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2009年04月27日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H21 4/27号)

今回のテーマ:住宅の長期利用へ向けて〜家歴書の整備 後編 09年04月27日

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 【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
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緊急事態です。

メールのサーバーが吹っ飛びそうです。
(^_^)



●お世話になります。ナックの日下部です。

先週の【号外メルマガ】でお送りした、戸建賃貸セミナー。

そして、マイホーム大学のリニューアル後、エンドユーザー
さんからの問い合わせ増加・・・。



今朝、会社でメールチェックしたら、合計で1000件以上
メールを受信することになりました。


ほとんど迷惑メールなのですが、マイホーム大学関連の
メールフォルダだけでも300件のメールが来ていました。
(^_^)


※戸建賃貸セミナーには、もうお申込いただけましたか?
http://www.nac-consul.com/kodate-chintai.html/(このページは現存しません)

※リニューアルしたマイホーム大学はご覧いただけましたか?
www.myhome-univ.jp



メールのサーバーが吹っ飛ぶ前に、手を打たないと
いけない状態になりそうなので、システム担当者に
相談することにしました。




●メールで資料請求が来たら、どうしてますか?


自社のホームページからでも、マイホーム大学からでも
資料請求がメールで入ったときに、どのように対応して
いますか?



これは、ある会社での実話です。


以前、A工務店(仮称)さんでは資料請求が入ると、
すぐに電話でアプローチしていたそうです。


しかし、ほとんどアポイントにつなげられず、その後の
追客すらできないお客様の割合がほとんどだったそうです。

最終的に契約まで考えると、ネットからの契約は0件。


社長も、お金をかけて資料請求を取ったとしても、
全く意味がない・・・、

”ネット戦略なんてダメだ!!”

と決め付けていました。




しかし、メールで対応するようにしたら、50%以上のお客様
から質問や相談がメールで帰ってくるようになったそうです。

もちろん、そのお客様はアポが取れて、その後契約になっている
そうなのです。



何を変えたのかと言うと、連絡の手段を電話からメールに
変えただけなのです。


それと、資料請求に対する返信用の原稿を作っておいて、
最初のメールは事務員さんがそれを送っているだけ。


その事務員さんが送ったメールに返信してきたお客様だけ、
営業マンが追客するようにしたそうです。

ちょこっと営業の流れを変えただけで、契約が取れるように
なったそうです。



その社長は、今では・・・

「ネットから家は売れる!」

と言っています。
人間って面白いものですね〜(^_^)



結果が出れば、それまでの意見をコロッと変えてしまう。
今まで苦労した分、ネット戦略にハマっています。



これって、A工務店さんだからできた・・・
と思いますか??


実は、その他にも多くの工務店さんが、ネットから家を売る
メール返信方法を学び、受注を増やしているのです。

例えば・・・
http://www.nac-consul.com/mukuya.html(このページは現存しません)



次々に、A工務店さんと同じ結果が出ているそうです。
(^_^)


このセミナーは有料ですが、それだけの価値があります。

なんせ、メール返信に使う「返信文の雛形」までもらえるのです。
A工務店さんの事務員さんも、これをそのまま送っているだけ
なんですよ〜(^_^)


だから、誰にでもできる手法なのです!
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

あまり開催していないセミナーなので、次は6月になるそうです。
その次は9月なんですよね・・・。


6月といえば、マイホーム大学の掲載企業には、
「日下部プロデュースの資料請求ツール」を発売します。

しかも、激安価格で!!
(^_^)




なので、このセミナーは受けておいてもらいたいんです!

そうすれば、マイホーム大学でお客様からの資料請求が
取れて、メール返信文も手に入れられて、送る資料も
バッチリ用意できると思うので!

まさに、完璧ですv(^_^)v



セミナーの参加費用は、通常5万円(税別)なのですが・・・
工務店MBAのメルマガ読者は、2万円(税別)でOKです。


これからは、ネットから家が売れるようにしないと〜と
思っている方は、今すぐお申込を!

http://www.nac-consul.com/mukuya.html(このページは現存しません)




