2014年12月16日

島根県 キュービックホーム(久文建設株式会社) 久文様

実践者の声

「島根県で“微笑みあふれる家づくり”をモットーに、営業マン無しで売上10億達成!女性社員に優しい会社として成長」

企業名 キュービックホーム(久文建設株式会社) ホームページ http://www.qbic.jp/


久文建設ってどんな会社ですか?

久文建設ってどんな会社ですか? わが社の基本理念(憲法)は、「微笑みあふれる家づくり」です。微笑みあふれるっていうのは、自分たちがニコニコ、あるいはお客さんがニコニコしているという単純な話ではなく、誰もが幸せになるニコニコを目指しているという意味です。

先ずはお客さんの笑顔(幸せ)を考える、次にそのお客さんの笑顔を受けて家づくりに携わる協力会社を含む皆がニコニコできる(幸せになれる)という流れ。要約すると、当社の家づくりに関わる皆さんが微笑みあふれることで、わが社が必要とされる会社となり、永遠に存続することになるという考えです。

■創業:昭和38年10月
■売上:10億円
■社員:35名
■商圏:島根県出雲市を中心に県内一円


久文建設は、以前はどのような会社でしたか?

kyubun03.jpg 起こりは私の父親が個人事業として創業した会社です。その時が昭和38年でした。私の誕生した年でもあります。当初は公共工事を請け負う土木工事業者として、スタートしました。順調に業務をこなして行ったと思います。そして平成10年にピークをむかえました。

そこから年々、下降線をたどる状況に陥ってしまいました。公共工事の減少ということです。対策を打つために、いろいろと手がけたりして、戸建住宅分野への参入を決心しました。その時が平成16年の時でした。きっかけはナックとの出会いでした。

現在、住宅建築をはじめてちょうど10年目ということになります。お陰さまで公共工事でピークだった平成10年の時よりも、現在の方が大きく展開させていただいています。


働いておられる社員さんは何名ですか?

kyubun10.jpg まず、通常の会社とは違って、わが社の考え方に従った社員配置をしております。通常の工務店とは、いわゆる経営効率を第一に考えると思います。必要最小限で最大の効率を上げようと頑張る訳です。

例えば3人で30棟の数をこなすとか、5人で50棟やっていくという事ですね。私の考えでは、お客様を特に大切に考え、また会社が長らく続いていく事を考え、ある程度の人数を配置しておくのが重要と捉えています。

究極は内製化を進めていくという考えです。何らかのトラブルが起きた際でも、即対応することのメリットを重要視しています。どんな状況下にあっても、複数のお客様を滞りなく対応するという事は、一方では粛々と接客応対をして行かなくてはならない、あるいはまた一方では集客活動(お客様創造)をしなくてはならない等、これらを常に同時進行しなくてはならないと考えた場合に、私はある程度の必要人数を随時配置するべきと考えているのです。そのような理由から現在は35名体制で運営をしております。

kyubun14.jpg その中で特筆すべきは女性が14名居てくれます。構成は外構工事など行う工事部が10名、設計士が3名、現場監督が3名、そして経理・総務および接客部門で運営しています。

当社は営業専門という担当はいません。営業成績もわが社では存在しません。数字は幹部が作るものと考えています。そこに接客係が加わり、チームキュービック(皆が一丸)となって、お客様対応を行っている状況です。お子さんをお連れされるお客様は安心して、打ち合わせに集中できているのもわが社の特徴ですね。


社長の趣味は?

趣味は無いんです。「無い」というよりは、この仕事が天職なんだと思います。家族には寂しい想いをさせているかもしれませんね。休むのも正月ぐらいだと思います。元旦でも、脚は自然と向きますけどね。(笑)

久文建設の家づくりの特徴を教えてください。

kyubun06.jpg 強くて、長持ちで、健康的に暮らせる家がわが社の家です。強さと長持ちについては、全棟耐震等級3、全棟構造計算を行っています。

さらには、全棟台風強度2をクリアしています。快適(健康的)というのは、Q値は最低でも1.9を下回ります。つい先日、お引渡しを完了した物件について言えば、1.5となっています。

また、全棟工事完了時に機密測定を行っています。C値は0.9を下回らないと次の工程へ進めないという社内ルールを設けています。ちなみに、最近の平均値としては、0.7。最も高い数値としては、0.49を記録しています。品質管理には、かなり厳しく行っているのがお分かりになるかと思います。これらが総合して、強さ・長持ち・快適(健康的)につながる理由です。

更に、全棟24時間熱交換換気システムを採用しているので、ハイスペックな家づくりをやっています。なんでそこまでやるの?と聞かれれば、わが社は2020年基準の家づくりを現在行っているからなのです。法的に2020年に対応できていれば良いというのではなく、先駆けて基準値に見合った家づくりを行う事が将来にわたり、お客様の負担を減らし、至っては幸せづくりにつながると信じています。


ナックとの出会いの時を振り返ると?

どんな時代でも生き残る会社にするために、今から考えてやっていこうと努めています。急激な成長を望んではいません。去年よりも今年、今年よりも来年1棟ずつでも常に実績を積み重ねていくことを考えてやっていきます。

もうひとつ、女性社員にとても優しい会社をずっと続けて行けば、きっと生き残れると考え、心がけて頑張り続けます。

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久文社長、貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。
益々のご活躍を期待しております。
取材日:2014年11月21日


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