。

今回、勉強会で教わった内容は、かなり役に立ちそうです。



即、実践して行きます。

そう心がけています。

(^0^)



皆さんも、いろんな勉強会に参加される事が、

あると思います。

《即、実践!》すると良くも悪くも、結果が出ますよね。

いつも結果を求めて、行動したいもんですね。(^^)



さて、

今日は、その勉強会の場で、

本題とは違う、余談で聞いた

スゴイ???話をしたいと思います。

(聞いたことがあったら、ごめんなさい)



そのスゴイ???話とは・・・



【青い熊】!
~~~~~~~~~~~~
(?_?)



いったい、何のこと?

そう思いますよね。



わたしは、【青い熊】の話をしますと聞いた時、

「なんじゃ、それ?!」と思いました。



想像もしてみました。

【青い熊】を思い浮かべても、おもしろくも何ともありません。

(ー_ー)



その勉強会の司会の方が、言うには・・・・

「営業をする上で、大事なこと」らしいです。

いわゆる、心構えという事で、紹介された内容でした。



●「トップセールスマンが、ずっと秘密にしてきた心構え」とは?


このように話していました。


「あたりまえの話なんですが、」から始まって・・・

「自分の扱っている商品に自信がないと、心からオススメはできません。」

(そりゃそうだよ!)



「それは、誰でも同じだと思います。」

「しかし、」

「いくら、良い商品であろうと黙っていては売れません。」

そんな話口調でした。



<ここから本題!>

このご時世、集客も大切ですし、折角お客様と接点を持ったとしても、

その後に、売る人の「営業力」「人間力」「印象」が契約には大いに関係します。


分かり易く言うと、

例えば・・・

「とっても役立つ話をしてくれるんだけど〜、この人切羽詰まってるのかなぁ〜」

「やたら売り込みが激しいなぁ〜」

と思われたら、その商談は難しいですよね。



または、

「この人、とても良い人なんだろうけど、自慢話が多いなぁ〜」

とか、

「話が上手いんだけど、本当にフォローしてくれるかなぁ〜」

「なんか信用できないなぁ〜」

など、

商談がゴールに至らないケースはいろいろです。



ひょっとすると、時には、

自分自身がそのようになってしまっている事があるかもしれません。

こちらが一生懸命に説明をしていても、相手が居ることですから・・・・。

どのように伝わるかが大事です。

(ー0ー)



営業をする上で失敗しないため、どうしたら良いのか?

を説明してもらいました。

それが【青い熊】(あおいくま)でした。



●なぜ?あおいくま??


青い熊とは、ある言葉の頭文字を

並べたものでした。



「あ」→諦めない、焦らない

「お」→怒らない、押し付けない

「い」→威張らない、イライラしない

「く」→愚痴を言わない、苦にしない

「ま」→マメに言葉をかける、マメに訪問する


だそうです。

(@0@)



粛々と冷静に対応をすることかな???

そう思いました。



そんなにたくさんを、一気に覚えてられないなぁ〜!

(と思いつつも、メモで残しておいたので、このように紹介できています。)

(^_^;)



営業をする心構えとして、

この「あ・お・い・く・ま」を常に念頭に置いておく事が、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
売る人の営業力、人間関係、人間性を育ててくれるらしいです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

なるほど〜(@_@)



営業に限らず、業務全般に重要なことだと思いました。

営業の心構えというお話でしたが、

今後、誰かと話をする際は、

熱くなった時ほど、冷静に【青い熊】を思い浮かべながら

結果を出して行きたいもんですね。(^_^)




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今回のテーマ「「節電の夏」とこれからの省エネ提案」前編



■節電対策は社会的責任のアピールにも


東日本大震災から派生した福島原発事故の影響で、

今夏の電力供給は、ピーク時に対して

東京電力エリアでは約10%、

東北電力エリアでは7.4%、

不足すると想定されています。



これを受けて政府では、両社管内の企業や家庭に対し

一律15%の使用電力削減目標を掲げました。



すでにクールビズやサマータイムの導入、

減灯・消灯などの対応を始めている企業は多く、

大手プレハブメーカーでは生産工場の

輪番操業などの取組も出始めています。



メーカー4社では、7月1日から東京電力管内の6工場で、

輪番操業を開始しました。



各社とも7〜9月に製造の繁忙期を迎えることから、

各々で輪番操業を実施するよりも参加各社の総量で

抑制するほうが、メリットが大きいと判断したためです。



ビルダー・工務店でも、クールビズの導入や、

展示場やショールームの照明を

LEDに換えるなどの対策を取り始めています。



逆に対策をしていないと、お客様から

「このご時世に不謹慎だ」と、

他社と比較する声も出かねませんので、

アピールとしての節電対策も必要かもしれません。



■OB客にも節電呼び掛け