○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



テーマ「住宅の長期利用へ向けて〜家歴書の整備」後編



それなりの手間とコストをかけて、住宅履歴を家歴書
という形で作成・管理するなら、それを営業に役立て
ない手はありません。

実際に住宅履歴情報を営業に活かしている事例を
見ていきましょう。



・家歴書活用でリフォーム営業を効率化


A社は、年間20棟前後の注文住宅とリフォームを手がける
地域密着型の工務店です。

新築:リフォームの売上比率は、以前は7:3でしたが、
ここ数年は5:5に近づいており、軸足をリフォームに
シフトしてきています。


A社では「住まいのカルテ」という形で、20年以上に
わたって住宅の履歴情報を残し、リフォーム事業に
活かしています。

確認申請時に必要な図面や構造書だけでなく、
新築・リフォーム時に使用した設備・部材のメーカー、
品番、色などの細かい情報もデータ化し、社員全員で
共有しているため、「お客様にとって、いつ、どんな
補修提案が有効か」をすぐに導き出せます。

以前、OB宅が台風の被害にあったときに、お客様の家の瓦と
同じ品番・色のものをすぐに持っていくことができ、
大変喜ばれたことがあったと言います。

また、いつ頃どんなリフォームが発生するかの予想が
できるので、年間の売上予測を立てやすく、営業を
かけるタイミングも図れるというメリットもあります。


住宅の履歴情報はリフォーム需要の宝庫であると言えます。

A社では、会費無料のメンテナンスサービスで
新築・リフォームのOB客を囲い込み、小規模な修繕は
無料で行い、住宅の無料診断も行っています。

こうしてOB客との接点を増やすことで、履歴情報を
より充実させています。



・電子家歴書を標準採用


B社も設計図書、使用材料、点検・改築記録などの家歴を
完全に保管し、アフター、リフォーム部門との連携を
図ってきたビルダーです。

今年2月からは、国交省の長期優良住宅モデル事業の
採択を受けた、住宅履歴の電子管理システム「SMILE ASP」
の運用を、全国で初めて開始しました。

これは、B社とオーナーがインターネット上で
データを共有するシステムです。


設計・施工の段階でB社がデータをアップし、
引き渡し時にオーナーにIDとパスワードを発行します。

定期点検やリフォームを行うごとに、B社の担当者が
データを追加し、他社でリフォームなどを行った場合
には、オーナー自身がインターネットにアクセスして
家歴情報を整えます。


オーナーは自由にアクセスできるので、季節ごとに
写真をアップしてアルバムとして使うこともでき、
画面上で電気、ガスの使用量なども確認できます。

B社では、このシステムを4月から新築住宅に標準採用
としました。

初期費用として、登録料金と5年分のシステム使用料の
合計39,900円を住宅購入費に含めますが、それだけ自社の
住宅に自信があり、お客様に長く住んでいただきたい
というアピールにもなります。


今後、OB客に対しては定期点検時に案内を行い、他社物件
についてもリフォーム時に加入を勧め、家歴書の普及を
図るということです。


もしオーナーが将来的に家を手放すことになったときには、
家歴書の有無で資産価値が大きく変わってきます。

長期優良住宅の普及を見据えたシステム導入と言えます。


家歴書の整備は住宅の長期利用を想定しており、
お客様との長期的な関係づくりの手段であると言えます。

リフォームや建替えといった、二次的な受注につなげる
ためにも、一度、自社の住宅履歴の管理体制を見直して
みてはいかがでしょうか。



(情報提供:株式会社 住宅産業研究所)

2009年04月20日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H21 4/20号)

今回のテーマ:住宅の長期利用へ向けて〜家歴書の整備 前編 09年04月20日

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 【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
/www.home-builder.jp/
TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
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今週は、ご案内したい事が2つあります。
でも、今日は全部公開できないのです。

そのために、【予告】をさせていただきます。




●お世話になります。ナックの日下部です。


今日は2つの【予告】をします。
今日、2つお話できないのには、理由があるからです。



皆様にとって、「損のない提案と報告」ですので、
しっかりとチェックしておいて下さい。



【予告1】

22日に一部の人にしかご案内しない、セミナーのご案内を
号外メールでお送りします。

恐らく、22日のお昼の12時ごろの予定です。


今回のセミナーは、全国で4回しか行なう予定がありません。

今回限りになる可能性がありますので、
手帳に22日の12時に号外メールと赤ペンで
書いておいて、必ずチェックして下さい。

(^_^)v



【予告2】

この4月から、工務店MBA読者とマイホーム大学の
登録企業には、新しい特典が付くことになりました。


ナックが全国で開催している、受注を増やすためのセミナーは
ご存知ですよね?

http://www.nac-consul.com/gaplpo/(このページは現存しません)


有料のセミナーなどもあるのですが、工務店MBAのメルマガ読者
の皆様には無料でご案内させて頂きます。

3,000円とか5,000円などのセミナーが、ネットから申込むと
無料に〜という事になりました!!
(^_^)


セミナーの内容もバージョンアップしていきますが、
ネットからなら無料です。




30,000円以上するような、純粋な研修会(勉強会)は安くなるか
どうか・・・交渉中です(>_<)


では!

22日の号外をお楽しみに!!
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
v(^O^)v



○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



テーマ「住宅の長期利用へ向けて〜家歴書の整備」前編



200年住宅ビジョンとして一昨年から検討が開始されていた
長期優良住宅促進法が、今年6月から施行されます。

長期優良住宅の基本的な考えかたは、作っては壊す
「フロー型社会」から、いいものを作って手入れを
しながら長く使う「ストック型社会」への転換です。


長期優良住宅の認定を受けるには、耐久性、耐震性、
省エネ性といった住宅そのものの性能の高さに加えて、
長期にわたって住宅履歴を管理し、修繕・改装に
的確に対応できるような「家歴書」の作成・整備も重要です。

家歴書は住宅の性能・品質を第三者が評価するのに
必要な情報を集約するものです。

例えるなら、食品の原料・原産地・製造者などを
開示する品質表示。

「家の履歴書」とも言い換えられます。


設計図やリフォーム歴は通常、新築・リフォーム時に書類で
施主に渡されますが、長年住んでいる間に紛失するケースが
少なくありません。

そのため何か不具合があったとき・改修したいときになって、
「壊してみないとわからない」「業者に聞いてみないとわからない」
といった問題が出てくることもあります。

そのような場合を想定し、供給者側でも住宅履歴を保管・管理
しておくべきであるというのが、家歴書の考え方です。



では、家歴書に必要な住宅履歴とはどのような内容でしょう。


まず、構造詳細図や壁量計算書、構造材料一覧など、
建物の構造に関する確認申請関連の書類は必須です。

現在、延床面積500平方メートル以下で且つ2階建て
以下の木造住宅については、例外的に審査は省略され、
構造についての資料は提出しなくても良いことと
なっています。


(4号特例)が、4号特例は近い将来、早ければ今年中にも
廃止される見込みです。

4号特例の廃止に対応する意味でも、確認申請に必要な
各設計図書を作成・保管する準備を整えておいたほうが
良いでしょう。


その他、家歴書に必要な書類を時系列順に列挙すると、

・調査関係書類(地盤調査報告書など)
・設計図書
・契約関係図書
・性能保証・性能表示関係書類
・工事記録写真
・業者一覧表
・引渡し書類(引渡し書、住宅の取り扱い説明書、各種保証書、鍵・備品リストなど)
・維持保全改修記録(リフォーム工事図書、光熱費記録データ、長期修繕計画書など)

などが挙げられます。


必要に応じてこういった書類を作成・保管されていることと
思いますが、設計、施工、管理など、それぞれを作成・使用
した人のところに散在しがちではないでしょうか。

また、管理が不十分であれば、お客様にお渡しした後に
原本を消去・廃棄してしまうことも考えられます。

これらの情報をまとめて長期的に一元管理し、
必要に応じて更新していくことが重要です。


これらの住宅履歴を分類し、必要に応じて取り出しやすく
するためには、サイズを統一してファイリングすること、
更には紙での保管よりもデータでの保管が効率的です。

お客様に渡す際にも、印刷して1冊にまとめたファイルと
CD-Rの形でお渡しできるのが良いでしょう。

住宅履歴のデータを整え、すでに営業に活かしている
ビルダーもあります。

次回、後編ではその事例をご紹介します。



(情報提供:株式会社 住宅産業研究所)

2009年04月13日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H21 4/13号)

今回のテーマ:販売開始目前! エネファーム 後編    09年04月13日

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 【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
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TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
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私は今、
「ネットから家を売るセールスステップ」を
作ろうとしています。


●お世話になります。ナックの日下部です。

住宅会社を紹介するポータルサイトは、たくさんありますが
掲載された企業に家を売るためのコンサルティングができるのは、
私たちだけでしょう〜(^_^)/


お客様から問合わせが入るだけのポータルサイトではなく、
問合わせが入った後も、売り方を教えてくれるポータルサイトの
運営会社の方が、皆様にとって価値があのではないでしょうか?!