OB客も巻き込んだ節電アピールをしている会社もあります。



ハウスメーカーのA社は今年6月から、

同社で戸建を建てたOB客の専用サイトに参加を呼びかけて

「節電アクションコンテスト」の募集を始めました。



昨年と今年の7〜9月の電気使用量を比較し、

15%以上の節電をした全家庭に賞品を与え、

特にユニークな方法で電気使用量を大幅に減らした家庭や、

元々節電をしていて電力消費量そのものが

一般よりも少ない家庭を表彰するコンテストです。



ハウスメーカーB社では、家庭内のエネルギー使用状況を

表示するモニターに、インターネット通信機能を付加し、

同商品を利用してインターネットで

他の利用者と交流するSNSを開始しました。



同社のOB客同士が節電の工夫や意見を

自由に投稿できるSNSです。



オンライン化することで、情報の提供に協力してくれる

家庭の電力使用状況を収集する手間も省くことができます。



■建築予定者の太陽光発電採用意向も上昇


また、震災以降の節電志向に伴って

「創エネ」「蓄エネ」にも注目が集まっています。



今年4月に住宅産業研究所が戸建住宅の建築(購入)

予定者を対象に行った、アンケート調査によると、

震災前と震災後の太陽光発電に対する考え方の変化では、

「震災前も震災後も太陽光発電にしようと思っている」

という回答が32.8%、


「震災前はそうでもなかったが、震災後は

太陽光発電にしようと考えるようになった」

という回答は24.1%という回答でした。



震災後、太陽光発電の需要は確実に増えているようです。



設備の値引きや、棟数限定の無料キャンペーンなどによる

太陽光発電の訴求は、以前から住宅各社で取り組まれていますが、

今は節電を前面に出した販売促進が効果的かもしれません。



■省エネコンテストでOB交流・クチコミ効果創出


岩手県のビルダーB社は、戸建着工数は年間30〜40棟程度ですが、

太陽光発電を全棟標準搭載とし、太陽光搭載棟数は県内No.1です。



同社ではこれまでに太陽光発電システムを搭載した顧客の

毎月の電気使用量と余剰電力の売電料金のデータを取って、

HPで成果の一部を公表して節電・節約の効果を伝えています。



また、年1回のイベントとして、

「省エネ大賞コンテスト」を開催しています。



引き渡しから3年以内のOB客を対象として、

省エネ・節電・売電の成果を競い合わせるコンテストで、

表彰式には例年約150人のOB客が集まります。



頑張って節電している家庭は、

誰かにそれを評価してもらいたいものです。



また、競い合わせることで、太陽光の搭載によって

どれだけ得をしたかが実感でき、OB客同士の交流や

新規客へのクチコミ効果も期待できます。



今後は太陽光発電システムやリチウムイオン蓄電池などの

「創エネ」「蓄エネ」で電力を補う設備の普及が進むと見られますが、

初期費用がかかるというデメリットもあります。



一方で、今後注目を浴びそうなのがパッシブデザインです。



費用のかかる設備を加えるのではなく、

プラン・設計を工夫して自然の力を利用することで、

電力の使用を極力おさえることができる家づくりです。



次週はパッシブデザイン、

環境共生住宅のアイデアをご紹介します。




(情報提供:住宅産業研究所)
2011年07月19日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H23 7/19号)

今回のテーマ:「震災復興期の集客と企業PR」後編              H23/7/19

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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
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TEL:03-3343-3000
中條 達也
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「いらっしゃいませ!」

「お客様は何名で、お越しですか?」

「お名前を記入して、しばらくお待ち下さい。」

「3名様でお待ちの、○○様〜!」

「お待たせしました。」

「こちらへどうぞ〜!」



かなりの大繁盛です。

(^_^)



「申し訳御座いません〜。」

「ただいま、約40分ほどお待ちいただいております。」

「いらっしゃいませ〜!!」



このお店、どこにでもある普通のお店なのに、

次から次へと、お客さんが絶えません。

(@_@)



●こんにちわ、中條です。


今日は、消費者ニーズについてお話したいと思います。



個人的なお話ですが、私は日経BPをよく読みます。

この日経BPによると、この春より、夏に向けて

消費動向が変化しているみたいです。



というのも、あくまでも統計データですが、

5月頃までは、消費に対して『自粛ムードが41%』だったのに対し、

6月からは、『自粛ムードが20%』に減少しているようです。



その半面、

消費へ走る動きが

5月には、58%だったものが、

6月には、78%に上昇しています。

(^_^)



今の時点で、売れ筋の商品は、

ソウルマッコリ、ヘアアイロンミニコテ、ショットノート

ポケッタブルシューズ、プリウスα、Fine Pix X100

ルックまめピカ、ロキソニンS、マーフィーのケンブリッジ英文法

などなど。



今までの数倍〜数十倍の売れ行きだそうです。

(@0@)



不況下であろうが、どんな時代にも、ヒット商品があり、


お客さんの『共感』や『納得』の度合いが、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
その商品の売れ行きを左右させているみたいです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(参考まで)



●売れるには理由がある。


さて、

冒頭で挙げている「いらっしゃいませ〜」の内容は、

何の変哲もない、一軒の飲食店です。

有名なチェーン店でもありません。

しかし、行列ができているんです。



不思議です。

(?0?)



しかもその飲食店は、お洒落なカフェ、

ではなく、

普通の回転すし屋さんです。

ますます不思議です。

(?0?)



(有名店でもないのに・・・)


(今後流行るだろうと

時代を先読みして出店したわけでもないのに・・・)


(ブームが去った後なのに・・・)


それでも、行列ができるお店になった!

これは何か理由がありそうです。

(ー_ー;)



先ほど、売れ筋商品を紹介しましたが、

飲食店に限らず、

マッコリ、車、カメラなど

この数ヶ月で、売上が急上昇している理由って・・・

なんだろう?!



じっくりと考えていると、

これらの商品には共通点があるのに気付きました。

(^0^)/



●その共通点とは?


食品・自動車・家電・衣料・旅行など

他の業界の販売戦略をじっくり調べてみると、

時代背景を考え、各企業が力を入れる方向性が見えてきました。



売れ筋の商品に共通している連想ワードは、

『省エネ』『安心』『性能』『復興支援』

『低価格』『安全』『品質』

じゃないかな?と思います。



さらに、その理由として、

(支援)社会貢献を想像できる内容

(省エネ)ストック出来る備蓄商品または、リサイクル商品

(安心・安全)定番回帰、本物志向

という商品が注目を浴びている気がします。

わたしだけでしょうか?

(^_^)



●行列の理由は?


さて、回転すし屋さんのお話に戻りますが、

その回転すし屋さんを、じっくりと調べてみました。

すると、行列ができる秘密が見えてきました!



その秘密とは・・・



珍しいメニューを取り揃えているわけではないんです。

際立った販売手法を取り入れているわけでもないんです。



行列ができる秘密、それは、

ただ出店した場所が、中華街だっただけ。

(@0@)



どういうこと?



中華街と言えば、中華料理が当たり前、ですよね。

需要があるのか?と思わず疑ってしまいます。

しかし、お店に来るお客さんをじっくり調査すると・・・


・連泊の観光客

・外国人の観光客

・中華街の近所に住む住民


が半数を超えているそうです。



中華街で和食?と疑問に思ってしまいますが、

隠れたニーズに上手く合致したみたいです。

(^_^)



老舗のお店じゃなくても、(新規でも)

有名なチェーン店でなくても、(規模が小さくても)

消費ニーズをしっかりと捉えられれば、

ヒットするんですね。



隠れたお客様のニーズに合わせた、

大ヒットしそうな内容を発見されたら、

皆さんも教えてくださいね。

(^0^)




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今回のテーマ「復興期の集客と企業PR」前編



■「強い・早い・安い」家で復興支援


地震や津波で家を破壊され、多くの財産を

失ってしまった人々が求めるのは、

災害時にシェルターとして機能する「強さ」、

1日でも早く入居可能な「早さ」、

そして経済的に無理せずに購入できる「安さ」です。



まずは「強さ」ですが、多くのメーカー、ビルダーから

発売されている復興支援住宅のほとんどが、

標準仕様で性能表示の耐震等級3をクリアしています。

さらに制震パネル等の装置を標準化している企業もあります。



「早さ」に直結する工期については、ほとんどの商品が

プランを限定することで30〜60日程度としています。



工期が発表されている商品では45日程度のものが多く、

最短は6プランに限定し、30日で竣工という商品です。



プラン限定以外の工期短縮策としては、コンテナを転用して

開口部と断熱材を設置するという大胆な工法の採用や、

1日当たりの作業時間を延長することで日数を短縮する

という方法も見られます。



さらに、照明やカーテン、エアコン等をフル装備して、

完成後すぐに生活を始められるように配慮した商品も発売されています。



価格は、安いものでは税込680万円〜(木造軸組み・平屋・約49平米)

という商品があります。



自由設計でありながら短工期(最短45日)、耐震等級3、省エネ等級4、

省令準耐火仕様、太陽光発電搭載という高スペック商品です。



発売元によると、全国400社の工務店による共同仕入れの

スケールメリットを活かし、この価格とスペックが実現した

ということです。