ひょっとしたら、ライバル会社もこのメルマガを読んでいるかも
しれないので、詳細は言えませんが・・・


「マイホーム大学に登録したら、家が売れちゃった!」


という究極のセールスステップを作ろうと思います。



そのために、

・ガッツリお金をかけて、マイホーム大学をリニューアルする(来週には完成予定)
・皆さんに資料請求ツールという武器を持ってもらう(2ヶ月くらいで完成予定)
・普通に資料を送っただけでは契約にはならないので、売れる仕組みを作る


という事を考えています。
最後の「売れる仕組みを作る」というのがポイントです!


マイホーム大学に登録してくれていて、その中でも
資料請求ツールパックを購入してくれる住宅会社さんには、
「売れる仕組み」まで提供して行こうと思います。





●そのために先日アンケートへのご協力をお願いしたのですが・・・


ありがとうございます。

先日、アンケートにご協力頂いた皆様、
ご協力ありがとうございました。


アンケートの結果、日下部プロデュースの資料請求ツール
にニーズがあることがわかりました。

アンケートにご協力頂いた数百名の中で、「いらない」と
された人は、たった6名しかいませんでした。


その他の数百名は何らかの「買いたい」という項目に、
しっかりとチェックしていただけました。
(^_^)



ということで、皆様のために資料請求ツールをこれから
企画して作っていきますね!


そして、アンケートにご協力頂いた皆様には、特典も
無料で差し上げます。

この特典は、弊社の中でライティングスキル(書くスキル)
ナンバー1の実力を持つ、土屋君に作成してもらう・・・
「資料請求を送り、自動的にお客様から返事が来るような送付状」
を無料でプレゼントします。




●しかし・・・、残念なことに・・・


この資料請求ツールや「売る仕組み」などは、マイホーム大学に
掲載されている住宅会社さんにしか、ご提供できません。

また、資料請求ツールの印刷したものを、50部とか100部とか
小ロットで購入できるようにして、色々なコンテンツを盛り込んで

29.8万円
^^^^^^^^^
で販売しようとしたのですが、それはやめました。


セットの内容を見直して、
もっと安いパッケージにしようと思っています。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^


もし、この不景気でどうしていいかわからない方や、
もっと経費をかけずに経営を安定させたい方の中で、

まずはお金を掛けずに売れる仕組みを試してみたい!

という方は、マイホーム大学に登録して下さい。

http://r.myhome-univ.jp/index3.html (このページは現存しません)



●がんばろう!!工務店の【秘密】


先日のアンケートの結果で、40%くらいの人が私の書いた
「がんばろう!!工務店」をお読みいただけているようでした。

ありがとうございます。
(^_^)

購読率40%ってありえないほど高いと思います。
(一部のアンケート結果からですけど・・・)


しかし、残りの60%の人は、なぜ「がんばろう!!工務店」を
読んでいただけていないのか・・・?


それを考えたとき、

・日下部を知らない
・ナックを知らない
・この本を買うメリットを知らない


と思ったんですよね。。。


なので、
「がんばろう!!工務店の秘密」というと
大げさかもしれませんが、多くの方が知らない
秘密を公開します。


実はこの本には、1枚の用紙が挟まっていて、
「最強の営業ツールセット」というツールが無料で入手
できるURLが書かれているのです。



しかも、そのツールはワード・パワーポイントなどの
データになっているので、自社の社名に変えて
活用していただけます。



さらに、さらに・・・・
その営業ツールをどう使うのか??
と困らないように、解説書(PDF)もつけています。
(^_^)/


実はこのツールは、以前ナックで30万円くらいで販売していた
営業ツールなんです。その中から厳選した一部のツールを
購入者特典として無料で差し上げているのです。


自分で言うのもなんですが・・・(T_T)
これを知らずに1500円の本を購入されないのは、
大損かもしれません。


もし、まだ「がんばろう!!工務店」を購入されていないなら、
是非ご検討下さいね!

がんばろう!!工務店




○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



テーマ「販売開始目前! エネファーム」後編



3.給湯システムとして〜エコキュートとの比較


エネファームの重要性は、「発電のついでに、本来無駄になるはず
の熱を利用して、キッチンやお風呂、床暖房のためのお湯を作る」
という、高効率給湯器として発揮されます。

システムを販売するガス会社でも、普及が進むオール電化への
対抗策として期待をしているようです。

ここでは、オール電化の要である給湯システム「エコキュート」
との比較をしていくことにします。



◆エネファームとエコキュート

                      エネファーム    エコキュート
・タンク容量          200リットル     300〜370リットル
・湯温                60度            65〜90度
・本体価格            320〜346.5万円  70〜80万円
・国からの補助金上限  140万円(予定) 4.2万円
・耐用年数            約10年          10〜15年

まず、エコキュートでお湯を沸かすには電気が必要です。

しかしエネファームは、排熱を利用して作ったお湯だけを
使う分には、余分なエネルギーを一切使いません。

タンクの容量と湯温は200リットル・60度ですので、これを
40度で使えば360リットル分の給湯能力となり、家庭で使う
お湯の7〜9割を賄えると言われています。

タンクが空になった場合には、バックアップ用の熱源機が
稼働するため、お湯が使えなくなるという心配はありません
(ただし、発電用とは別途に燃料を消費します)。


一方エコキュートは、容量・湯温ともにエネファームを
上回っていますが、タンクが空になってしまうと、
お湯が使えなくなるという難点があります。

ただし、運転モードの設定により、自動的に沸き増しして
湯切れを防ぐことができるので、お湯が使えなくなる
といった事態は、滅多に発生しないようです。


本体価格については、240〜280万円程度の差があります。

補助金を使用しても、エネファームは約180〜200万円、
エコキュートは約66〜76万円となり、エコキュートの方が
100〜140万円ほど安く購入できます。

前回、エネファームの導入で年間光熱費が5〜6万円安くなる
と述べましたが、約10年とされる耐用期間では50〜60万円。

つまり初期投資額(補助金を使った場合の本体価格・180〜200万円)
の1/4〜1/3程度しか回収できません。


かたやオール電化の場合は、年間光熱費を7〜8万円削減
できると言われており、耐用年数内で初期投資以上の
メリットが生まれます。

経済性を重視した場合、オール電化の方が大きくリード
しているというのが現状です。



4.20年後は累計250万台が目標


これまで見てきたように、エネファームには、太陽光発電と
比べても、オール電化と比べても、お客様にとって「お得」
と断言できる要素が乏しいと言わざるを得ません。

今のままの価格と機能では、「経済的な負担が増えても、
温暖化防止に貢献したい」という、よほど意識の高い
お客様しか興味を示さないでしょう。

一般のお客様に対しては、建売住宅に組み込んでシステムの
割高感を緩和したり、太陽光発電とのダブル発電を大幅に
値引くキャンペーンを行うなどしなければ、購入意欲向上
には結び付きません。


エネファームの販売会社6社では、2009度4000〜5000台の
販売を目標としていますが、これを1年間の戸建住宅
(建売含む)着工数で割ると、1%前後の比率となります。


当面は、システムの販売会社による分譲団地への集中的な設置や、
大手メーカーによる前述のようなキャンペーンが先行し、
中小工務店の注文住宅で設置するケースはかなり少ないと
予想されます。


現状の対応策としては、エネファームを希望されるお客様に、
メリット・デメリットを理解していただくための説明力を
つけておけば十分でしょう。

しかし、エコキュートがこの数年で低価格・省スペース・高機能化
を図ってきたように、エネファーム陣営も、普及拡大に向けた改良
を急いでいます。

中・長期的には、2015年までに累計75万台、2030年までに
250万台の普及が目標とのこと。

単純に20年で割っても、1年平均12.5万台。

実際には年を追うごとに段階的に増えていくので、
20年後の採用率はかなり高くなります。

順調に目標が達成された場合、発電・給湯システムの検討候補に
当たり前に上がってくる状態になるということです。


現状では、エネファームには販促効果の期待が
できないかもしれません。

しかし、お客様にお勧めできる機能と経済性を実現した時には、
自社商品の付加価値として他社に先んじて採用できるよう、
システムの開発状況や価格の動向にアンテナを張っておく
必要があります。


(情報提供:株式会社 住宅産業研究所)

2009年04月06日

【工務店MBA】建築業界の最新ニュース(H21 4/06号)

今回のテーマ:販売開始目前! エネファーム 前編    09年04月06日

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 【工務店MBA】建築業界の最新ニュース
発行:株式会社ナック
工務店MBA事務局
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TEL:03-3343-3000
日下部 興靖
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●お世話になります。ナックの日下部です。


今日は、工務店にとっても大切な話、
「商品」について2つのお話しをします。



1.商品について
^^^^^^^^^^^^^^^^
「理念を売れ!」とか、
「人を売れ!(人を前面に出せの意)」とか、

モノではなく、人から発する考えやビジョンを
売る時代になったと言われています。

しかし、今日はあえて商品(モノ)について
考えて行きます。


工務店が売っている商品(モノ)は、大きく分けて

・住宅
・リフォーム

ですよね?!