価格が発表されている主な復興支援商品の中で、床面積当たりの単価が

最も安いのは、住宅FCを主宰するH社で、税込903万円

(木造軸組み・2階建・73平米・坪単価40.8万円)という商品です。



こちらは7プランに限定しているものの、標準仕様で耐震等級3、

次世代省エネ、全居室LED照明、カーテンが装備されています。



復興支援商品は確かに低価格ですが、それでも被災者にとって

1000万円前後の出費は、決して軽いものではありません。



住宅金融支援機構では、金利を5年間減免する

災害復興融資を開始しましたが、独自の復興支援ローンの

新設を検討している住宅会社もあります。



上限2000万円で、当初2年間は金利ゼロ、3年目以降は変動とし、

住宅金融支援機構の融資よりも割安になる可能性もあるようです。



■「次の災害」を想定する


前述のH社の商品では、雨水タンクや採風サッシなども標準採用し、

さらにオプションで太陽光発電+オール電化のエコ仕様を設定しています。



震災が引き起こした水や電力・燃料の不足は、「エコ=防災」

というイメージを強める結果となったようです。



もちろん、災害時に役立つのはエコ設備だけではありません。



5月初旬から復興支援住宅を販売し始めたF社が、

6月に発売した第二弾商品は「強い・早い・安い」に加え、

非常時でも安全・安心に暮らせる工夫を盛り込んだ、

自由設計住宅です。



標準装備は下記の通り。



・太陽光発電システム3kW、LED照明(脱衣室、トイレ、廊下)

・制震パネル、自動消火装置

・停電時に太陽光発電システムから電力を供給する非常時電源切替システム

・停電時に自動点灯するLED足元灯(取り外して懐中電灯としても使用)

・非常時の生活用水を確保するエコキュートと雨水タンク

・食料品ストック収納、生活用品ストック収納



以上の設備のほか、家具の転倒による負傷を防ぐために、

タンスごと収容できる納戸を設けたり、家族の寝室を同一フロアに集約し、

階段を降りたらすぐ玄関や開口部から外に出られたりなど、

災害時の避難をスムーズにする設計としています。



また、リビングや和室を道路側に設けて縁側のような空間を作り、

近隣と交流しやすい環境づくりも行います。



これは、日常的なご近所づきあいを促進することで、

いざという時に自然と助け合いの意識が生まれるようにとの

配慮から提案するものです。



この商品の坪単価は税込51.8万円〜。



二世帯同居や親族同居といった、被災地で多い要望にも

柔軟に応じられるようにとの配慮から、自由設計となっています。



■自社の取り組みを積極的にアピールしよう!


住宅業界では、以上紹介してきたような直接的な顧客サービスだけでなく、

CSR(企業の社会的責任)活動も、積極的に行われています。



その内容は、被災直後の物資の救援や仮設住宅にはじまり、

自治体へのLED街路灯の寄贈、木材など被災地産の

資材・設備・機器の積極採用、節電の徹底、サマータイム制や

ノー残業デーなど就業形態の変更、自家発電の実施など様々です。



被災地では、自身が深刻な被害を受けながらも、

復興のために奔走している工務店もあります。



こうした多くの活動は、マスコミ、企業のニュースリリース、

ホームページ、ブログ等を通して日々消費者のもとに届いています。



こうした活動を自らアピールするのは、

あざとい気がするという方もいるかもしれません。



しかし、いま被災地で家を建てようと思っている人々は、

時間も予算も限られた中で、様々な情報を欲しているはずです。



適切な情報とサービスを、それを求める人々に

適切に提供していくという姿勢が、復興の一助となり、

結果的には自社にも利益をもたらすことになります。




(情報提供:住宅産業研究所)
2011年07月11日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H23 7/11号)

今回のテーマ:「震災復興期の集客と企業PR」前編              H23/7/11

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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
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TEL:03-3343-3000
中條 達也
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「この先の経営が更に発展しますように!」


そして、


「売上が1,5倍の目標に届きますように!」


更に、


「利益が10%アップしますように!」


あと、


「従業員がそれぞれ、成長しますように!」


もういっちょ、


「皆が健康で、安全に日々を過ごせますように!」


更には、


「お客様と末永く、良いお付き合いが継続しますように!」


これも大事、


「協力会社の皆さんと、いままで通りの信頼が続きますように!」


最後に、


「家族がいつも笑顔でいれますように!」


あっ。これも、


「奥さんの機嫌が、いつも健やかでありますように!」


自分のことも、