どちらの商品も、”普通”の住宅やリフォームでは
売れなくなってきています。しかも、ローコスト住宅
ですら、”普通”になっています。


どんな家が売れているのか、これから売れるのかと
考えてみると、

住宅+新しいコンセプト

という事になるのでしょうか?


例えば、

・愛犬に優しい住宅やリフォーム(犬+住宅)
・介護しやすい住宅やリフォーム(介護+住宅)
・エコロジーな住宅やリフォーム(エコ+住宅)
・収益のある住宅やリフォーム(戸建賃貸など)
などなど・・・


商品性を絞り込み、よりニッチな市場を狙うことで
ターゲットが明確になり、ライバルが激減します。

住宅やリフォーム+α

の「+α」の部分で専門知識を見につければ、
犬・介護・エコ・収益(投資)などに興味のある
お客様を囲い込めるばかりか、商談していく
上でも、契約率が高くなります。


まだ、地域のライバルが手をつけていない、
「+α」を見つけて、小さなチャレンジから
はじめてみてはいかがでしょう?


2.フロントエンド商品・バックエンド商品
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

・フロントエンド商品
・バックエンド商品

という言葉を聞いた事がありますか?


例えば、健康食品や化粧品などで、お試し価格や
サンプルを配り、顧客リストを作ったりするための
商品がフロントエンド商品です。

その後に、しっかり利益の取れる商品が用意されている
のですが、それがバックエンド商品です。


住宅業界では、

・住宅=フロントエンド商品
・リフォーム=バックエンド商品

という感じですが、
住宅はフロントエンド商品にするには、
価格が高すぎますよね・・・。


そのため、多くの会社では小冊子・セミナーなど、
お客様にとって有益な情報をフロントエンド商品にして
見込客を集め、そのバックエンドで住宅を売る仕掛けが
当たり前になってきました。

そして、リピート商品というか、クロスセールス商品として、
リフォームの受注を狙う・・・。


フロントエンド商品を、無料にするか有料にするかは、
どんなリストが作りたいのかによります。

無料にすれば、興味のある人がたくさん集まります。
有料にすれば、買わない冷やかし客を排除できます。


チラシやネットでの仕掛けで、無料のプレゼントで見込客を
リスト化して、そのリストのお客様に有料のセミナーなどを
紹介していく・・・

そうすると、どんな商品でも売りやすくなりますね!!



数十人の従業員で数百億円も売上ている、某健康食品の
通販会社や、ネット業界で個人でもかなりの収益を
上げている人は、こんな手法を使っています。

住宅業界でも、既に使っている人がいます。


だから、皆さんも、もう一度考えてみてはいかがでしょう?

・あなたの会社の住宅商品をどうするか?
・フロントエンド商品と、バックエンド商品をどうするか?
・見込客集めから、契約までの流れをどうするか?


この組み立てができれば・・・
不景気でも住宅が売れますからね・・・(^_^)



※ご協力いただいたアンケート結果により、
資料請求ツールを作成し、有料にはなりますが
皆様へ御提供してみようということになりました。

私がプロデュースする以上は、きっちりとしたセールスステップ
も用意して、アポが取れる流れも提供したいと思います。

制作には時間がかかるようなのですが、期待してください!


完成したら、このメルマガでご報告しますね。
(^_^)/


○●○●○●○●○ 工務店MBA 業界ニュース ●○●○●○●○●



テーマ「販売開始目前! エネファーム」前編



1.エネルギーを無駄なく使ってCO2も削減


住宅業界全体のエコ意識が高まり、エコ配慮住宅への
補助金も、住宅建築やリフォームを考えている
お客様の関心を集めています。

そんな中、いよいよ5月から、
家庭用燃料電池コージェネレーションシステム
「エネファーム」が発売されます。

今回は、システムの仕組みや、メリット・デメリットなど、
エネファームに関する基本情報をお届けします。



まずは、エネファームの仕組みを説明しましょう。


簡単に言えば、発電と同時にお湯が沸く、
一石二鳥のシステムです。

エネファームは、ガス等の燃料から取り出した水素と、
空気中の酸素を化学反応させることで、電気を作り出します。

そして、このときに発生する熱(排熱)を有効利用して、
お湯を沸かすのです。

沸かしたお湯は、200リットルのタンクに
60度の湯温で貯められます。

一度にたくさんのお湯を使い、タンクが空に
なってしまった場合は、足りない分のお湯を作る
バックアップ用のガス給湯器も装備されています。


◆エネファームの構成

・燃料改質装置  燃料を、水素を主成分としたガスに改質

・セルスタック  取り出した水素と空気中の酸素から直流電気を作り出す

・インバーター  家庭で電気を使用できるように、直流を交流に変換

・熱回収装置    発電で生じた排熱を回収して、水を温める

・貯湯槽        温めたお湯を貯めておくタンク(60度で200リットル)

・バックアップ熱源機	お湯がなくなった時に稼働する補助的な給湯装置


エネファームが注目されるのは、
そのエネルギー利用効率の高さ。

通常、1次エネルギー(石炭など)を火力発電所で電気に変え、
長い送電線を通して家庭で電気を使うまでには、
63%ものエネルギーが無駄に失われてしまいます。

しかし、エネファームの場合、家庭まで100%の状態で送られる
ガスを使ってオンサイト発電(電気を使う場所で発電すること)
し、排熱を有効利用することで、エネルギーロスを20%程度に
抑えることができるのです。

今までのシステム(火力発電所+従来給湯器)と比較した場合、
1次エネルギーの消費量は33%、CO2排出量は45%削減でき、
気になる光熱費については、年間で5〜6万円ほど安くなる
ものと試算されています。


エネファームを発売する大手ガス会社などのホームページ等では、
システムの仕組みやメリットがもっと詳しく解説されています。

自宅に最新設備をつけようと思うような意識の高いお客様は、
事前にかなり勉強しているものです。

お客様の口から「エネファーム」の言葉が出たとき、
恥ずかしい思いをしないよう、情報を集めておきましょう。




2.発電装置として〜太陽光発電との比較


次に、発電装置としてのエネファームの性能を見ていきましょう。

ここでは、比較対象として太陽光発電を取り上げます。


◆エネファームと太陽光発電

                     エネファーム(1kW)    太陽光発電(3.3 kW)
・余剰電力の売電     ×                      ○
・燃料費             ガス代                  無料
・本体価格           320〜346.5万円          200万円台前半
・国からの補助金     上限140万円(予定)     約23万円
・耐用年数           約10年                  20〜30年※

※太陽光発電のパネルの寿命は半永久的、他の部品は10〜30年程度



まずは、どれだけの電力を賄えるかについて。


今のところ、エネファームの発電量は1kWまでに設定されています。

また、貯湯タンクがいっぱいになると、発電も停止してしまいます。

これは、家庭で使いきれる湯量に見合う発電量に抑えているためです。

この点は、発電と給湯が一体であることの弊害と言えます。


この発電量で賄えるのは、家庭で使う電力の4〜6割程度。

従って、足りない分は電力会社から電気を買わなければいけません。

これに対し、太陽光発電の一般的な設置容量は3.3kWで、
10割近い電力を賄える計算です。

また余った電気を電力会社に売れるという点も、
太陽光発電の大きなポイントと言えます。



続いて発電にかかる燃料費。


エネファームでは水素を取り出す元となるガスが必要ですが、
太陽光発電は天の恵みを利用するわけですから、燃料費は無料です。

本体価格の差も、上の比較に示したように歴然としています。

予想される補助金額を差し引いても、同程度の金額で3倍以上の
発電量を誇る太陽光発電にアドバンテージがあります。

耐用年数も、今のところは太陽光発電の方が先行しているようです。

ただ、太陽光発電には夜間や積雪時には発電できない
という大きなデメリットがあります。

その点、エネファームは設置条件によって性能が
左右されることはありません。

このため、一部の住宅メーカーやガス会社では、
太陽光発電とエネファームを併用して、それぞれの
欠点を補い、売電効果を高めるダブル発電の提案も
行っています。


(情報提供:株式会社 住宅産業研究所)

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