「私自身が、今後も挑戦し続ける環境でありますように!」


えーーーーーーーーっと、、、、それから、、、、

いつも、ふと考え、思っていることは、

メモに残しておかないとなぁ〜

(^^;)


「次の新規プロジェクトが、上手く行きますように!」


「○○様邸の提案が無事に、受注につながりますように!」


それとーーーーーーー。

んーーーーーーーーーっと、、、。



●こんにちわ、中條です。


いつもメルマガをご覧頂き、ありがとうございます。

私としては、このメルマガを配信させて頂き、約半年が過ぎました。

めでたく現在まで続いているのは、皆さんのお陰です。



本当にありがとうございます。



内容としては、気になった事柄や私が経験した出来事を

思いのままにお伝えさせていただいています。



読みづらい点も多少あるかと思いますが、ご勘弁ください。

たくさんの方々と交流をさせて頂き、

やり取りした事実を、そのまま書いています。



今後ともどうぞ、よろしくお願いします。

(^0^)/



さて、本日は、

【目標設定】についてお伝えしたいと思います。



ちょうど、先週は七夕でした。

皆さんは、その日をどのように、

過ごされましたか?

(@0@)?



・社内で設定した目標を再確認した

・家族で希望を言い合った

・小学生の七夕の工作物を見て、懐かしく思った

・お客さんへのDMで、想いを綴って送った

・週末にイベントを開催し、盛り上がった

・何もしなかった

・忘れていた


人によって、それぞれだと思います。



因みにわたしは、


「仲間と共に仕事をして行く上で、

全員の長期的な理想と要望をまとめてみよう!」


そう、思いました。

(^_^)



ただ、日々職場で皆と顔を逢わせ、共に過ごしているので、

皆から「中條は急に、何を言い出したんだ?」と思われるのが嫌なので

照れ臭く思ってしまい・・・。

まだ何も出来ていません・・・。

(>_<)(反省中です)



ほとんどの方は、

年度の初めに、その年の目標設定を行なっていると思います。



ある元気印の会社では、

売上や利益の目標だけではなく、

部署ごとの行動目標、

さらには従業員のふるまいまで、

細かいところまで、具体的に目標を掲げているそうです。

(@O@)〜



目標設定は、細かければ細かいほど、良い!

と聞いた事があります。



皆さんもお分かりの通り、目標設定は行動指針ですので、

目標を立てる時は、できるだけ、細かく設定してみましょう。



●自分のやりたいことが目標!


あなたの会社では、


目標設定がありますか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

どれだけ深く目標を設定していますか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


その目標は、


社内の全員に浸透していますか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

更に、


目標の達成度合いをしっかりチェックしていますか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いかがですか?

(@_@)



目標の設定は大切ですが、

それ以上に達成に向かう意識が重要と思います。



また、業務の売上数字だけではなく、

あらゆる方面で目標を持つことは、

自分自身のやりがいにつながります。



7月7日の七夕は、願いを込める風習がありますが、

この日を利用して、個人目標を設定すると楽しいかもしれません。

(^0^)



個人目標の達成が、会社の業務にも良い影響を与え、

結果的に成長につながることはあります。



とある会社では、業務以外のことでも

社長や社員さん、そしてパートさんも皆が、

個人目標を掲げていました。


・所属しているサッカーチームで成績を出す。

・次回のマラソン大会で、入賞する。

・毎朝、朝ごはんをしっかり食べる。

・毎月、1kgづつ痩せる。

・語学勉強に励む。

・3日に1回は、ゴルフ練習をする。

・あいさつを大声でいつもする。


というような目標を掲げ、

業務以外にも精を出していました。

この会社、社内の雰囲気がとても良い会社です。



ナックでも、少し前に、ゴルフを始めた同僚の金○君が、

目標を、


【マスターズで優勝!】


と神木に書いた時は、

ア然、としました。

(ー0ー;)



しかし、ありだと思います。

みるみる本人の腕は成長していますので、本気なんでしょうね。

(^0^)ガンバレ〜!



●思い立ったが吉日!


目標は、いつ立てても構わないと思います。

どんな内容でも無いよりは、ずっと良いですよね。



ルールがあるわけではありませんが、

自分のルールがあるとチェックもしやすいと思います。

(^_^)



会社の業務目標は、

決算を終えた翌月つまり、期の初めと

3ヶ月ごとに区切った四半期ごとにチェック。



個人の目標は、

年の初めと

半年後の7月つまり、七夕にチェック。

(^人^)



このように目標の設定とチェックについて自分のルールがあると、

過去、現在、未来をしっかりと見つめて、

今日から何を更に頑張れば良いのか?が、

理解できるかもしれませんね。



良いアイデアが浮かんだ方は、

こっそりと教えてくださいね。

(^0^)





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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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今回のテーマ「復興期の集客と企業PR」前編



■企業PRは、「自粛・お見舞い」から「応援ムード」へ


大震災から4ヶ月が過ぎ、住宅業界では不具合の修繕や仮設住宅

といった火急の懸案への対応から脱却し、本格的な復興に向けての

意思表明や具体的な支援策が活発になってきています。



住宅メーカー最大手のA社は、敗戦からの復興期、住宅難の

時代に創業し、半世紀にわたり住宅を供給してきた企業の歩みと

50周年の感謝を、TVCMや新聞広告で伝えました。



震災については一言も触れていませんが、

困難を乗り越えて発展してきた我が国の

歴史を振り返ることで、希望を感じられる内容です。



今年から設計自由度の高い新たな鉄骨構法を導入したB社は、

日本を家から元気にしようというコンセプトで

「がんばれ! 日本の家」というサイトを開設。



耐震技術、新構法、創エネ(太陽光発電・エネファーム)の3つを柱に

「もっと強く! もっと広く! もっと発電!」

というアピールで、新居応援キャンペーンを展開しています。



以前から工場生産による施工精度の高さを謳ってきたC社は、

「自然災害の絶えない日本で、強さを誇れる住宅をつくる」

という信念のもとで培ってきた技術力をアピールしています。



同社の栃木販社では、ユニット構造の頑丈さに加え、

約60日というスピード建替えや、仮住まい・引越し準備などの

手配を行うフルサポート体制などを紹介し、

建替え検討者に訴求していました。



栃木は内陸県のため、津波の被害は受けていないものの、

全・半壊2,300棟超、一部損壊56,000棟超という住宅被害が出ています。



津波で財産も仕事も失ってしまった沿岸地域とは異なり、

住む場所から考え直すという必要もないため、

建替え意欲の旺盛な被災者は多いと思われます。



同じく栃木県の最大手ビルダーD社では、県内だけでなく、

昨年出店した仙台市内の物件も今回の激震に耐えたことをアピール。



また、即入居支援(建売住宅に100万円相当の家具・家電・カーテン等を進呈)、

らくらく建替支援(仮住まいの手数料・敷金・礼金・6ヶ月分の家賃をサービス)

を行うほか、同社が扱う中古住宅購入や賃貸入居に対しても、

手数料割引などの特典を設けました。



地域工務店のネットワークを主宰するE社では、

震災直後から被災地工務店の緊急支援を行い、

4月からは本格的な事業再生に向けた支援活動を開始。



また地元主体の復興を後押しするため、

福島・宮城・岩手の各県で工務店連合を発足させ、

仮設住宅建設事業への地元工務店の積極参画を促しました。



消費者に向けては、耐震性・長期優良・太陽光発電を前面に押し出した、

「安全・安心住宅キャンペーン」を展開。



エネファームの無料モニターや、建築資金100万円等の特典(抽選)

も用意しています。



■安全・安心アピールは新たな段階に


4月までは殆どの企業が積極的な営業活動を自粛していた

東北地方でも、5月頃からは集客を意識した広告や

キャンペーンが目につくようになってきました。



テーマとなるのは、やはり「安全・安心」に関することです。



住宅メーカーF社の青森支店では、

「今こそ考えたい!」というキャッチコピーで、

地震保険や太陽光発電に関するセミナーを開催。



前出のB社でも、被災地で、

「安心・安全、創エネ・省エネ、家族の絆」

をコンセプトとした復興支援商品を発売し、

「どうぞお気軽にご相談ください」

と呼びかけました。



安全・安心に焦点を当てた広告やキャンペーンは、

全国的にも増えています。



リフォームでは、耐震性強化のアピールに加え、

差し迫った電力不足で予想される不便さを、

いかに快適に乗り切るかといった提案が

目を引くようになってきました。



木造メーカーG社のリフォーム部門では、定価制リフォームに

耐震診断・耐震補強を含めることで、安全・安心を強調。



またエコポイントの期間中であれば、標準仕様で102,000ポイントが

付与されるとして、早めのリフォーム実施を呼びかけています。



今夏は「節電・省エネキャンペーン」として、

内窓(1ヶ所)のプレゼントも実施中です。



分譲地の広告などでは、「海が見える」

という宣伝文句は全く見られなくなりました。



かわりに、高台であることを強調して「標高○メートル」

と表記したり、地盤強度を数値で示したりと、従来はあまり

目立たなかった情報がアピールされ始めています。



今回の震災では、多くの家族が死別の悲劇に見舞われたことに、

世界中の人々が胸を痛めました。



一方で、家族が励まし合って困難を乗り越えようとしている

ニュースなどに感動を与えられることもありました。



「家族一緒」ということが安心の基本であることを、

改めて感じたという方も多いと思います。



こうした国民感情は、奇しくも、近年再び注目を浴びている

「多世帯住宅」のコンセプトに合致しています。



従来の需要層プラスαの需要が生じる可能性も

あるのではないでしょうか。



(情報提供:住宅産業研究所)
2011年07月04日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H23 7/4号)

今回のテーマ:「大増税はビジネスチャンス!?」後編             H23/7/4

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【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
中條 達也
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先日、特別な打合せに行ってきました。


中條「どうも、はじめまして」

  「先生とお会いできるのを楽しみにしていました」

  (^0^)


先生「こちらこそ、お目にかかれて光栄です」

  (^_^)


打合せは、かなり盛り上がり、気がつくと・・・


先生「あら、もう2時間が過ぎてしまいましたね。」


中條「話に花が咲き、楽しい時間はほんとうに早いですね。」



約1ヶ月もの間、この方の話を伺いたくて、この打合せのために

訪問打診をひたすらしてきました。



その結果・・・


先生「また、次回の打合せを楽しみにしていますね。」

(^O^)

中條「有意義なお時間をありがとうございました。」

(^<^)



※こんな風に、皆さんに役立つセミナーをつくっています。

(^_^)



●こんにちわ、中條です。


私の方では現在、

かなり楽しみな講演をつくり上げています。



冒頭の会話は、その講師となる方とのやり取りです。

とても、気の良い方で、話題も豊富、

何よりも言葉の受け答えが、天下一品です!

その方の講演を9月に予定しています。

日程が近づいたら、改めてご案内しますね。

(^0^)



●突然ですが、みなさんに質問です。


皆さんが初対面の方とお話をする際に、

何に気をつけて、お話をされていますか?



最近、若い人の言葉や態度が気になります。

そんなことはありませんか?

(@_@)



お客様に向かって・・・

「○○さんは、4人家族だよね?」

「次の土曜日、3時から空いてる?」



電話口でふんずりかえりながら・・・

「あ〜。知ってる、知ってる。それ、いつだっけ?」



相手が

お客様だろうと社内の人だろうと

表現の違いがありません。

先輩も後輩も、上司も同年代も、同じ言葉で話します。

(>_<)



態度でも、その人の個性が表れていて、

好きなように振る舞います。



例えば、話をする際の態度や振る舞いにも、

良い態度と悪い態度があります。



相手や周りのひとが、その態度を見てどう感じるか?です。

そのひとの態度ひとつで、

会社の素質までが問われます。



自分が当たり前と思い、やっていた事が

相手にとっては、「ムカッ」っとくるような事は時としてあります。



そんなことが、自社のスタッフであったとしたら、

とっても、もったいないですよね。



現代では、

若い人だけではなく、

年齢に関係なく、

言葉や態度に疑問を抱いてしまうことが良くあるそうです。



でもこれって、オーバーなお話?

「ちょっと言いすぎじゃないですか〜?」

(^^;)



(ーー;)「言いすぎでは、ありません!」

そう言われる理由は・・・?

そう言いきるその人物とは・・・?



●相手に失礼のない礼儀や振る舞いを学ぶ


冒頭でもご紹介しました先生に

講演のお願いをしてきました。



見た目は、かなり背の高い、キレイな女性です。



この先生は、たくさんの本を書かれています。

礼儀などの本だけではなく、

相手にものごとをしっかりと伝える事が得意です。

プレゼンテーションなどは、得意中の得意です。



山崎先生が言うには、

社内や社外関係なく、

相手が自分のことを理解して、はじめて行動してくれる。

その行動によって、業務がとても効率よく回る。

(^_^)



ビジネスとは、業務が効率よく回ってこそ、

意味がある。

(そりゃ〜そうですね)



業務を遂行する上で、

「弊害になることを予め、排除しておく事は

当然であり、必要なこと!」

ごもっともです。

(>_<)



今後、気をつけます。

(わたし自身に言われている気がしました。反省〜)



●「親しき仲にも、礼儀あり」


当然ながら

まだ親しくない人には、礼儀があって当然です。



礼儀とは、


1.言葉づかい

2.態度

3.視線

4.表情

5.声のトーン

6.声の大きさ

7.声の質


だそうです。



これらのことを理解しながら話すなんてむずかしいなぁ〜

(ーへー)



頑張って、上手くできるなんて訳ないよなぁ〜。

(そう思うのは、私だけかな?)(?_?)



わたしも現状、できていることと

できていないことがあります。



パーフェクトな方は極稀だそうです。

(^_^)



思いがけないところで損をするより、

気になる方は、誰かに学びましょう!



そう!この山崎先生に、

「知らないと損をするビジネスマナー」の極意を

9月にやってもらいますので、ご期待くださいね。

(^0^)




○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



今回のテーマ「大増税はビジネスチャンス!?」後編



■相続税の大増税が始まる!?


もう一つ、大きな税収アップになると言われているのが、

「相続税」の増税です。



これについては、現在閣議決定されてはいますが、

まだ国会を通ってはいません。



ただ、この増税は間違いなく行われると思います。



今、日本の借金が莫大に膨れ上がっていることは、

よく知られていることですが、債務超過に陥っても

日本が破たんしないでいられるのは、家計の金融資産だけで

1000兆円以上と言われるほどあるためです。



国としては、消費税を上げるよりも、国民が保有する

金融資産から吸い上げる相続税を上げた方が、

税収は上がるということでしょう。



では相続税はどのように上げられるのでしょうか。



大きなポイントは、基礎控除額の引き下げです。

現行と改訂案の基礎控除額の比較は以下の通りになります。



・現行  5000万円+1000万円×相続人数

・改訂案 3000万円+ 600万円×相続人数



つまり配偶者を含む3人の相続人があった場合、

8000万円までは非課税だったものが、改訂案では

4800万円にまで下がります。



これは地価の高い東京などの都市部においては、

多くのケースが対象になってくるということになります。



例えば都内の戸建ストックは150万戸ありますが、

このうち敷地面積が200平方メートル以上という世帯が

26万戸あります。



つまり、自宅の土地評価だけでも3000万円くらいになる世帯が、

26万戸程度あるということです。



この結果、上記のように、今まで課税対象でなかった

8000万円以下の相続のケースが、課税対象になるわけですから、

課税対象者がかなり増えるということです。



その数は、死亡者の4%(年間約4万人)から、

6%程度(同約7万人)にまで拡大するという

試算がされています。



ただこれは全国レベルの話で、実際にはそれ以上、

課税対象者が増える可能性が高いようです。



東京では10%程度が対象になってくるという説もあります。



また死亡保険金も、500万円×法定相続人が

非課税になる点は変わりありませんが、

これは同居が条件になりました。



これも非課税枠が減ることにつながっていきます。



更に基礎控除後の決定相続分相当額が2億円以上の場合、

税率も上がる予定です。2〜3億円の相続の場合、

現行の40%から45%へ上昇します。



額が大きいですから、数百万円単位で上がって来るわけです。



例えば3億円を子供1人だけが相続する場合、

現行7900万円のところ、改正後は9180万円となります。

(相続税は、税率をかけた後にも税額控除額が

引かれるなど、算出方法は複雑です)



■アパート建築や孫にも贈与で若年層へ資産シフト


相続税が上がると、税金対策として挙げられるのが、

アパートの建築と生前贈与です。



アパートを建築すれば土地評価額が下がり、

借入があればその分資産が圧縮されます。



固定資産税も最大6分の1に減額できます。



つまり土地のオーナーへ向けて、アパートを

積極的に建ててもらうように営業するには、

相続税増税はチャンスとなります。



もう一つ今回の税制改正で、ポイントになってくるのは、

生前贈与を促しやすいチャンスが訪れるということです。



つまり、お金持ちのシニア層から子や孫への

資産移転が促進されるのです。



今、家計金融資産の64%を、60歳以上の熟年層が

持っていると言われています。



その世帯から子や孫へ資産移転は、

住宅市場を活性化させるはずです。



贈与税に関しては、相続税とは対照的に、

税率や贈与の対象が緩和されます。



例えば贈与価額が800万円であった場合、

基礎控除110万円を引いて、

690万円が課税対象になります。



現行では課税対象額600万円以上は40%が課税されるため、

151万円の税額となりますが、改正後は直系尊属が贈与を受ける場合は、

30%に引き下げられ、税額117万円に減額されます。



更に相続時精算課税制度においては、

従来は親から子に限定されていた措置が、

20歳以上の孫まで拡大され、贈与者は

65歳以上から60歳以上に緩和されます。



また今年から枠が縮小はしたものの、

住宅資金贈与を受けた場合の非課税枠1000万円

という措置も残っています。



これについては今後不明ですが、いずれにしても、

現在進行しているはずの相続税改正が実現すれば、

資産移転による住宅建築を促進するには、

非常に良い条件が整ってくるということです。



野村総研によれば、金融資産5000万円以上の層は、

全国で367万世帯、全体の7.5%に相当するそうです。



税制改正が実現すれば、このアッパー層を

掘り起こすチャンスの到来です。



是非その準備として、対応策を考えておくべきでしょう。
	



(情報提供:住宅産業研究所)

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